なんだかんだで
その記念企画というわけではないのですが
それなりに日本全国をウロツキ回って来た私、
実はあと泊まってないのが奈良県と愛媛県だけでありまして。
両県とも行った事はあるのですが、旅程上不思議と泊まる機会のない県なのです。
ここはひとつ青春18きっぷ様の御厄介になりまして
一挙にその両県を制覇して来たいと思います！
ところが今回、旅程はなんとニュージーランド周遊並みの9泊10日。
そして普通はまず東海道線に乗るべきところ、ここは中央線の高尾駅。
何が起こっているのかと言いますと、
せっかく遠くへ行くのだからと「ついで」をあれこれ足していった結果
異常に欲張りな計画になってしまいまして、
まずは山梨県富士吉田市でちょうど今日行われる
火祭りの見物からスタートなのですよ、エエ。
駅ソバまでこの始末とは、流行り過ぎですよねラー油。
いや、ラー油は良いとしてもコレ、
もしかしてソバに冷やし中華のタレか何か合わせてるの？
怖くて食べられないよぅ。
しかし今回は「昼頃出発すりゃいいや」って油断から
ちょっと寝坊しちゃいまして、
3時ぐらいから出ると言う ”富士山を模した御神輿” は拝むこと叶わず。
というか昼間は富士山がすごくキレイに見えていたっぽい予感で、
富士吉田駅に到着早々、とても残念な気持ちで一杯です。
それで富士吉田の火祭りと言うのは、要するにこんなのです。じゃーん。
実はこの火祭りは富士登山の ”山じまい” 記念日的行事でして、
今年8合目までしか行けなかったリベンジがしたければ
また来年ね、ってコトです。
富士吉田自体はとても涼しい街なのですが、
それでも今夜は松明の熱気で陽炎が立ってます。
思ったほど混んではいませんが群衆も火を避けて歩かねばならず、
もしこんな火祭りを夏休み中の都内でやったら地獄の光景になるでしょう。
松明は、大きい樹木型のと小さいキャンプファイアー型のとあります。
風が吹くとひときわ激しく燃え上がります。
それぞれ会社名が入っていたりもしますし、
もしかしたら個人でも出させてくれるのかも知れません。
恋人向けのプロポーズメッセージ花火を打ち上げるのは高いでしょうが、
代わりにここにメッセージ入り松明を1燈出すぐらいならお手頃かも？
富者の万燈より貧者の1燈、なんて言いますし。
時間が経つと薪がゴロリと燃え落ちて来て、さらに危険度アップです。
補修担当の人も巡回しています。
近づいてあの火でタバコでも点けてみようって考えは
あまりオススメできないかも知れません。
今更この状態で煙が迷惑だとか言う話にはならなさそうですが。
こいつはもう今にも崩れそう。
あの辺はすでに崩れちゃってます。
松明はまだ続いていますが、露店のないエリアは人が居ません。
前にも来ましたが、富士吉田の目抜き通りって
車が無いとこんなに広かったかな、とちょっと感動。
ガランとした広い交差点から月が良く見え、
樹海の涼風が吹きぬけて行きます。
火祭りで無くとも、月見会でも充分楽しめそうです。
なかなか珍しいかも知れない、ピザーラの現地購入。
しかし終電の時間が迫っています。まだ7時台ですが。
これから神奈川県内まで戻って、今夜中に沼津まで行っておきたいのです。
かなりアウトオブコントロールな状態になっています。
風が吹くと火の粉が飛ぶので、長袖あるいは
腕に布か包帯でも巻いていた方が安心かも知れません。
いやむしろ危険なのは化繊の浴衣なんか着ている人でしょうか。
背中に火の粉が付いたのにすぐ気付かないと
スティーブン・キングの人体自然発火映画ばりに
たちまち火ダルマになってしまう恐れがあります。
そういえば、駅で見かけたスペイン系っぽい少女2人（白人とメスチソ）の
浴衣姿が日本人以上にナイスでした。
漢字も少しだけ読めるみたいだったので、旅行者でなく地元在住者？
毎年決まって8月26日開催のようなので、
来年はぜひ足を運んで見て下さればと思います。
神奈川県民の間でさえマイナーであろう、相模線（橋本～茅ヶ崎）。
私も過去、確か1回ぐらいしか乗った事ありません。
何しろドアが、東北の電車ばりにボタン式ですからねぇ。
0時過ぎに沼津到着。ここではホテルには泊まりません。
とりあえず居酒屋で寿司でも補給して、同じビルのネカフェで時間潰して、
朝5時の始発電車で移動再開します。
今回ものっけからハードスケジュールを組んでしまった。
ネカフェというか、ここはネコフェとでも言える所のようです。
しかーし残念ながらネコちゃんお休みタイム。
まぁ夜中の2時ですからね。いやネコは夜行性のはずだけど。
すごい物が置いてありますが、
明日もまた予定盛りだくさんですので
ここは2時間半ばかりの仮眠を優先しなければなりません。
うーんやはりネカフェは寝づらいぜ。
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