2010年2月19日金曜日

[error:0175] √5=2.2360679(富士吉田編)

まとめて読みたい方はカレンダー(2010年2月19日)からドゾ^^



こちらは「花の都公園」。

暖かい季節ならチューリップやらヒマワリやらの広大な花畑が
橋の周りに広がっているはずですが、今はまるっきり雪の下です。

なぜそんな所に来たのかと言いますと、
朝9時から開いているという点と
超オフシーズンにつき入場無料という点からでありまして。


なお、背後の山は夏に登った事ありますが、あそこもなかなか爽快でした。

大平山といいます。登山ではありませんが、ハイキングとしては長くハードです。



唯一、温室だけは緑が一杯です。

温室にしてはあまり暖かくないのですが、
冷水にさえ湯気が立つような場所を今までウロついてただけに、
これでも充分に心身休まる場所と言えます。

ただホントーに誰ひとり居ないので、屋内だと全く何も音がしません。
長時間居るとさすがに少々むなしい気分にはなります。



温室を出て園内へ。

人ひとり入れる大きさの、ものすごいウロの開いた樹です。
これは枯れているのか生きているのか。
どちらかといえば”しあわせ”と言うより、むしろ不吉な樹に見えますが…



ここの名物らしい三連水車。今の時季は止められています。

これは春に向けて水車も休息中なのだと思えば、
そう寂しげにも見えずに済みます。

それに対してどうにもならないのが、
客が誰も居ないのにあかあかと開店している土産物屋の寂しさです。

本来なら私のような物好きこそ寄ってやるべきなんでしょうが、
さすがの私も悲しすぎて近づけませんでした。


何やら園内工事中の土建屋のオッサンに
係員と間違えられて水道の場所など訊かれたりするにつけ、
もしや俺は1週間ぶりぐらいの客だったりしねぇか、などと強い不安に陥ります。



穴のあいた、チクワのような溶岩が飾られています。
これは溶岩樹型と言って、富士山の溶岩が樹木を包み込んだ跡です。
溶岩は冷え固まり、中の樹は逆に燃えてしまうので、こんな物が残るのです。

ちなみに穴は富士山のほうに向けてありますが、
さっきから急に曇ってきて小雪が舞いはじめる始末なので、
今回は穴から覗いても何も見えませんでした。



この半地下室にたくさん飾られてるようですが、閉鎖中。
せめてここぐらいは開けておいて欲しかったなぁ。
そろそろ出るか…



別荘地然とした道路を、バス停に向け移動中です。

次は「富士山レーダードーム館」なる施設に行ってみます。



バスは自衛隊の富士駐屯地前を通ります。

さすが山梨県。県ではなく国の施設だという事もお構いなく、
どこもかしこも武田菱と風林火山です。

が、

自衛隊が”侵掠する事火の如し”では
色々と具合悪いんじゃないっスか?

”動かざる事山の如し”ってヤツの方も、
なんか「腰の重いお役所仕事」的に聞こえちゃうし。



こちらが富士山レーダードーム館。
最近まで富士山頂にあった実物の富士山レーダーが、余生を送ってます。

建物の大きさからすると、展示の量がもう少し欲しい所ですかな。

NHK「プロジェクトX」の富士山レーダー建設物語が
シアター放映されるんですが、言わば”借り物”であるはずのそれが
一番メインコンテンツになっちゃってますからね(内容は感動できます)



玄関には、富士山年賀状コンテストや写真コンテストの優秀作が張り出し中。
富士山がテーマじゃ皆似たようなモンになっちゃうんじゃないか、と思いきや
なかなか意表を突いた良作が揃ってました。


あと、富士吉田のゆるキャラ「吉田のうどんぶりちゃん」の塗り絵なども。

粘り強くコシが強い性格だそうです。

着ぐるみや携帯ストラップにもなってますが、
実は後ろから見ると全裸です。



入館するとその「吉田のうどんぶりちゃん」のシールがもらえます。

館内の気象クイズを全問正解すると、金の賞状も。 プリンター印刷のだけど。


もと地学屋としての血が騒ぐ!などと勇みつつクイズ挑戦を申し出たら、
なぜか係のお姉さんに不思議そうな顔をされました。
あれっ、もしかして”マックでハッピーセットを注文”しちゃった?

子供向けと侮れるほど簡単な問題ばかりでもなかったようでしたが…



屋上は入館料払わなくても行けますが、そこから富士吉田市街の眺め。
もっと薄く広い市域のように思ってましたが、こうして見ると案外栄えてます。

さっきの忍野村なんかは、ファナックという電機メーカー1社の税収だけで
予算が回るらしいのですが。 村民より社員の方が大事にされてそうな予感。



レーダードーム館のそばには道の駅、レストラン、
それに富士山の湧き水汲み場なども。

たぶん県外からの人達なんでしょうが水汲み場、盛況です。
あんたハイチの被災者救援にでも行くつもりか
と思われるほど大量にポリバケツ用意してきてる人も居ます。



駅周辺まで戻って来ました。


怒涛のポイント15倍セール。どう見ても1.5倍じゃありません。

ここまでくるともはやインフレと言うか、普段の客に悪いのでは。



富士吉田はうどんぶりちゃんだけではありません。
ゴミなし戦隊スリーアール!

<リサイクル・レッド>  「ごみの減量も大切だね」
混ざったごみは許さない!
「ここまでやるか」と仲間があきれるほど ごみの分別に命をかける3Rの隊長

<リユース・ブルー>  「ごみは分別して出そうね」
広告の裏面は必ずメモ帳に!
何でももう一度使えないか 常に試す勝利の戦士

<リデュース・イエロー>  「再利用も考えてね」
どうすれば家庭のごみが減り
出さないようになるか 24時間考え悩む愛の戦士



だそうです。

ブルーの労働量が他の2人に比べて低そうなのはまぁ置いとくとして、

3人とも専門とセリフが一致していないのですが、
どういう事でしょうか。


ちなみにこの指定ポリ袋ですが
中国語、韓国語、ポルトガル語の表記まで付いているのに
英語がありません。 そういう住民構成なんでしょうか。



どうせリニューアルするなら全部取り換えた方が良いのではないかと。



ご神体は富士山。
朝、天気が良かった時は、鳥居と道の真っ直ぐ向こうに
富士山の雄姿が見事でした。

きっと本当の富士登山は5合目の駐車場からではなく、ここからなんでしょうね。



大月から20km余りで990円も掛かる高額な富士急行線ですが、
その代わりこのような素敵な列車も走らせております。

できれば駅設備ももうちょっと改善して欲しいところですが、
考えてみれば列車のほうが滞在時間長いですからね。
.

0 件のコメント:

コメントを投稿