2011年5月30日月曜日

[error:0503] 本日のVOW物件。


駅へ向かう大通り。ふと脇の路地から語りかけてくる
Voice of Wonderland に呼び止められるようにして、



VOW物件を発見しました。

「と」1文字だけ。

「とまれ」のつもりにしても字が小さすぎると思いますが。


松戸市役所がすぐそこだと言うのに、道路課は何をしているのでしょう。
いやそれとも標識は警察の管轄なのかな?


まさかあの「と学会」と何か関連があるというセンは…。




ついでにその松戸市役所の方へ近寄ってみますと、




大震災でも大した直接被害はないと思われていた松戸市内にあって、
老舗のゲームセンターが崩壊危険建物と化していました。


もっと古そうな民家でもちゃんとしてるのに、実はかなり安普請だったのかなぁ。

かつて中学校では「危険なのでゲーセンには行かないよう」言われましたが
あれから20年あまり、今や文字通りの意味になってしまったようです。


しかし30日で終わってるはずの工事なのに、もう3ヶ月近くも経ちますよね。

それと「絶対」の字が間違ってます。

やっぱりしっかりしてくれ松戸市役所。


ちなみに松戸市役所の玄関に入りますと
「松戸市役所=松戸市民のにたつひとがいる
などとスローガンが貼られていたりします。





さらにそのゲーセンのすぐ先で、
小さいけれど良いラーメン屋が開拓できたという収穫もありました。


一応醤油ラーメンという事になってはいますが
ほぼ煮干しと油の味が押し切っていて、
スープに銀色の粒子がキラキラ見えるほど煮干しが際立っています。

油膜のために温度が下がらず最後まで歯にしみるほど熱いこのタイプは、
さしずめ新潟スタイルかな。ハフハフ。


.

2011年5月24日火曜日

[error:0502] ラストリゾート

.
実は今日は福島県いわき市で葬式なのです。

時々ウチに遊びにも来ていた、父親の元同僚(61)。


私は、もう15年か20年ぐらいは会って無かったと思いますが
外見はチンピラっぽいものの
東北人にしては陽気な、割と誰とでも仲良くなれそうな人で、

会社の宴会で北島三郎か何かの半裸モノマネが有名だったとか、
息子を高校に迎えに来る時に
頭にネコジャラシくっつけて女子テニス部の人々を追いかけて遊んだとか
そんな噂が聞こえてくる人でした。



どうでもいいですが、私は車に乗るとよく雨が降ります。


お宅は常磐道いわきジャンクション(そこでは降りられませんが)の付近で、
福島第一原発から40kmぐらいなのですが

病気は2年前ぐらいかららしいので、
特に報道されたり東京電力から何かもらえたりはしないでしょう。


なお他には、「フラガール」の舞台にもなった
スパリゾートハワイアンズ(常磐ハワイアンセンター)が近いです。



常磐道を降りる頃には天気は回復。


自然豊かな山間部ですが昼食場所が存在しません。

ほぼ唯一の選択肢であった食堂は
安い割に量が多い以外、あらゆる点で全く何の取り柄もありませんでしたが、
競合無きがゆえに工事関係者やタクシー運転手が押し寄せていました。

いっそスパリゾートハワイアンズに行けば何かあったんだろうか?



いや実は先方宅の真正面にも1軒食堂があったと後で判ったのですが、

どちらにせよそこまで行ってその店に入るというのも
「気を遣わせない」というより「嫌味」に近いだろうなぁ。



同じ田舎道と言っても、地域ごとに何となくイメージが違うものです。

私の経験上、ここはなぜか北海道に近いイメージがしたかな。



参列者用の臨時駐車場に到着。

首都圏ではすでに終わってしまっているツツジが最盛期です。

そう言えば、真夏や真冬の葬式は参列者も大変なものですよね。



参列者はほとんど親戚ばかり(皮肉にも故人より年上が多い)でしたが
単なる友人一家にも関わらず高い扱いを頂きまして、

なんと焼き場に同行してお骨拾いまでする事になりました。


焼き場が意外に混んでいたのが印象的で、
故人は最期にもらった番号である「8番」の扉の奥に去って行きます。

棺の中の故人は私の記憶とだいぶ違っていて、しぼんだ蝋細工のようでした。

焼きの温度が高かったか、それとも案外骨の弱い人だったのか
お骨は7年ほど前の祖父の時に比べると粉々になってしまっていて、
実に疲れ切った印象であります。

片脚を切ってしまっていたので
灰に義足代わりの鉄棒が残っていたりしたのも、寂寥感を増します。


よりによってそんな時に軽妙なジャズの着メロ
鳴り響かせてしまうオジサンが存在するのは、

やはり陽気な故人の親戚らしいと言うべきなんでしょうか。

良い子は読経中とか骨拾い中ぐらいはマナーモードにしておこう!約束だぜ!


焼きを待つ間、待合室の日本酒をたちまち空けてしまって
焼き場の人におかわりを要求して断られているオジサン達も居ました。



(両親が明日仕事のため)日帰りなのでなければ、
奥さんに弔辞も頼まれていたところだったようです。

いいですね、友人。

私の場合は葬式どころか孤独死無縁仏になりかねないなぁ。



昔、ウチに遊びに来た時小学校1年かそこらだった、
いつのまにか私の野球ゲームの
セーブデータを消しやがってくれていた御長男も
非常に好青年になっていて、ついでに訛りが取れていました。
(実は大学以降、千葉に出て来ているそうです。)

しかしその後仕事は転々としていて、
奥さんは「立派なコジロウ君に比べ頭が痛い」とこぼされていたのですが
その私も無職である事は秘密です。


だいたい故人もウチの父親も揃って、かなり仕事転々としてますから、
やっぱり血は争えないのかも知れません。




おまけ。

帰り路、守谷SA(茨城県)で買った「チョコ納豆」でありますが
ほぼ100%、チョコ味に圧倒されてしまっていました。


.

2011年5月22日日曜日

[error:0501] タイトル負け。


最寄駅から電車で4分ほどの、八柱(やばしら)。

その4分の間にいきなり土砂降りで驚きました。



傘はあるのですが役に立ちそうもないため、駅の喫茶店で時間潰し。
やはり同じ考えの人が多いのか、混んでました。

まぁ少しぐらい待っても結局あまり小降りにならなかったのですが、
それで向かった先は、



博物館です。題して「あるく 身体の記憶」。

歩く、と聞けば黙ってはおれません。静岡県東西200kmとか、
太平洋~日本海(伊勢湾~若狭湾)110kmとかやった俺がきましたよ。

まして入場無料、本日最終日!


…でも内容は高校の文化祭とどっこい以下のスカスカさで、
「昔の人の歩き方を真似てみよう」という体験学習コーナー
ほぼオンリーなのでありました。

それにしては少々タイトルが包括的すぎやしないか?



なんでも昔の人(昭和初期以前ぐらいの人)の歩き方というのは
右手と右足が一緒に出るネコみたいな歩き方(側対歩)だったりとか、
膝を曲げ腰を落として擦り足で歩くんだったりなんだそうです。

側対歩はまだしも、よくそんな膝カックン姿勢で
東海道53次とか歩き通せたものです。


確かに昔の絵巻物とか見ますと通行人の姿勢が妙にクネクネしてますが
あれは画法なのではなく本当に皆そういう歩き方だった、というお話ですな。

もしや時代劇作ってる人なんかは、考証に要注意なのかも知れません。


それで何が「身体の記憶」なのかと言いますと、

「それが人間本来の歩き方だとすれば
現代人の体にもその習慣が残っているのでは」

という趣旨のようで…残ってねぇよ、純粋に歩きにくいよ。

それにその理屈なら、外国人や原始人だってみんな膝カックン猫歩きだったはずじゃん?




そんなわけで今日は特に内容が薄いので、オマケ。



「パチモリ対決」と書いてあるのかも知れませんが
私にはどうみても「パチモン対決」に見えます。


最近のパチンコ屋は「アノ人やコノ人に微妙に似ているようなキャラ」が
やけに登場しますよね。



おまけ2。町内こども会の親睦会だそうです。

内容は全く不明で、ちょっと参加をためらってしまいそうですが、

わずかな線と色数でハンバーガーセットを見事に表現している点は
案外注目に値するのでは、と思います。


…で、参加するとおやつにハンバーガーセットが出たりするんでしょうか?

あまり子供の健康に良いとは言えなそうなメニューですが。


.

2011年5月14日土曜日

[error:0500] SAWARAちゃん(後編)


江戸方面への水運で栄えた街だけあって
震災にもめげず、遊覧ボートは稼働中。



雨雪でも大丈夫な豪華版。



こちらは逆に簡素版。

喫水が浅くて、京都祇園界隈の水路あたりでも活躍できそうです。
個人的に何となく貨物より罪人を乗せてそうなイメージありますが。




でもたまに場違いなメンツも居ます。



一段低くなった場所は、船の乗降場所でしょう。

視点が低くなるとまた見え方も変わって来ます。

ちなみにこのテの遊覧コースとしては、
一周できる松江城のお濠遊覧とか五稜郭の手漕ぎボートなどがオススメ。


ちなみにこの場所を対岸から見ますと、



ここで降りなきゃ佐原の鰻は食べれないよーん(はぁと)


非常に達筆なのに口調は軽く、ら抜き言葉でさえある看板が発見できます。



ベンチの模様が、シンプルながら秀作と思います。



なんと焼き物製の案内地図。

陶磁器の分類的には何と呼ぶのか、
灰皿なんかで良くある、片面がガラス質なタイプです。



クリーニング屋も蔵町風デザインに。


ただクリーニング屋の客は基本的に大荷物なので、
自動ドア or 開け放し(太鼓ノレンだけ張ってるの) じゃないと面倒ですね。



隣の観光案内所は「道路復旧までしばらくお休み」だそうです。

でも外国人含め、観光客はそれなりにたくさん居ました。




ペッシェビーノってワインの瓶を思い出します。

が、このぐらいで驚いていてはいけません。



それどころかここ、フランス料理屋なんだそうです。

さっきの外国人観光客が間違って入らないか心配です。





だまされたと思って道草を食う。


……若干ハーブっぽいけどマズイな、やっぱりだまされたか。

というか良ーく見ると小さい虫付いてるじゃねぇか、ペッペッ。



この辺りが一番中心的ポイントのようです。道路も石畳になってますね。



佐原の名士、伊能忠敬さんと一等水準点。

元々千葉県自体あまり歴史的有名人が多くないので、
伊能忠敬像が街の何か所にも建っていたりします。

ゆるキャラ化されてしまう日も遠くなさそうな気がする。



ついでにこのポスターも割とあちこち貼ってあります。

がんばれ、と簡単に言われてもねぇ。





帰り、利根川沿いの一般道を使ってみたら
空いてるし真っ直ぐだし信号ないし、高速並みのスムーズさでした。

そして広大な田んぼに島々のごとく浮かぶ家、これもまた水郷風景か。


しまった、東関東道とか使う事なかったか。
いや酒々井で馬鹿カレーとか静岡茶コーラと出逢えたからいいか。




我が家カーの走行距離がちょうど1万kmを超え、ブログも500回到達です。




これも難読地名、安食卜杭(あじきぼっくい)。

安レストランに火が点いたとか言ってはいけません。



いやしないですよ、500回記念にここと相互リンクとか。

「いっぺん死んでみる?」とか言われないといいんですが。


良く見るとシロアムキリスト教会って書いてあるんですけど
まぁ、蔵造り的フランス料理屋があるぐらいだから。



.

[error:0499] SAWARAちゃん(前編)

.
両親がまた日帰りでどこか行きたいそうです。

もう松戸周辺で未開拓地も少ないからなぁ…、
ちょっくら、佐原(さわら)の小江戸街並みなど覗いて参りましょう。


場所は関宿よりは遠くて、成田と茨城県鹿島の中間ぐらい。
イタ公のイタロ、いや茨城県潮来市のとなりです。

こないだの市川の倉庫現場のそばから東関東自動車道が早いかな、っと。



途中、千葉県の難読地名筆頭格である酒々井(しすい)PA。

県民でもジモティー以外はあまり読めませんが、
成田が近いせいか、土産物ラインナップが全国級の充実度を見せています。



例えばタラの(身ではなく)胃とタラコであほんだらカレー

馬肉と鹿肉で馬鹿ヤローカレー
(激辛版の「大馬鹿ヤローカレー」もあるでよ!)


とか非常に惹かれるのですが、高いので無駄遣いは自粛しておきます。



代わりに静岡茶コーラぐらいで我慢しておきますが、

意外にもちゃんとコーラしていて、普通のコーラよりむしろ好みなぐらいです。

「お茶が入っている」事はほとんど判りませんが
砂糖の甘さではない、ごくごく微妙なお茶の甘苦さがあるせいなのか、
なんとなくコーラアップっぽい味と言えるかも知れません。



なんと、長野からのマイクロ高速バスのようです。



○゛ィ○゛ズニー(舞浜)


なぜ伏せ字にする!?



霧のボヤケを再現した点描の標識は、ちょっと2chのAAっぽく見えます。



そして佐原へ突入。

富士吉田みたいな路上鳥居が仁王立ちしてます。
もうだいぶ過ぎたけど香取神宮の?



こちらのショッピングモールには残念なお知らせですが、実は佐原市は
合併して香取市になってしまいました。



どこに駐車すればわからなかったので、安全牌として利根川へ。
地震で砂びたしなのかも知れないのですが、ともかく広い駐車場がありました。

どこからなのか、隣の車からとは思えないほど強い醤油の匂いがします。



この辺りは水郷風景でも知られていますが、




震災関連なのか元々なのか、いろいろ積み捨てられていますね。



これは珍しい光景です。

標識は特に痛んでるわけでもないようですが、「佐原市」と書いてあるので
香取市合併に伴って要交換になっただけなのかも。



土手を降りるとウナギ屋。もしや醤油の匂いはここからかな?


ここで言う「すずめ焼」というのはスズメ焼き鳥の方ではなくて、
魚の佃煮的なもののようです。

そういえば最近あまり見ませんね、スズメ。



随分目付きの悪いヤツだなぁ。もしやその笹はドラッグ?


そもそも「立入禁止」看板との関連が判りませんが。



小江戸観光コースとしては、基本的にこの川をたどれはOKなようです。


さすが、「江戸優り」の異名をとるだけの事はありそうなムード。

が、震災でかなりガタガタなようです。



微妙に傾いちゃってますね。平衡感覚狂いそうです。

わざとそう建てた建物は、だまし絵博物館なんかにたまにあります。



こちらはもはや「折り畳まれ寸前の飛び出す絵本」状態です。

「危険」と貼り紙されちゃってます。

むしろ屋根瓦が保ってるのが奇跡かも。



ま、被災状況の検証に来たわけではないので
もう少し観光的光景も探しましょう。



あ、ヘビが太陽光発電中。

もともとある砂浜なのか震災関連なのか不明ですが、彼には好都合でしょう。



単に岸から落ちて刺さっただけなのか、大変芸術的なハシゴです。



確かに、山車と浴衣と夏祭りが似合いそうな街であります。


ここは女子高生の黒い制服が珍しかったですが、
あれも浴衣にしたら人気アップしないかな。ダメか。



一度捨てられて地獄を見て来たらしい「流れ観音」、降臨。



「SAWARAぬ神に祟りなし」とばかり
流れたまま放置されないで良かったですね。



観音様よりその高校生の銅像でも建てた方が確実では。



.