2013年10月19日土曜日

[error:0658] 静かな文化祭

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東京大学ホームカミングデーというのにやって来ました。

要するに大学諸団体OBの文化祭とでも言いましょうか。




しかし一体どこにそんな動きがあるのか
まるで見当のつかない閑けさです。

ただただ銀杏の匂いだけが校舎の岩肌に染みいるかのようです。




3週間前に終わったイベントのポスターはいい加減はがしなさいと。




さりげなく危険物が多いのが理系エリアの醍醐味。




赤門まで来るとようやくわずかな人の塊が見え始めましたが、
毎年何千人という卒業生が発生しているとは思えない穴場っぷりです。

いや卒業生でも何でもなくても自由に入れるんですが。

ちょっと宣伝不足過ぎやしないかなぁ。

というか私もメルマガで聞きつけてきたんですが、
それ読んでもなおイベントの趣旨が良く判らなかったぐらいです。




掲示物って色々、そこの内情が見えてきたりしますよね。

どうも一般職員の定年の短さについて不服の申し立てがあるようです。


そういえば研究室の助手やら何やらの求人も、
大抵が半年とか3年とかしか雇ってもらえないんだよなぁ。

きっと予算がいつまで付くのか判らないからなんだろうなぁ。




いつのまにか出来ていた土産物屋。

おそらく農学部あたりで開発したワインとか、
研究成果と結び付いた商品を販売しているようです。


店員さんが白っぽい服装なのは白衣を模しているんでしょうか?
個人的には白衣とか試験管だと食べ物がおいしそうに見えなくなるんですが。




うたかたの 消えては浮かぶ フラスコは ほのぬくもりて 命こもれり


それと
詩文は文系の人達に任せておいた方がいい
と思います。

というか
文法含め理系の私から見てもおかしい
です。




さらに歩き回って、ようやく中心地らしい一角を発見しました。

ここでさえ、そう混んでもいなければうるさくもありませんが
それはそれで貴重な文化祭とも言えるでしょう。


露店で売っているものはまぁ普通ですね。餃子とか。

化学科が開発したスペシャル調味料でもかかってたり
遺伝子超組み換えまくり食材とか使ってたりしないのかな。


いや、名物という点でも原材料費ゼロという点でも
その辺の銀杏焼いて売ればいいじゃないか
と思うんですが、ダメなのかな。




この人も卒業生なんだろうか、なぜかガマの油口上の実演が。

外国人よりも日本人にウケる怪しげな英語混じりです。




落語研究会の落語会に潜入してみました。

客も演者も平均年齢がすごく高いですが、落語もハイレベルでした。
何と言っても声質が玄人で、これは数年の年季では身に付かないでしょう。





他の主な一般向けイベントとしては、講演会があちこちの教室であります。

とりあえず、自分の出身とはなんら関係ありませんが
女子学生会とワンダーフォーゲル部主催の講演会に行ってみました。


しかしこの後、松戸を通り越して柏のもっと先まで戻り、
利根運河シアターナイトという屋外映画祭イベントに行く予定ですので、
早めに切り上げて帰らないといけません。





行けなかった講演会のひとつ。

石像の保存状態が妙に良過ぎるように見えて気になります。


そういえば藤村新一さんは元気かな、と思いましたが
調べてみるとあまり元気ではなかったようです。




今日のイベントとは無関係ですが、
防衛省も日頃から講演会などで広報に励んでいるようです。




しかし農水省のポスターのほうがミリタリー色の強いデザインに見える
のはどうした事でしょう。




その他、薬物乱用や一気飲み防止などのポスターが多いです。

下級生喰いピラニア
凶暴飲酒アオリイカ
オオザケノマセ・ライオン
ゴクアク・ムホウオオカミ
ヨイツブシ・グリズリー
ミズカクシ・ワルギツネ
暴言トツゲキ・コンドル
ミテミヌフリ・ナマケモノ

の皆さん。




昔のテレビ番組「ウィークエンダー」を思い出すキャラです。





根津駅に一番近い門の正面は、立原道造記念館というのがあったのですが、
おととし閉館しています。

今になって何か、建て替えられるのかな。

しかし隅っこの草むらに、立原道造の詩碑が置かれているのですが・・・・・・




で、(東武線乗り換え駅の)柏まで戻ってきたのですが、今になって雨です。

大した雨ではありませんが、屋外映画祭イベントが決行されるのか微妙。
映写機やスクリーン、座る場所が濡れたりしますからね。

公式サイトで何か言ってないか調べようともしましたが、見つかりません。


悩んだ末、今回は引き揚げることにしました。

これだったらもう1つぐらい、講演でも聴いて行けば良かったなぁ。




なめこと合体してしまった不気味な双頭キティちゃん、および寿司が気になる
柏のUFOキャッチャー。




松戸駅前は何やらハロウィンステージが準備されていました。

しかも松戸は雨降ってないんだよなー、柏から10kmしかないのに。

ちなみに、翌日もまた同じ文京区の学術的講演会などに行く予定だったのですが、
雨がすごくなったのでこれも中止しました。




松戸大爆破を敢行した松戸商工会青年部がまた何か考え付いたようです。


でも何かが矛盾でもしてそうな雰囲気の合言葉です。


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2013年10月12日土曜日

[error:0657] 荒川アンダーザブリッジな秋花火


正直、この絵で見つかったら大したモンだと思います。

一瞬またオウムの誰かかと思いました。

というか化粧しただけで同一人物かどうか判らなくなる人も多いですよね。




さてそれとは全然関係なく、10月だけど鴻巣花火大会というのに行ってみます。

なんと、現在新潟でしか使っていない4尺玉に挑戦するそうですよ。

4尺! 121センチ!

セバストポリ要塞でも攻略するのかってほどの巨砲です。


とはいえ、多分それが出てくるのは一番最後だけであり、

交通機関が限られる街(高崎線鴻巣駅ぐらいしかない)の花火大会に
最後まで居たら混雑でヒドイ目に遭うのは必定、
逆に人が掃けるまで時間を潰せるほどの大規模商業地区もなさそうですから、

4尺玉にお目にかかる前に撤退するのが賢明でしょう。

電車賃往復1900円もかかる所へわざわざ行くのに
ひどい本末転倒だとは自分でも思いますが
あまり行く機会のない方面だからと無理矢理納得することにします。




こちら駅に展示されている3尺玉。

とはいえ、実はこれは市の主催する大会ではなく
商工会青年部の、いわば民間自主イベントだそうです。

そう考えると駅の展示って異例なのかも知れません。

ちなみに「燃えよ!商工会青年部」がスローガンになっています。


開始より2時間以上も前に来たので、まだそこまでの混雑ではありませんが、
駅の規模は大量の群衆を抱え込めるほど大きくはないと判りました。

これで大会終了まで居座るのは、やはり避けるべきでしょう。




バス停に人が結構並んでいますが、河原までは1kmかそこら。充分歩けます。

むしろ時間を潰せる場所が欲しいぐらいですが、
少なくとも駅のこっち側にはあまりお店関係がありませんね。
ほとんど住宅地ばかりです。




ひな人形の街でもあるそうです。




石のベンチらしきものには、なぜか
「げんこつ山のたぬきさん」の振り付け解説などが。




驚くべきことに、露店が全く出ていません。

私自身は別に困らないのですが、謎です。


市の主催でないせいか会場周辺の道路を歩行者天国にできなくて、
その結果、歩道しか通れなくなる客の邪魔にならないようそうしているのか。

それとも今年はベビーカステラ屋あたりが不安視されているからなのか。

しかし河原に到着してもやっぱり露店がなかったので、
ゴミが出るのを問題視しているか、
それとも露店は不要というイデオロギーなのかも知れません。


しかしこの周辺、前述のように商業地自体すでに少ないですし、

そうなると客が何万人集まろうとも有料席チケットの売上分ぐらいしか
収益に影響してこないのではないでしょうか?

(その、少し場所の離れている有料席方面には何かあるのかも知れませんが)




さて河原です。「川幅日本一」というのが気になる橋です。

その広さを利用しての4尺玉花火、ということらしいです。





とはいえ水の流れている本当の川幅はほんのわずかで、

土手から土手まで河川敷の幅が広いって意味らしいです。


この細い流れが、北千住あたりまで行くと悠々とした
金八先生の光景になるわけですな。




長い橋の上では夕陽がよく見えます。




あの頭ひとつ飛び出している円錐形は富士山かな、と思ったのですが
どうも方角が違うようです。

秩父の山並みと・・・八ヶ岳か何かかなぁ?




観覧会場はあの辺のようですが、河原はこれだけ広いというのに
随分狭い所に縮こまってる印象ありますね。

とりあえず橋の下に降りてみましょう。




何も見当たりませんがコウノトリがどうの、と書いてある一角。

そういえば鴻巣、名前にあやかって
コウノトリの飼育にも挑戦してたような話があったかなぁ。




季節によっては田んぼか畑に使われるらしい、
四角く区切られた柔らかい土地が広がっています。

一部テープで封鎖されている部分もありますが
どうやら基本的にはみんな、その辺に適当に座り込むスタイルらしいですね。

河川敷ならもっと地面が固いか草だらけだと思ってましたが、
せめて新聞ぐらい持ってくればよかったかな。




川の流れのそばも殺人現場っぽいテープで隔離されています。




わざわざ人の多い所に行く必要もないし、
ちょうど杭があってカメラを固定するのに使えるかもしれないので
中心から少し外れたこの辺にでも落ち着きますか。


右の方に赤く見えるのは消防車など。

でも、ここからだと何かあっても細いアゼ道しかないし観客は邪魔だしで、
火元に駆けつけられないような気が。




そういえば、カメラを買い換えてから花火大会は初めてだったかな?

花火の撮影は難しいので、ちょっと低速度撮影の練習しときましょう。

実際はもうかなり暗いのですが、
露出時間が長いせいで奇妙な色合いになっています。

空の真ん中へんに金星が写っていますが、
その左下にタイミング良く流星らしきものが入っていて驚きました。




さらに暗くなって北斗らしきものも見えてきました。

左上が柄、うっすらですが右下が合(水の入るところ)という向きです。



寒くなってきました。

最初は河原が広いせいかとも思いましたが、北関東だからかも知れません。

しかも昼間、季節外れに暑かったせいで半袖で来てしまいました。

6時半開始ですが、10月なら6時ぐらいからでも充分じゃないかと思います。




いよいよ始まりました!・・・が、

ちょっと遠くないですか?


そうか、4尺玉を打ち上げるために観覧場所をかなり遠くに設定してるんだな。

そのぶん他のほとんどの花火が割を食っちゃうというのは、どうなのかなぁ。




ズームすればいいんですけど、周囲の地形などが画面に入らないと
かえって迫力がなくなる面もあるんですよね。




大きい花火が遠くで咲いているという状況は、
花火の花がゆっくり開く形になるため、写真に撮るのは一層難しくなります。

デカい一発ものより、色違いの花火が多数同時に出るタイプの方が
写真映えはしやすいようですね。




ちょっとタイミングが早くて、ダイナマイトの爆発か何かっぽい写真。



ところで、打ち上げ発数15000発というから
計算上は松戸花火の倍くらいあるんですが、
それにしては随分散発的にしか上がらない印象がします。

花火の発数の数え方は、1発が炸裂して多数の子弾になったりするのを
何発と数えるのかなどで、だいぶ差が出てくるそうです。


間隔が長いせいか、半分ぐらい終わったところで
寒さがいよいよ厳しく感じられるようになってきました。

いっそ30分ぐらいで全弾集中的に上げちゃえないのかなぁ。

帰ろう。大会終了時の混雑も心配だったけど、それ以前に体力的に。




帰り道(と仮設トイレ)の位置が照明で示されているのは気が利いています。




実際のところ、橋を流れる車のライトと月も、
充分花火に負けずキレイだったりします。


秋の花火大会としては、やはり土浦花火のほうがハイレベルかなー。



河原自体は案外ゆったりと観られるのですが、
問題はそこへの接近路が限られることで、そこだけすごい混雑になります。

しかもその通路にゴザ敷いてる人も多いし、
会場に入る人と出る人がぶつかるのも混乱に拍車をかけています。
一方通行制の導入も検討した方がいいと思います。




ま、そもそも河原に行かなくても街中から観られる箇所は多いのですが。




駅のホームからだってこのくらいは見えます。

やっぱりあの観覧会場、遠過ぎだよなぁ。

4尺玉が実際どのくらいか不明ですが、この分だと案外、
改札から出る必要もなかったりしないかな・・・


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