2010年2月6日土曜日

[error:0163] 芸術は爆発だ(後編)

生田緑地内を、岡本太郎美術館目指して移動中であります。

しかし園内の道はえらいグネグネで、まっすぐ素直に到達できないのですな。



唐突に合掌造り家が出現。
日本民家園という施設だそうです。



いったん低地に出ました。
この辺が園の中心地らしく、売店とかプラネタリウムとか、なぜかSLとか。



客車もあるでよ。



昭和23年製造だそうですが、それにしては異常なほど小ぎれいでした。

土曜だからか、案外中でマターリしてる人多数です。

写真を褒められて腰振りダンスで喜びを表現する、おじいちゃん似の女の子とか。


昔の車両って、こんなに通路狭かったっけ。これじゃ車内販売はムリだな。
そういや昔は停車中に窓の外の売り子を呼びつける、気ぜわしい方式でした。




さて本来の目的は岡本太郎なのですよ。
この先の辺りなはずなんですが、見通し悪いなぁ。どっちの道なんだぁ。
おーい太郎やぁい。



うーん、こっちじゃないなぁ…

アップダウンが厳しいので、ハズした場合のダメージも大です。



やっと見つけました。

しかしすげぇ樹。



池や滝階段を望む雰囲気のいいカフェなんですが、
あの強烈な怪物が問題です。



まだ館内に入ってもいないというのに、すでにエンジン掛かってます。

あの学校らしき所からは、毎日この像が見えてるんでしょうか。



ここが狂気への入口というわけか。



ここまで引っ張っといてナンですが中はほとんど撮影不可なので、
渋谷駅のこの核実験壁画(とはいえ、これもレプリカでなく真作)でご想像ください。


太郎は最初は普通の絵も見事なものを描いていて、
次第に「浮世絵」、「呪術」、「祭り」、「遊び心」といったテーマに傾倒し、
彫刻や工芸デザインも手掛けるようになったようです。

全体に絵より彫刻のほうが判りやすいものが多いですが、
いずれにせよ、たとえワケがわからなくとも印象は強烈。
太郎の意向により作品がガラスでカバーされてないのも特徴的です。


また併設展示されていた「TARO賞」入選作品の数々も、
必ずしも抽象芸術という訳ではないのですが、
アルミホイルの騎士団数百隊とか、紙に鉛筆塗りの精巧なモデルガンとか、
離れてみれば戦艦そっくりな地形模型とか、仰天の力作揃いでした。


値段も良心的なので(500円)、近ければ一度行ってみる価値はあるかも。



ここだけは記念撮影ゾーンとして撮影可だそうです。



館内の至る所、この青白い太郎で満たされています。

身長は私よりやや低いです(155cmぐらいか)
これまた静かに強烈です。


家の窓の内側とかに置いたら、泥棒除け&魔除けになりそうです。

あるいは「夜道に注意」とかの看板でも面白いかも。



あんた、こんなモンも作ってたのか…



何年ぶりだったか何十年ぶりだったか、ついガチャガチャを。
だって、太郎好みだったらしい土器とかハニワが入ってるって言うから…w

うほっ、イイの当たりました。

昔の特殊部隊ものB級映画で、太郎の信奉者みたいな(イタリア人か何かの)隊員が
わざわざハニワ型に成形した爆弾を橋に仕掛けてたシーン思い出しました。



バスを探して徒歩5km。


また俺と言うヤツは、最短ルートにこだわって妙な冒険を。



そのかわり溝の口(新横浜へ直行バスがある)で良いレストランバー見つけました。


入った瞬間「しまった、こりゃ高いぞ」と直感しましたが、実際の価格帯は普通。
カウンター深くて雰囲気も良いし、料理もおいしい。
チーズケーキと茶碗蒸しの合いの子みたいな、珍しいお通しもハイセンス。


写真のカクテルは、青リンゴとグレープフルーツの「ラピュタ」。
氷で固めた青色LEDライトらしきもの(工程見学してぇー!)
”飛行石”を演出しているそうです。





おまけ。

わざわざカタカナで書くからヒンディー語だと思ったじゃねぇか!

小腹減った程度にしちゃ量多過ぎるし。
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