2010年8月24日火曜日

[error:0330] 出られない駅へ行く

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場所を川崎に切り換えまして
今日こそ「特攻野郎Aチーム」に会いに行きますよ!


川崎へは横浜線と京浜東北線で、ざっと10分ずつに過ぎません。

でもついでなのでちょっと遠回りして、
近い割に乗った事のない、鶴見線なるものを経由いたします!



鶴見線はフォーク状に三つ又に分かれた特異な路線で、
浅野駅がその西端の枝の分岐点にあたります。

仮にも横浜近郊区間に指定されてるくせに無人駅揃いのローカル線で、
山形辺りの田舎にでも来たような旅情が満開でした。


JR→JRの乗り換えなのに鶴見駅でPASMOタッチが必要という不可解さ!

浅野の駅名標示板はツタに絡め取られていますし、
周りは工場ばかりで、ガントリークレーンの錆びた支柱(現役)などが
木立越しに奇妙な遺跡のように存在を主張しています。



線路は草ボーボーですが、ちゃんと電車通ります。
踏切を通る車はトラックとかゴミ収集車ばかり。

住民らしき人もほとんど居ませんが、
代わりに鉄っぽい人が数人居ました。



鶴見線は和歌山電鉄ばりにネコ駅員が多くて有名らしいんですが
どこか日陰ででも休憩中なのか、今日は特に見当たりません。


単に、かすかな潮の匂いでも嗅ぎながら、30分ほど乗り換え待ち。

今は朝の通勤時間直後なのでまだマシですが、
真昼間は本当にド田舎のローカル線に劣るとも勝らない本数なので
支線の先まで行こうと言う方はご注意を。


ちなみにこの駅、乗り換えの組み合わせによっては
計3つのホームをジグザグに歩き通す必要のある、困った構造です。



そしてこちら。その支線の先端、海芝浦駅です!

正確には運河と埋立地とは言え、間違いなく日本一海に近い駅ですよ。

台風来たらどうなるのか見てみたい。



大黒埠頭方面。

夜なら橋(首都高)が緑にライトアップされて綺麗なはずですが、

如何せん海から異臭がします。汚すぎ。



盲腸線(行き止まりの路線)ですので
ホームに居たまま乗り換え待ちではなく、一旦出場を求められます。

しかしこの駅、たとえ改札を出たところで、



ちょっとした公園もしくは東芝の敷地しか、行く所がありません。


つまり東芝の関係者以外外出禁止な駅なんです。

海が良く見える以外でも、その筋の鉄人たちには有名な駅らしいです。



このときも(浅野駅で見た人含め)数人の鉄人らしき人々が
当然のごとく公園に消えて行きましたので、私も後を追います。



公園はただの一本道でして、
ベンチと灰皿と自販機がある以外はホームと変わりないのですが、

まぁ、帰りの電車までここに居るしかありませんわな。



埋立地は工場で満載です。

夜にはあの辺の煙突から炎が上がったりするんだろうか?



頻繁に行き来する作業船を眺めるのも、また一興。



駐輪場らしき所の入口脇に、謎の看板が。


下を覗き込んで見ましたが、別に何も見当たりませんでした。
池か何かあるわけですらない。

こんな所にカエルなんか出るの?


もしや何人覗くかこっそり数えてたりする実験じゃあるまいな?



さて、帰り(というか本来目的の川崎へ)は
浜川崎という駅で南武線に乗り換えなのでありますが。

駅舎が完全に2つに分かれていて
今度はPASMOタッチを無視して改札スルーせねばならぬと言う、

全国類を見ないであろう驚くべきシステムです。

もともと鶴見線が私鉄だった時代に由来する話なのでしょう。



電車の停まる範囲には駅名標示が少ないのに
なぜか改札付近だけ自己主張の激しい、南武線浜川崎駅。



保線車両らしきものは草むらに放棄され、
今日も暑い中、人力保線作業ガンバリングなのでありました。





肝心の映画の方は 「まぁ、及第点」 ぐらいかな…


個人的にはこの動画のほうが上だったり。


あとはチケット売り場のお姉さんが笑顔で「特攻野郎、特攻野郎」言うのが面白かったですが。


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