2010年8月4日水曜日

[error:0318] ぼくのほそ道(奥入瀬編)


白神山地のように広々とした道ではないけれど、同様に色調の明るい、
北国の涼しげな森です。



最初のうちは湖面の延長のようなもので、流れは非常にゆるやかです。

たまに樹木が沈んでいるのも眼に入ります。



この水門(発電所)からが本当の渓流です。




後で聞いた所によると
つい数日前(おととい打毬見てた時?)まで大雨で水が濁っていて、

完全な清流が見られただけラッキーだそうです。



こんな細い湧き水の流れも、支流のひとつ。



ここはかなり急流。

岩と倒木で、小さな滝のようになっています。



こういう立派なモミジを見るにつけ、たぶん紅葉シーズンには
こんな細い道はすぐ人で溢れ返るのだろうと予想できます。

さぞかし「ちはやぶる神代も聞かず竜田川」の如き情景でありましょう。

イエ落語のほうではありませんよ?



暗めの場所だとシャッタースピードを遅くせざるを得ないため、
水滴の飛び散る激しい写真ではなく、霧のたなびくような画になります。

特にこの奥入瀬の写真では、意図的にそれを狙った物も多いですね。



欄干が全面苔むした木橋というのもまた、和歌に出てきそうな趣きがあります。



緑と茶色の世界で否応なく眼に飛び込んでくる、真っ白なキノコ。

形はシイタケやシメジに似ていますね。
キシメジ科か何かの食用キノコかも?



この滝も良いですね。2段階の階段状で、苔むした岩も見えます。

水中の岩があのように苔むしているというのは
水位が年中安定している必要があり、
どこでも見られるものではないそうです。



遊歩道が途切れて、道路に出なければならない所もあります。

渓流と道路がすぐ隣り合って、一緒に緑のトンネルの奥へ向かうような
印象的な光景です。



驚いた事に、さっきのおじさんが待ち伏せていました。

話の続きがしたかったようです。


まさか奥入瀬の山奥で30分ほどもノートパソコンを覗きこんで
画像処理ソフト(私も使った事ない物ですが)の操作について語る事になろうとは。



これが、奥入瀬渓流で一番大きい滝だそうです。


なかなか均整の取れた姿です。周囲もちょっと開けた空き地状で、
さながら日本庭園のようです。



光量不足がちょっと残念ですね。

虹など出れば、さらに絵になるのでしょうが。



横の小さな滝を、シャッタースピード遅めで。

実際はジャボジャボ言っている音が、まるでシュワーとした音に写ります。



滝から落ちて一旦安定した水は、
広い平らな川床を遠心力に振り回されながら、さらに下って行きます。


実は湖からまだ幾らも歩いてないし、さらにこの水を追いたい所ですが。
決して本数の多くないバスが、上の道路に来る頃です。

残念ながらこの滝までで時間切れですかな。



バスの窓から、たまにこんな縦型の滝も見えます。

まだまだ探索し足りてませんね。



いやー、良い所ですよココは。

バスの本数がこれしかないようなポテンシャルの観光地とは思えない。
広告宣伝のほうが、紅葉時ばかりを強調し過ぎてるんじゃないかな…

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