2010年8月27日金曜日

[error:0333] 最後の経県値稼ぎ(宇治編)



ここは宇治。

実は京都観光でも行った事なかったので、
奈良へ行く前にちょいと寄ってみました。


なぜ紫式部かと言うと、源氏物語の終盤の舞台だからですね。

前半とやや作風が違うとして、本当に紫式部が書いたのか異論はあるようですが。


昔は貴族の別荘地だったそうですが
ここに別荘建てて避暑なんて冗談だろ的な暑さです。

とにかく明るい色の石畳で固められちゃってますから
照り返しがすごいんですよね。



しかしこの宇治川のほとりだけは、良い風が来て大変涼やかですよ。

流れは意外に急。



あの中州の対岸あたりに、10円玉のデザインとしても有名な平等院が。

さっそく行ってみましょう。



平等院参道には、お茶を主力商品とするお店が並びます。



きれいに角の立ったコシのある麺、表面のワイルドなザラつき。
醤油味よりもダシ味の強く出た麺つゆ。

非常にナイスな茶そばです。



麺は上のと違うものの、ゴマと紅ショウガの効いた
ヤキソバ風のソバ稲荷も面白いですが、

難点は大きすぎて食べづらい事ですかね。

一気に食べないと中身がボロボロこぼれてきてしまいます。



平等院鳳凰堂、じゃーん!



しかし熱いですな白洲。

ここでは浄土の何たるかを説明するのに言葉は不要。

クーラーの効いた部屋があればOK。



日射量充分なので、池に映る逆さ姿もバッチリ。

屋根の上のシャチホコのようなものが鳳凰像で、これが名前の由来ですね。


右の橋から堂内に入る事もできますが、別料金。
まぁ、代わりに無料で入れる宝物殿にでも行っておきます。

宝物殿は見事な鳳凰像(もしや堂の上にあるほうがレプリカ?)やら
これでもかと圧倒してくる飛天菩薩像の大群やら、
純粋に美術的にもなかなか楽しめる内容でしたよ。



金閣寺みたいなものすごい豪華絢爛なお堂かと言うとそうでもなく、
非常に煤けています。

最近修復工事があったはずなのですが、
あえて古さを感じさせるようにしてあるのかも知れません。



何かオーラが立ち上っているかのような雲です。



さっき見た中州にも行ってみましょう。

周辺には土産物屋、市営茶室(!)、鵜飼船などが並びます。

仏塔と大画面テレビ(お知らせ用)が並んでいる様子は奇妙ですが。



こちらは本流ではなく細い方の水路ですが、
並んだ屋形船がいい感じですね。



すごい苔ですが、汚さのない感じです。あたかも水中が苔寺のよう。



エサを求めて屋形船に寄って来ます。


この屋形船も、一般的な屋形船のイメージに比べて貴族っぽいですね。



なぜか集団でたむろ中。



あそこから、ゴウゴウと迫力ある流れが合流しています。

しばらくここで涼んで居たいような風情あるポイントですが
どうもこのあたり、下水くさい。



実際に合流点まで行ってみると、まさに滝です。

水中に壁のようなものがあって、
そこを乗り越える水が大量の泡を噴き出す、その様子もダイナミック。



合流点のそばには、件の源氏物語の登場人物である
匂宮(光源氏の孫)と浮舟(光源氏の異母姪)の像。

ご丁寧に小舟に同乗中であります。


……現代人の目から見ると正直ふたりとも少々節操のない人物、
というか源氏物語自体がある意味ケータイ小説みたいなモンですが。

1000年後に「恋空」の石碑とかがどこか観光地に立ってたり、
それどころか本文自体が ”古文” の教科書に載る事もあるのかなぁ。



ちなみにこれは宇治駅前の様子。


うーむ、これは………いや、余計な事は書かないでおこう。



ちなみにこれはポスト。



焼香? 彰晃?

もしかして彰晃マーチとか入ってる?


しかし「彰晃」って最初から登録されてるウチのIMEもすげぇな。



オール電化の株式会社カンメン。

セーラー服に機関銃、ならぬ十二単にフライパン。


ちょっと距離遠いですな。カンメン姫のお姿はこちら。



名前: カンメン姫

生まれ: 平安時代 中頃

家族: 今の時代の人々はほとんどが家族のはずです(ホントか!?)

勤め先: 株式会社 カンメン(姫って仕事するもんなの?)

仕事: カンメンのイメージガールとして、駅の看板にモデルとなったり、
    忙しい日々を送っています

特技: 人々にオール電化のよさを 遠まわしに 説明すること



…いや、冷静に考えたらフライパンって別に電化じゃないよなぁ。



まぁ、でも何だかんだ言ってやはり独特の気品と言いますか
静かで開放的なオシャレ感と言いますか、
そういうものが感じられます、宇治。

もし京都に来て、特にココと言った目的なく時間潰しする場合は、
京都市内よりは散策コースとして適しているかも知れません。

いずれ機会があれば(京都と宇治の中間の)伏見あたりもチェックしとこう。

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