2010年8月2日月曜日

[error:0310] ぼくのほそ道(八戸打毬編)


ここは八戸でも由緒ある、長者山新羅神社。



八戸市街にぽっこり浮かぶ島のような丘の上です。

富士山か浅間山でも模してあるのか、
急坂に大岩が並べられてすごい事になっています。

階段は左側の林にありますが、こちらも富士登山道なみに急です。

ジイちゃんバアちゃんが良く登れたものだと思います。
完全アンチバリアフリー。



これから八戸三社大祭の一環として、
ポロとルーツを同じくするという珍しい「騎馬打毬」の神事が始まります。


なかなか観える場所が見つかりませんが、
なにしろこれに間に合わせるために石巻を朝6時に出たのですから
なんとかコンクリブロックの上にでも立って眺めましょう。



神聖なお役目の方々が馬場に毬をセッティングしまして、競技開始です。



要はあの毬を棒で掬って、ゴールに放り込めば得点のようです。



馬が来ました。

道産子を使っているので小柄ですが、
すでにかなり鼻息の荒い馬も居るようです。



鉤爪のついた棒で毬を引っ掛けて飛ばします。

走りながらうまく引っ掛けるだけでも、相当な修練を必要とするでしょう。



群衆の頭上の隙間からムリに撮ったのでブレブレですが、あの門がゴール。

規定ラインから放擲して、ノーバウンドで門内をくぐれば得点です。



敵の棒や毬を叩いて妨害するのもアリです。

また、毬を落とさずに高速走行するには手の中で棒を自転させ、
遠心力で毬を鉤爪に押しつけておく高等テクも使われます。



馬が客席に飛びこみそうになる事もあります。

特に柵などはないので、
シュートラインに近い場所ではかなりスリリングな観戦ができるでしょう。



雨です。

馬に雨は良く似合いますが、傘を差す人が増えるので観づらくなります。


さて今回、傘持ってきて無いんですな。
今は周りが大木だらけなのでまだ良いですが、帰りが困りそう。



赤組が勝利しました。
意気揚々と下馬するフォー・ホースメンの図。



馬を間近で見る機会はあまり多くありません。

と思ってたら、翌日もっと至近距離で見るんですけど。



馬に乗らない「徒歩打毬」というのもあります。

かなり運動会の玉入れに近くなってしまいますが、
地元の工業高校生たちが頑張ります。



むろんこちらも妨害アリです。



なにもそこまでしなくても。

全員で1個の毬だけにこだわるのはむしろ非効率ではないかと。



やはり白組が勝利しました。



まだ数試合続きますが、いよいよ雨強くなって来たので撤退しましょう。


以前8月に来た時も大雨鉄道停止で恐山から帰れなくなりかけたし、
ホントに青森の8月は梅雨だ、ぐらいに思っていた方が良いのかも。

実際、天気図見ると停滞前線掛かってましたし。


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