横浜港でも山下公園やみなとみらいの言わば対岸にあたる、大黒埠頭。
そういえば行った事なかったので、
根元から先っぽまで歩いてみる事にしました。
車では行ったという人も、なかなか歩いては行った事ないでしょ。
行き方は案外簡単。
鶴見川河口まで歩いたときの終着点、生麦駅から
ほぼひたすら真正面に進むだけです。距離は6kmほど。
ある意味鶴見川下りウォークの延長戦ですな。
しかし京急の駅って、やけに遠目から目立たない駅が多くありませんか?
特にこの生麦駅、位置的にも路地奥の飲み屋街に埋もれてしまってます。
やがて首都高速が横からグワッと合流してきます。
これに沿って歩けば大丈夫。
高速道のこのようなループ形状というのも、案外隠れファンが多いようです。
タモリ倶楽部によると。
周りも工場地帯っぽくなってきました。
こんなにクレーン車が一堂に会している図は、なかなか見ません。
そういえば工場経営者が甥にクレーンで首釣り上げられて死亡、 という
煮詰まったミステリ作家並みの極めて独創的な殺人事件の判決が、最近出てました。
およそ模倣犯などという言葉と正反対。
その工場のクレーン操作できる奴って事で犯人像バレバレを覚悟。
ある意味”漢(おとこ)”ですな。
え、関係ない話題?
古い民家のブロック塀みたいなのが続くと思わせて、立派なタンク出現。
ここは食用油工場のようです。
なんとなく登ってみたくなる階段ですな。
工場ってのも、独特の機能美みたいなのがありますよね。
まぁ、プログラマー時代はこういう工場に何ヶ月間か放り込まれてベルトコンベアーの下で仮眠取る状態、なんてトラウマもあったわけですが。
一光というのはCOSMOとかENEOSとか経営してる会社ですな。
でもIKKOって書くと違う人想像するから漢字の方がイイと思いまふ。
灯籠と踏み石のある庭と、ゴミ処理業者の珍しいコラボ。
水素自動車のショールームのようです。
ほとんど工場関係のトラックしか通らない所に良く作ったなぁ。
向かいは煙突が有名な火力発電所です。
ここもトラック野郎達が見学に寄るとも思いがたいですが展示施設付き。
せっかくなので入ってみましょう。
左は火力発電用のタービン。
右のパネルは画面外の発電風車の働きぶりです。てか働いてませんね。
展示施設2F。
子供向けのゲームアトラクションとか、
煙突上に設置されたライブカメラとかのフロアです。
展示施設3F。
おいおいこんな所にウラン鉱だよ。
もっとも、大学行きゃ浅田飴の缶か何かに入れて転がしてあったりしますけどね。
唐突にIHキッチンのショールームが。
エコを謳ってます。
おそらくガスへの対抗意識ではないかと。
展示施設4F。
せっかく屋上が見えるのに出られません。
この階は、屋上の太陽電池パネルが見えるだけなのでした。
発電と関係ありませんが、庭の”小鳥”。
刈り方以前に木自体が大したものだと感心します。
ぐだぐだな寄り道をしてしまいましたが、そろそろ本線復帰しましょう。
ほとんど誰も通らない広い脇道です。
こういうのには、ふと吸いこまれそうに感じる事がありませんか?
え、オマエのような放浪癖者だけ?
奥には、去年隣の瑞穂埠頭にできた大風車と
みなとみらいの横浜メディアタワー(NTTドコモの携帯電話型ビル)とが
みごとに一直線上に見えますね。
ただ歩道に小さい段ボール箱が落ちてるだけなんですが、
何だか妙にシュール。
さっきまで捨て子猫でも入っていたかのような連想に囚われます。
一直線に空に延びてるようで、カッコいい橋でした。
この橋を渡れば、いよいよ大黒埠頭本体に入ります。
見えにくいですが、柱の陰に釣竿垂れてるオジサンがいます。
クリックで拡大。釣竿の長さは、「USS」と書いてある青い看板の位置ぐらいまであります。
下まで20~30mぐらいありますよ。
そんな糸を用意してまで(魚がかかった振動とかちゃんと判るんだろうか?)、
どうしてもココじゃなきゃいけなかったとですか。
みなとみらいへ向かって進む船。(タグボート?)
右からはタンカーも。画になります。
この橋(大黒大橋)は夜景スポットとしても好評のようですよ。
車だと停めにくいかも知れませんが。
後ろからさらにもう1隻。ちょっと半端な大きさだけど遊覧船?
船とは不思議なものです。いつまでもここで眺めていてしまいそう。
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