そんなわけで、どうしようもなくなってしまった海津の夜でござんすが。
とりあえず12時まで休憩だけ取りましょう。
どっかの宿直室みたいな妙なフラットシート部屋ではありましたが、
ドリンクになんと味噌汁(これは甘いのじゃなくて普通の)がある点と、
メニューのひとつ(ナイトモーニングセットなる不可解なネーミングのご飯セット)に
「不評につき販売終了しました」と正直に書いてある点はナイスでした。
予定通り12時に追ん出されますた。
さて、こうなったら先の分を歩きでもするしかありません。
北西、関ヶ原方面(宿泊地は途中の養老)へ向かいます。
揖斐川ですな。
鞭声粛々夜過河(べんせいしゅくしゅく よるかわをわたる)、と来らぁ。
「道の駅」の看板を発見!そうか、その手があったか。
ちょっと遠回りだけど、早速向かってみましたよ。
やっぱり建物開いてねぇよチクショウ。
それにしても朝8時から夜7時まで、ってのは幾らなんでもどうよ?屋内休憩室の意味無ぇぜー。
一応、雨対策用のレインコートかぶってベンチで寝てみました。
まさに寸分違わずホームレスですなこの有様は。しかも実際無職だし。
しかしさすが11月・丑三つ時の郊外。寒くて眠れません。
1時間の我慢がやっとでした。
仕方ない、じっとしてるよりは歩き続けよう。
しかもホントに雨降って来ましたよ、
レインコートが少しは防寒対策に流用できたなと思ってたら。
さらに歩道のない道をトラックが続々と通るので、
歩きにくいうえに風と水しぶきで大変です。
一応、無人精米所とかが開いてましたが、狭すぎて横になれません。
これがせめてコインランドリーだったらなあ。
あとは深夜操業の工場が結構ありましたが、そこにご厄介ってのもチイとねぇ。
結局夜通し歩いてホテルの数km手前、養老公園まで辿り着きました。
飲み屋じゃないほうの「養老の滝」があるところですな。
本コースから外れて2kmぐらい急坂を登る事になりますが、
せっかくなんで滝まで行ってみましょう。
紅葉には雨も似合います。
あちらが養老の滝ですな。
しかし、カメラはリュックの中
→リュックはレインコートの内側
→何か撮るたびレインコートを脱がなきゃいかない
という構図のため、ドンキ199円のレインコートは
たちまち破れたりボタン部分が千切れたり、ボロボロに。
やれやれだぜ。
早朝の滝、ひとり占め。
意外にも滝壺は砂地で、水は溜まらずにすぐ、下の岩場へ落ちます。
いいかげん腹が減りましたが、
フードコートエリアが開くにはまだ早すぎます。
大雨で客がほとんどいないせいか時間になってもなかなか開かず、最終的に諦めましたが。
誰も居ない天幕の下で、雨を観ながらまったり缶コーヒーなどすするのも
案外悪くないのではありますが、
一応ここには「養老天命反転地」なる有名観光施設もあるようなので、
もう少しそこで時間潰してみる事にしましょう。
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2009年11月17日火曜日
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