2009年11月19日木曜日

[error:0101] 日本横断ウルトラ悔いず(365号線編)

5日目、朝です。
昨日の続きを歩きに、近江長岡駅へ戻りますよー。




このオッサン朝っぱらから何を光らせてやがんだ
と、一瞬驚いた電車広告です。
思ったより胴が長かったご様子。


ちなみに英語で露出狂の事をフラッシャー flasher と言います。
”いきなり衝撃的にシュバッと開く閃光”、あのフラッシュです。
ベンキョーブログだね!
.
フラッシャー・ジョウ
.
フラッシャー・ゴードン
.
要らねぇぜそんなヒーローども。




今日の目標は琵琶湖の北端近く、木ノ本。
もう長浜に寄る必要はないので予定コースより若干ショートカットして、
琵琶湖へ出ずに国道365号線を真っ直ぐ進む事にします。

3歩進んで2歩退がりそうな道路名
なのが、ちと気に入らんですけども。
なんたる勝手な言い分。




トイレ借りに寄った、役場の駐車場(の端の車庫)。

なんだろう、このズラリと並んだ車種名は。
これ公用車でしょ?「○○課」とかならまだ判るんですが。
最初レンタカー屋かと思いましたよ。

というか、台数が必要なら普通、もっと車種統一しません?
よもや担当者の私的な趣味で
税金使ってコレクションされてるんじゃないといいんですが。




やっぱり歩道は歩きやすいなぁ。
広い路側帯、程度のものでもいいから必要ですわ。
極端な話、それが確保できないぐらいなら車線減らして一方通行にすべきだよ。

でも正直、足(の裏)にはかなり来てます。
木ノ本までは20kmちょい。
本来なら楽な部類に入る距離なんですが、行けるかどうか…




伊吹山ですね。
なにげに山岳積雪の世界記録保持者なんですよ。




今日もまた、昼食は喫茶店的な所で。

しかし本棚の本のラインナップがどうみても、
(本の印刷年から見て)6年ぐらい前受験生だった子供のお古です。

チャーハンが出てくるのを待つ間に英単語を覚えろと?
物理の問題を解けと?

他には道路地図類(これはありがたい)や、
池田大作氏の著作が多かったようです。




ギロチン材って何だろう?恐ろしげな名前ナリ。
帰って調べて見たら、(切断の必要な)長い金属スクラップの事だそうです。





戦国時代の姉川合戦場が近いようです。
しかし、それより気になるのが山の名前のほう。

もっとも、つい最近まで人名用漢字に含まれてたんですけどね、
とかとかとか。悪魔くんよりひでぇや。

「死」や「怨」あたりならまだ、「不死鳥」君とか「不怨(うらまず)」君とか考えられなくもないけどねぇ。
あ、それでもイヤだって?




寄りはしませんでしたが、「姉川古戦場」の看板出てました。
その姉川合戦に基づいてるそうですが、川の名前も恐ろしげですな。




「ふれあいの里」はいいんですが、恐ろしげな武者が仁王立ちしてるので
イマイチあまり平和な雰囲気に見えません。

てかあの武者、良く見ると怪しいぞ?




兜だけは名のある武将が着けるような立派なやつなのに、
首から下はただの足軽じゃありませんか。
槍も細くて、間に合わせのシロモノっぽいし。
貴様、兜だけ落ち武者でも狩って奪い取って来おったじゃろ?

おまけに面頬(めんぼお、顔を保護するマスク)も変ですな。
覆ってるのは目の周りだけ。ドロンジョ様とかカトーマスクみたい。
オマエ足軽どころかどっかの野盗じゃねーの?




名前とか看板ネタでグダグダやってる間に、
北の方から風雲急を告げてきました。

あの向こうは最終目的地の福井県。
さっきまで晴れてたのに、いつのまにか北陸気候帯に踏み入ったかな。




一時的に雨も降りましたが、
レインコート装備して自販機の陰で休んでる間に、あがってきました。
ここに関しては文句なく、農村の平和な夕時です。




田んぼの中に突如そびえ立つ、墓の丘。
コナン・ザ・グレート」の一幕を思い出しました。

何千年、何万年と経つ間に地球は墓で埋め尽くされないか、
などと妙な悩みを誘発する光景でもあります。



ついでに、鷹か何かの割と新しい死体も発見。
足に識別票が付いてるので、生態観察の対象だと思うのですが…。
見たいという奇特な方はこちら
撮ってるオレが一番奇特だろ




一体どこからツッコメば良いのやら。




あれが戦国武将浅井家の本拠、小谷城跡のようです。

かなりの堅城だったそうですが、それも納得。
あんな山の上を攻めさせられる足軽もたまりません。
その代わり、政庁としての効率性には全く期待できなさそう。




ダメだ。足が痛すぎる。
木ノ本まであと5kmかそこらの高月駅で、今日も途中切り上げです。

これは見慣れないタイプのエレベーターで、
「外から2階改札前まで上がるエレベーター」と
「改札通った後ホームに下りるエレベーター」が共用なのです。
扉は両側に付いていて、乗った時開いた方しか降りる時開きません。
”片側が使用中” の場合、もう片側の客は待たされる事になります。

見方を変えると、わざわざ2階に上がらなくとも
外からホームまで目と鼻の先なのでありまして、
いっそココに改札作りゃ終わりじゃん
などと勝手な事を考えてしまいます。
だって足痛いんだもん。





寒いのでホーム待合室へ。
なんだかカワイイのが座布団持ってチョコンと立ってます。

というか、どうして折り畳みの必要があるんだろう?




今夜は街中の温泉旅館です。

正直、細かい所で色々抜けてもいる旅館でしたが、温泉は良く効きました。
また明日頑張ろう。

でも明日は最終日。敦賀まであと30km余り。
今のペースだと、明日だけでは無理っぽい。どうすべか…。




部屋の窓から見える、なかなかステキそうな露天風呂の様子です。
中央やや左方に、お湯の滝が見えますね。

…イエ、ですから部屋から露天風呂が丸見えなんですよココ。



さて風呂は3つあるんですが、各々1人か2人程しか入れない貸切方式です。
受付でカギ借りて行くんですが、どこもカギかかってなくて混乱させられたり。


他に客が居るのか居ないのか良く判りませんでしたが、
残念ながら露天風呂は割り当てられず、
洗い場が畳敷きという、斬新過ぎる内風呂でした。
畳の腰掛けエリアがある程度かと思ったら、シャワーの前がモロに畳敷きなんで驚きました。 

脚を曲げて座るのが痛い状態だという点を別にすれば
畳敷きはイスより座り心地いいんですが、
掃除とかカビ対策とかどうしてるんだろう。


ちなみに壁のタイルが濃いピンク色で1ブロックが大きく、
タモリ倶楽部のオープニング映像そっくりに見えたのも印象に残ってます。
.

1 件のコメント: