2010年7月26日月曜日

[error:0297] UV熱闘甲死園。

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高校野球予選を機会に、これまで入った事のない
横浜スタジアムへなど行ってみる事にしました。


比較的混雑せず、かつハイレベルなプレーが期待できそうな準々決勝です。


一昨日ぐらいに大会サイトを確認した時にはよりによって

デーブ大久保の野球教室か何かの広告バナーが入ってましたが

昨日には別のに差し替えられていたという、
球児たちと野球界の暗部の交錯プレーな事態です。


ちなみにUVとは Ultra Violet (紫外) 線、の略でして
Ultra Violent とかではありません。



高校野球って入場料掛かるんですねぇ、ビックリ。

プロでさえフューチャーズならタダだと言うのに。


横浜ベイスターズ戦のチケット(意外にも東京ドームより高い)よりは
桁違いに安いとはいえ、

少額でもお金を取ったら商売(ショービジネス)になってしまうので
良くないような気がするんですが、どうなんでしょう高野連。

というか何のためのスポンサーなんだ朝日新聞。



いよいよスタジアム内部へ潜入。

通路は意外と狭くて貧弱な印象ですが、テレビ中継も整ってます。

公園入口に近い外野側ゲートは全部閉鎖されていたので
どこから入るのか迷っているうちに、試合が始まってしまいました。



ウグイス嬢や案内係も高校生。
正直、案内係はあまり感じ良くないですな。

ともあれ一塁後方、学校応援団席の隣に入る事にしました。


一塁側はウチから2kmほどの私立男子校(なのでチアガールはいない)、
通称「武装高校」と呼ばれてるらしい武相高校です。

なおOBにはパンチ佐藤、出川哲郎ほか。



対する3塁側は光明相模原。

それっぽい名前の通り仏教系で(「踊り念仏」の時宗ですが)、
毎回守備に就くとき三方におじぎをする一塁手が印象的でした。


さて肝心の試合は 武装 武相が最初から押しまくり
3回ぐらいでコールド戦が見えてきたかと思いきや、

踊り念仏 光明相模原もそれ以後しぶとく踏ん張りまして、



結局、7-3で武相の勝利となりました。



校歌演奏中です。応援団も湧き立っています。


感動のワンシーンのはずなんですが、

さっきまで真剣に観戦してたはずのチビッコたちが
いきなり眼の前で任天堂DSか何か始めてしまったため
あまりそれっぽい画に見えなくなってしまいました。


もっとも、これぐらいが野球観戦の自然な姿であろうかとは思います。

本当に泣いたり笑ったりする有資格者は、グラウンドの選手だけ。

全国中継だ、県や学校の栄誉だ 、旧き良き清純な高校生の姿だ、
何だかんだと言い出して勝手なプレッシャーを掛け始める辺りから、
かえって話がややこしくなって来るのではないかと。



応援席に駆け寄る選手たち。



応援席に一礼する選手たち。



外に出なければ、同じチケットで続く慶應×東海大相模戦も観戦できます。

ウオーミングアップに入ってくる、一塁側慶應の選手たち。



ちなみに当球場、上階スタンドが急傾斜な事でも有名です


時刻は1時半。
暑さ最高潮なので、第2試合開始まで通路に下がってましょう。

そこでのびているオジサン達も、ガラガラなんだから一旦席外せばいいのに。


こんな炎天下に連日野球なんかやらせる事が
本当に「高校生の健全な心身育成」の為になるのか 
極めて疑問なぐらい暑いです。

この暑さと紫外線のほうが高校生の喫煙なんかより有害じゃね?


場所はどこかの河川敷とかでもいいから
せめてもっと早朝夕方の時間帯にでもできないんでしょうか。

本大会も、よりによって甲子園なんかじゃなくて
長野あたりにすれば良いと思います。


体力は全て、純然たるプレーのためだけに使ってもらえばいいし、

質実剛健だ何だを標榜するならばこそ
甲子園などという ”ブランド物” に拘る必要もないはずです。



男臭さの極致のような高校野球に不思議と似合う、女子高生の姿。


マンガ甲子園とか

3Dプラモ甲子園とか

地獄甲子園とかだと

こうは行かないかも知れません。


さて、球場価格のマクドナルドに躊躇したりしてるうちに(結局買わず)
慶應戦スタートですよ。



慶應ボーイズ


やはりメジャーな学校(相手の東海大相模も有名な強豪)の試合なので
観客も増えているようです。

さすが応援団も本格的、かつ組織的。指示系統がバッチリ機能してます。


ブラバンの人々は顔と体格があからさま過ぎるほどに文化系ですけども
黒い学生服に灼熱の楽器を抱えて頑張ってます。

無理し過ぎて死人が出ない事を祈ります。



そういえば実家(千葉県松戸市)の3軒隣の、
私より3歳下の子がこの慶應高に通ってましたが、

おそらく家から片道2時間はかかるはずでして、

わざわざそんな遠い高校に自宅通いするぐらいなら
その時間使って家で勉強してた方がマシだろうに、と不思議でした。


すんません、画像と関係なさすぎる話題でしたね。



右翼手のファインプレイ。残念ながらちょうど柱が邪魔なうえ、
眼の前のオッサンが立ち上がるので、あまり良く見えず。



前半は慶應が優勢でしたが
5回のこの同点ホームランから流れが変わります。



あちらは東海大相模の応援団。

野球以外でもスポーツ強豪校だからか
慶應以上に本格的で、完成度が高いです。

全くズレのない、女子チアリーダー達の良く通る声が、
1塁側まで届いてきます。


実際、全国規模のチアリーディング大会などもあるはずですが
あれはあれで、一つの独立したものとして成り立ちますね。



先ほどの武相×光明相模原よりハイレベルな両チームと感じましたが、

慶應はヒット10本(四死球入れればランナー15人以上は出てる?)で
2点しか取れない拙攻が仇となりました。

その間にピッチャーも守備陣も、焦りと疲労が出てしまったようです。



同じ応援席への一礼でも、さっきの武相とはやはり様子が違います。



県予選ですので、甲子園と違って土を持って帰ったりはありません。


やるとしても土、ベースの周りにしか無いですけどね。
代わりに芝を抜いて行ったりされても困りますが。


しかし1度でも負けたら即敗退というのは過酷ですし、
運の要素も大きくなります。

また、それだからエース1人が毎試合連投する事にもなります。

リーグ戦にして、その代わりに普段からの試合実績で
予選出場枠を絞り込む方式にしても良さそうですよね。


本戦で敗退した場合にしても、せっかく遠路甲子園まで来たのだから
どこか近くの球場ででも深夜ででも、他県の敗退校と親善試合するとか。

もしかしたら非公式には既に行われているのかな?
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