2010年7月13日火曜日

[error:0279] ムダに納涼


コンビニで小さい「麦とホップ」を1本買ったら
クジ引きで大きい「麦とホップ」が1本当たりました。


まぁそれはさておき。



今日はこのようなイベントを観に
千代田区は九段下までやって来ました。

この歌手らしきオバサンが若干気になりますが
ともかく会場へ向かいましょう。



これが「九段下の駅を下りて坂道を」というアレです。

ちなみに登り坂になります。



日本武道館(北の丸公園)の入口脇。


こうして見ると、やっぱりここは城跡なんだなぁと感じます。

いや跡というか現役なのかな、ここに限っては?



これが「屋根の上に光るタマネギ」というアレ、

と言いたいところですが小さい版です。



皇居のお濠は何パートかに分断されていますが、
そのひとつ千鳥が淵が見えてきましたよ。

昔はこんなところで舟なんか漕いでたら即射殺でしょう。
変われば変わるものです、時代。

ところでこのボートが実は今回、中心的役割を担います。



ちなみに函館五稜郭などは星型のお濠が全部繋がっており、
貸しボートで1周できます。

遊びコースとしてはなかなか面白いのでありますが、
かなり長いうえ、オールに支点がついてなくて漕ぎにくく、
時間内に1周回って帰還するのは1人乗りでもかなり重労働です。
親指の根元のところの皮がむけます。

あと、岩手の海辺で貸しボート漕いでたら
いつのまにか岩場へ流されてて座礁した事もあります。
現地の女性ネットフレンドが同乗までしてたのに、あれは恥ずかしかった。

仮に後日武道館コンサートにでも行く約束してたとしてもスッポかされモンでしょう。



ともかく会場に到着ですが、

広大な水域・緑地であるうえ、若干風がある事もあってか、
納涼するまでもなくむしろ寒いぐらいです。

というか本当に涼みたいなら、帰宅ラッシュどきの電車に乗って
都内まで往復する事自体がすでに間違いであるとも言えます。

しかも帰りは新宿まで歩いちゃったし。



特に露店などはありません。しかしそれもまた良し。
実はこのイベント、灯籠流しを楽しもうという趣旨ですからね。

人も少なめで、いわゆるひとつの穴場イベントであります。



空きボート連環の計。

孔明の罠だ!



予定時刻をずいぶん過ぎてるのに何も起こらないな、と思っていたら
ボートが風上側へ移動し始めました。


実はさっきから見えているボートの人々、
あらかじめ募集されていた灯籠流し役なのです。

参加料が確か1000円ぐらい掛かりますが、
考えてみれば東京湾納涼船より安くて贅沢なのかな?

手漕ぎボートも飲酒運転って問題になるんでしょうか。



静謐がテーマのはずのイベントなのに
いきなり火薬が爆破されて一同度肝を抜かれます。



灯籠が放流され始めました。意外に明るい。

背後のビル照明も良い感じです。



ボートには手持ち花火も搭載されているようです。

灯籠の火でしめやかに着火。



次第にボートや灯籠が流されて集まってきました。

煙が溜まってきて花火や灯籠の光を反射するようにもなってくると、
まさに連環の計の様相を呈します。
写ってませんが、消防艇も右に左に走りまわって警戒中です。

川に落ちた黄蓋が拾い上げられて便所に押し込められていた件とか
色々どうでもいい話もつい連想してしまいます。



スピーカー越しに、駅のポスターに出ていたオバサンの
しんみりした歌も流れてきますが、
正直ちょっとわざとらしい演出だな、と思いました。



隣の巨大なる靖国神社も、
外からチラッと見ただけですが、すごい事になってました。
まさか観光バスまで乗り付けてるとは。

しかしこちらは完全な、明るいお祭り。炭坑節とか流れてます。
くどいようですが間違いなく靖国神社です。



なぜか、これこそ真の納涼であるかのように見えてしまう罠。

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