2010年7月22日木曜日

[error:0291] そうだ富士山、行こう。(2/5:5→6合目編)


御殿場口5合目は標高1500m。
他ルートよりかなり低く、本来は2合目とされる地点です。

正面左方の小さな膨らみ、「双子山」は1929mと1804mで、
あそこの麓までが樹木(濃い緑)の限界線のようですね。


スタートから1時間半、持ってきたオニギリ3個のうち梅を食べます。

カロリーメイトやチョコレートなども軽くて良いのですが、
カロリーメイトは喉渇くしチョコは融けますから、やはりオニギリ。

汗の大量流出と疲労に、梅の塩分とクエン酸が丁度良いのか、
普段なら考えられないほどウマイです。涙が出そう。



雲が出てきた、というより雲の中に入って行きます。

御殿場ルートは南東斜面で、ずっと太陽照りっ放しなので助かります。



下界側。ジグザグの登山道が判りますでしょうか。



肉眼では登り始めの駐車場がハッキリ見えるのですが、
写真だとサッパリですね(中央付近)。


あと、はるか遠くで天文台もしくは金属張りの何かが?
陽光を反射して、ものすごく光ってました。
光通信の威力を見るかのようです。



時折交錯する下山道を、駆け下る短パンのランナー。


前夜から登ってきたと思われる下山者もチラホラ居ますが、
登るほうの登山客は(ランナー以外)ほぼ皆無です。

土曜夜(日曜明け方)の富士吉田ルートの上の方なんて
1歩進むのに10秒掛かるぐらいの大渋滞でしたから、
考えられないことです。まさに富士山ひとり占め気分。



その代わり施設はサッパリ存在しません。

あれは気象庁専用の避難小屋(たぶん落雷対策か何か)。

昔、富士山が修行の場として登られていた頃を想像させます。



山頂などへの物資運搬車の専用道です。通称ブル道(ぶるどう)。


傾斜もキツいしエンジンにも負担掛かるはずなので、大したものです。

なにせ100円ライターなんか既に点きが悪くなっている状態で、
7合目ぐらいになると幾ら頑張ってもダメなほどですからね。



雲が一番濃かった頃です。



噂をすれば、雲の上から運搬車が。
非常にのろいですが、パワフルです。



石ころに、かなり大きいのが混じるようになりました。
一応、山頂に近付いているのを実感できる証拠ではあります。

噴火で飛ばされる溶岩は表面だけが先に冷え縮むので、
フランスパンのような裂けた表皮ができます。



大集団がまとまって下山すると、土埃がものすごい。
幅500mほどの谷を挟んで、ここまで喚声も届いてきます。

同規模の後続がさらに何集団も続いてくるので
たぶんどこかの学校だと思いますが、
戦国時代の戦のシーンにも見えます。



山小屋跡。ちゃんと開いてる山小屋は、次の7合目までありません。

時間は確か1時過ぎぐらいだったかと。

ここまでで、縦にも横にも登山道のだいたい半分来た事になりますが、
傾斜はだんだんと急になっています。

かなりペース遅めなので呼吸は楽ですが、山頂は間に合わないかも?


2個目のシーチキンおにぎりも非常においしい。
あとは、タラコおにぎりが1個とポカリ1本。

飲み物は重いので仕方ないとして、
食糧はもう少し持ってくるべきだったかな。
.

0 件のコメント:

コメントを投稿