今日は鶴見の曹洞宗大本山「總持寺」で祭りの予定ですが、
まだ時間あるのでひとまず前座として、
東京電力「電気の史料館」@川崎。どーん。
でも実はこの威容ある建物は(たぶん)東京電力の会社施設で、
本当の史料館は奥にある平べったい建物だったりします。
川崎駅から出てるはずの送迎バスが見当たらず、
電話して訊いたら既に最終便が出た直後とのことで
仕方なく普通の路線バスで乗り付けたのですが、
結局閉館まであまり見学時間がないとのことで
なんと本来300円のところ100円に割引してくれたという、
大変気前の良い広報施設なのでありました。
しかも豪華装丁パンフ付き。
高電圧線用の碍子(がいし)、スゲー。
館内にも、このような古今の電気関係機材があれこれ展示されてます。
最初は子供向け施設かな、と思っていたのですが全くそんな事はなく、
最初の展示スペースでいきなり
マックスウェル方程式とか出て来てビビリました。
※大学で習う電磁場の微分方程式です。ハッキリ言って私も良く理解できてません。
そして館内のカフェがまた、
鼻血出そうなほど激安なんです。
煎茶50円? メイン250~350円? 鯛焼き3個+ドリンクで250円?!
画像見る限り、そこまで極端に小さいとか貧相とか言うワケでもなし。
たぶん大学の学食以下の相場なんじゃないでしょーか。
残念ながらもう閉館間際だったので
実際に注文できなかったのが悔やまれますが、
内装も庭の景色も下手な喫茶店より優れてますし、実に侮れません。
いやー、早速エネルギーを使い果たしてしまいそうな勢いでしたが
これから本番に向かわねばなりません。
どうでもいいですが、ここいらは街区が花の名前で分類されてます。
意外とオサレな鶴見区(ここの町だけ?)。
さてここが總持寺(そうじじ)。
もともと能登にあった総本山を鶴見に移してきたもので、
能登に残っているほうは観光スポットとしても有名です。
確か、門前のソバ屋がおいしかったような気がする。
というか能登自体、私が全国巡った中でもオススメな部類ですヨ。
ま、それは良いとして、予想以上に混んでそうなのが問題ですな。
重要そうな大灯籠もこうして、
夏休みに入った悪ガキ軍団に占拠されるありさまです。
そして肝心の境内は左の、いかにも混沌たる参道の奥と来たもんだ。
お祭りムードは良く出ていますが、
ただでさえ狭い参道に往復両方の人波が集中するのに、
左右の露店をもう少し何とかしないとダメですね。
露店の方としても、さすがにこれでは商売にならんのじゃないかなぁ。
何分間汗だく牛歩状態だっただろう、
やっと山門らしきものが見えて来ましたが。
これ、本当に奥まで行けるの?境内すでに満杯だったりしない?
ここから引き返そうにも、まさに”抜き差しならない”状態ですよ。
山門に到達してみると、予想を越えて一気に人口密度下がりました。
やっぱり参道と露店だけがボトルネックだったようです。
しかしスピーカーから強烈に調子っ外れな掛け声やアナウンスが、
地を揺るがす大音量で響いてきます。
たぶん境内(正確には駐車場)でやっている盆踊りでしょう。
お囃子が届かずマイク音声だけ伝わってくるから、奇妙この上なしです。
場外に伝える必要ない内容なんだし、スピーカーに繋がってないマイク使えばいいのに。
しかしさすが曹洞宗大本山。
おそらく事務棟と思われる建物だけでもこの威容です。
いかにも修行僧がシズシズ擦り歩きそうなイメージの廊下も、
天井が高いのでむしろ貴族の別荘のような趣きに。
ある意味、禅寺にしては必要以上に豪華過ぎるかも知れません。
奈良の東大寺あたりにも負けてません。
本来は祭りの日でなく、もっと静かな時に来るべきなのでしょう。
能登にゆかりある寺なせいか、なんとキリコが巡行していました。
キリコというのは
ねぶたのシンプル版とでも言うべきでしょうか。
ちなみに大漁旗など付いてもおります。
そろそろ月もハッキリと見える時分になって来ましたね。
境内にも露店ありますが、たぶんこれは寺直営の特別店と言うか、
この總持寺の若いお坊さんたちが
直々に
なにしろ全員頭にタオルという光景です。
とは言え、これはこれで良心的そうなイメージ出てて良さげですね。
そういえば、お坊さんが悩みを聞いてくれるバーなんてのもありました。
ついVOWを「バウ」って読んじゃう私。それはともかく値段の「800縁」とかってオモロイ。
ちなみに自販機は完全OFFになってました。抜かりなし。
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