フューチャーズ戦（チャレンジマッチ）とは
プロ野球2軍イースタンリーグの、
早い話が練習試合みたいなモンです。
その節に試合のないチームと
各球団からの混成派遣チーム（フューチャーズ）が戦います。
DH制、延長なし。ただし得点無関係に必ず9回裏まで続行という特殊ルールもあります。
ただでさえ野球ファン（というかスポーツファン）でもないというのに
なぜ他でもない、そのような試合を選んで観に行くのかと言いますと、
ズバリタダだからです。
自動改札で自分の前の人がピンポン鳴って
緊急回避を強いられること約4回、
電車は目の前で発車してしまいクソ暑いホームで待ちぼうけ、
踏切内に車が立ち往生して列車緊急停止、
マンションから線路に布団が落ちてダイヤ大幅乱れ、
などと散々な目に遭いまくり、予定より大幅に遅れつつも、
あとはこの300段ほどの階段を登れば球場です。
…これは行くのやめて帰れとの神のオツゲか？
カードはフューチャーズ vs 巨人なので、会場は「ジャイアンツ球場」。
遊園地「よみうりランド」に隣接した、巨人の2軍球場です。
長嶋茂雄揮毫の筆文字に飾られた
いわゆるひとつの「巨人への道」は険しい道のりですが、
よみうりランド行きのロープウェイが至近距離を通るので
機械や乗り物好きの人はかなり興奮できると思います。
上の方まで来ると、見晴らしも良いですよ。
最寄りの京王よみうりランド駅ホームからも良く見える、
この用途不明の塔の横が球場入口です。
見えました。ジャイアンツ球場、どーん。
2軍球場にしてはかなり整った球場のようです。
高機能な電光掲示板もあるし、ウグイス嬢も居ます。
その代わりハングリー精神が育たないとして
「多摩川グラウンドに帰れ」と評される事もあるようです。
帰れ、といえば「バック・トゥ・ザ・フューチャーズ」とか
毎度ながらの下らないダジャレ的タイトルでありますが、
1軍で不甲斐ない働きぶりの選手は
いつ監督からこんな台詞を頂戴するかと
ビクビクしてるのかも知れません。
すでに試合開始から1時間経っちゃってますが、
まだ4回に入ったばかりのようで、ヨカッタ。
巨人がホームのはずですが、なぜか先攻ですな。
しかし巨人のロゴマークをそのまま出せる電光掲示板とはさすがだ。
さて選手オーダーを見ると巨人の”星”とか（→飛雄馬）
フューチャーズの”ファースト伊集院”とか（→球三郎）
同じくキャッチャー鬼屋敷とか
何だか物凄い名前の選手が揃ってるように見えます。
名前が鬼屋敷とかで虚弱体質だったら速攻いじめられそうだから
きっと頑張ってスポーツ選手でも目指そうって決意したんジャマイカ。
客席の方は「思ったよりも人が居た」程度なので
いくらでも良い席が確保できそうです。
というか客席がグラウンドに近くて、大変良い球場ですよー。
内野席しかないので収容4000人程度ですが、
1軍戦でも平日デーゲームで不人気な対戦カードなら
正直ココでやっちまった方が良いかも知れません。
そして一・本間すぐ横の2列目ゲット。
審判やネクストバッターの声までハッキリ聞こえてきます。
プロとは言え、記録に残らない非公式戦という事もあってか
みんな意外とユルい雰囲気みたいです。
フューチャーズ打った！二塁打！
キャッチャーは
虎縞ハンドガードのバッターが、確か
調べたら巨人の選手らしいんですが大丈夫かな、そんな色使って。
阪神ファンと巨人ファン両方から闇討ちされたりしないですか。
しかし後続の凡打であえなく挟まれる
なお、ネットがあるせいでオートフォーカスが騙されてしまい
とっさのピント合わせが難しい点をお詫びしますです。
ついでに、ネット裏席と三塁側フューチャーズベンチ、
それにブルペンの様子です。
球場は本格的なのに距離感は草野球、な素晴らしさ。
時々ネットに痛烈なファウルチップが突き刺さる事もあります。
ネットに半分寄り掛かって家族と話してた小学生女児の
後頭部に直撃しそうになったりして、皆ビックリです。
なぜか、にわかにブルペン方向へ駆け寄る人、多数発生。
ピッチャー交替した直後だから、
今降りたピッチャーにサインでも貰いに行くのかな？
ちなみに試合の性質上か、ピッチャーは1回毎に替わります。
その代わり回の途中では替わりません。 が終盤、例外が発生します。
5回終わってインターバル。グラウンド均し中です。
レフト横からバリバリと突入してきた3輪レーキ車2台が
暴走族ばりの低速急蛇行を披露するのも、また見どころ。
レーキ車の中の人（と選手以上に大柄で気になったバットボーイ）、
背番号がないだけの巨人ユニフォーム姿ですが、
2軍だから案外本当に選手とかコーチがやってたりするのかも？
それでは後半に続く！
.
0 件のコメント:
コメントを投稿