さて、竜頭の滝から中禅寺湖へ下ります。距離はすぐ。
しかしまだ9時だというのに、渋滞が始まったようです。
日光の渋滞は、途中の交通事情云々よりも、とにかく目的地の駐車場不足が原因だそうです。
だから「渋滞」というよりは「行列」。
電車を中禅寺湖まで延伸するか、自家用車乗り入れ禁止にでもする以外、手の施しようが無いかと思われます。
今日はまだ少しは動いてますが、これから紅葉本格化につれてどんどん悪化するはずです。
駅から中禅寺湖まで片道6時間なんて話も…。
それじゃあ紅葉の風情どころでは無いですなぁ。
案外いちばん派手に紅葉してるのが、こんな植え込みだったり。
完全に真っ赤っ赤ではなく、グラデーション掛かってる方が面白味がありますね。
ホオズキもちょっと紅葉…てのはウソですね。
なにせ花言葉は「偽り」。
湖面まで来ました。これから湖の反対側、華厳の滝方面(日光への出入口部分、中禅寺湖の中心市街地)に向かいますが、
せっかくなので湖を遊覧船でショートカットしたいと思います。
ちなみに中禅寺湖は、日本最高所の湖。
なんとなく恐山の湖(強酸性で魚がいない)に似た、静かな孤高の雰囲気があります。
遊覧船のチケット売り場、というか「チケット売り場を委託されている土産物屋」で、ちょいと船待ち酒。
お通しのヒメマス燻製、「脂っこくない焼き鮭とスモークチーズの中間」みたいな感じで、うまいです。
よほど買って帰ろうかと思いましたが35cmぐらいのヤツ1匹丸ごと(1500円)でしか売ってないので、電車旅行中では持て余すと思い、しぶしぶ見送り。
船が来ました。驚いたことに双胴船です。
湖の遊覧船なので、そんなに高速性も安定性も必要ないはずなんですが。
直進せず、わざわざ湖岸に沿ってゆっくりと周遊しながら、船着き場へ向かいます。
岸辺の紅葉が見えないので、今回左舷側に座ったのはハズレでした。
ただでさえ睡眠不足なので、水ばかり見てると眠くなります。
雲は出たり消えたりしてましたが、だんだん低くなってきたっぽいです。山が雲に食われてきてます。
お天気下り坂かな?
着きました。中禅寺湖の水の出口、華厳の滝です。
さすがにココで修行する坊さんとかは居ないですかね
確か、小学校で来た時と中学校で来た時との間(少し調べてみたら1986年?)に岩盤が崩れて、昔よりだいぶ低くなってしまったはずですが、それでもかなりな迫力です。
エレベーターでもっと接近できますが、ここ(駐車場)からでも充分かな。
でも「ミッション」って宣教師の映画思い出します
当時は単に「残念な事件だなー」としか思っていませんでしたが、滝というのは浸食力が強いので、年月とともに急速に姿を変えていくのは当然なのでした。
ナイアガラの滝なんかもガンガン削れて後退してるので、保守策であれこれ悩んでるとか。
しかし華厳の滝の場合、放っておけばいつかは、中禅寺湖そのものに裂けたポリバケツよろしく大穴が開いてしまうわけで。
そりゃもうエライ騒ぎだろなぁ。SF小説のネタに使ったら怒られるかなぁ。
華厳の滝の駐車場で、いい樹発見。
12時。帰りのバスは10分遅れぐらいで済み、日光市内に戻ってきました。
この日は運動公園らしき所で11時から芋煮会があると聞いていたのですが、ちょっと道に迷ってしまった上、今日の人入りだとすぐに売り切れだろうと踏んで、昼食はそのへんの喫茶店に入りました。
高級木目調の雰囲気いい内装の店なんですが(全体に物価の安い栃木にしては値段も高め)、
BGMがダイエーで掛かってるような流行歌シンセ編曲の安っぽいヤツなのと、特性ビーフKURRYとかってあたりがチト惜しいです。
店を出たら大雨で驚きました。
傘は一応小さいの持ってきたけど、3ツ折傘って後で畳むのが面倒極まりないのよね。
晴れ間もありますが、天気予報見ると一日降ったり止んだりっぽい。
このあと東照宮とか、鹿沼に戻ってお祭り見学とか予定してたんですが、やめて一気に宇都宮のホテルに入ってしまいます。眠ぃーし。
そんなわけで、モダンな東武日光駅に比べて旧校舎みたいな、JR日光駅へ。
この駅、昔の手改札が保存展示?されています。
貴賓室があること自体が珍しいというより、
貴賓室って普通もっと建物の奥深い、半分隠し部屋みたいな所にありませんか?
こんなにホームにドドーンと出てたら襲撃されたりしないのかなぁ、ドキドキ。
あ、懐かしい。
中身は小学生みたいです。
おじさんも今、20何年ぶりに修学旅行やり直して来たところだよー。
そういえば、三連休潰して敢行する修学旅行ってのも珍しいですな。車内は案外、児童(と教師?)の不満で渦巻いてたりするのかなぁ。ビクビク。
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