なぜか頭の片側だけがカッパ状に大きくハゲ上がる夢など見てブルーになりつつも、今日はトランツアルパイン鉄道(NZアルプス横断鉄道)のオプショナルツアーに出ます。
このオプショナルツアーは1人参加ということで、2人分の料金を払わざるを得なくなってしまいましたが、そのぶん日本人の美人ガイドさんとサシ(はぁと)の1日を楽しむ事ができます。
上着の着替えはおろか櫛も洗顔クリームも鼻毛切りバサミも無しですでに1週間、という悪条件の我が外観が大変悔やまれます。
今日も早起きです。クライストチャーチ市内は朝霧が立ち込めていました。
アルプス横断鉄道は、東海岸クライストチャーチから西海岸グレイマスまでNZを横断します。
鉄道と言っても事実上観光専用路線であり、1日に1往復、早朝クライストチャーチを出て夕方帰ってくるだけしかありません。
また、これから乗るのは途中のスプリングフィールド駅からアーサーズパス駅までの片道、1時間半ほどだけで、あとはハイエース移動となります。
連日のバス移動やら待ちやらで、すでに1時間半など「ちょっとだけ」に感じる体になってしまっています。
桜と大学は良く似合います。
NZは欧米式に9月新学期だそうですが、 季節が逆なため、やはり桜の季節となります。
じつは今の時季、(牧場の計画次第ではありますが)ちょうど羊の出産シーズンでもあります。
のそのそ進む母ヒツジの後ろを、子ヒツジがやたら元気よく跳ね回る姿が印象的です。
ちなみにヒツジは双子出産が多いので、跳ね回る子ヒツジもしばしばペアだったりします。
もっとも、食用にされるのは1歳以下の子羊のほうですが。
車が通り過ぎて逃げない一家も、車が止まると急に逃げ出します。なかなか撮りづらい。
さてスプリングフィールド駅です。
観光鉄道ですから駅、というよりロープウェイ乗り場みたいなモンでしょうか…
右の木はNZ国花コーファイ(ハネミエンジュ)。
線路はまっすぐあの山脈へ。
霧はすっかり晴れました。今日も好天です。
線路脇の草地は地上げ中、ではなくて馬が。
毛布をかぶってるのは、競走馬用の紫外線対策だそうです。
時間にうるさいのか適当なのか、予定時刻よりだいぶ早く列車が入線してきました。
コーヒー放り出して、慌てて駆けてく愉快なサザエさん。
北海道のノロッコ号みたいな、列車全体丸ごと側壁のないベンチ掛け車両を想像してましたが、
ごくごく普通の特急列車的客車と、立席展望デッキとに分かれています。
スピードが思ったよりずっと速いため、展望デッキに長時間出てると風と排煙で参る、と後でわかりました。
今日も平日ですが、思ったより人が乗ってます。
広い固定テーブルがあるかわり、日本の特急みたいに席の向きが進行方向に揃わず、常時全て4人マス席のようです。
(去年乗ったアメリカのは、確か両タイプ混在だった気がします。)
写ってはいませんが、もちろん美人ガイドさんは隣です。
正面の不機嫌そうなオバチャンや、反対側の靴のまま対面席に足投げ出してるバカ女ではありません。
テーブルに置かれているパンフです。
スプリングフィールド駅からアーサーズパス駅までの間は、カス駅というのが1つあるだけです。
周辺には駅員が1人住んでいるだけの、文字通りしょぼい駅だそうです。
(停車目的というより、信号所か何か?)
朝食時間がなかったため、右ページの売店メニューとかも少々気になるのですが、
軽くヒップ120cmぐらいはありそうなのがゴロゴロしてるNZ人のオバチャンが1人でも通路に居ると、売店車や展望デッキへの移動は困難となります。
最初のうちは渓谷地帯です。
高架橋など撮っておこうとしますが、ガラスに紫外線除けのスモークが入っているのでどうしても自分の姿が映り込んだりして、うまく行きません。
まもなくカス駅です。駅舎が見えない代わりに、珍しく(珍しいらしいです)貨物列車が止まっています。
決して心霊写真を作ろうとした訳ではありません。
オバチャンの呪縛から逃れるべく、何とか展望デッキへの移動を試みます。
なぜあんな、日本人のそのまた小男から見ても低すぎる位置にドアノブを付けるのか、謎です。
茶室の入口みたいに、腰を低くすべき礼法があるのでしょうか。
展望デッキ到着。
もう少しシャッタースピード下げて撮るんだったかな?実際は高速走行中です。
なんとなく「Long Train Running 」でも歌いたくなりますね。
崖の上に、NZの鉄っちゃんズ。
渓谷地帯から、本格的に山岳地帯に移ってきました。
たとえるなら、中央本線で山梨の猿橋あたりの吊り橋地帯を抜けて、長野の高原に入ってきた感じとでも言いましょうか。
峠の駅、アーサーズパスに到着しました。もうNZの分水嶺が近いあたりです(たとえるなら、信越界隈を抜けて新潟に入るところとでも)。
ここから復路はまた、列車を先回りして待機中のハイエースに乗り込みます。
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