2010年11月17日水曜日

[error:0386] カメハメハ

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残念ながら、昨日の祈りはどうも天に通じなかったようです。



ハイ、雨が降ったらお休みです。

地図が濡れちゃいますからね。


降るか降らないかハッキリしない様子だったので
朝しばらく各社の天気予報を見比べていたのですがそれも、

goo天気は「午前中は曇り、午後から雨」
気象庁は「午前中は雨、午後は曇り、夜は晴れ」

と、全く正反対で困りました。


実際の推移はと言うと結局気象庁の全面敗北に終わりまして、
本日は作業断念と相成りました。

いつもの短編映画館にでも行こうかな…。



来ました。

が、目当ての回の
始まる時間を1時間まちがえてました。


仕方ないので、近くのレストランででも時間潰しましょ。



うまい具合に、今日は分厚いハードカバー本も持ち合わせています。

ジャレド・ダイアモンド著 「銃・病原菌・鉄」。

上下巻で4000円ほどもしますが、クレジットカード利用量の
オマケの図書券の使い途として選んだものなので、ご安心ください。


表紙は、戦場でインカ皇帝を捕える征服者ピサロの図でありまして、

要するに「つい数万年前はどちらも同じアフリカの土人だったのに、
南の島の王様たちはなぜヨーロッパ人に征服される運命を歩んだか」
というようなお話です。

なぜかというと、別に南の島の人々が怠け者だったからではなくて
結局「立地が悪かったから」という結論になります。


たったそれだけの論旨なのですが
論理に飛躍が出ないよう万全の注意を払い、
冗長なほど慎重に記述しているのが良く判ります。

ただ10年ほど前の本なので、細かい点では研究知見上、若干古い部分もあるようです。


しかしそんな本を読みながらワインなんぞ飲んでいますと、

何だか自分までスペインだかローマ帝国だかの征服者になったようで
少々申し訳ない気分になってしまうのも確かです。



ほとんど私だけのために平日も映写機を止めないでいてくれた
映画館スタッフの事を想うと、どうしてもアンケート用紙を断れませんでした。


しかし化粧水とかもらっても、さすがに図書券ほど使い途がないなぁ。



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