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5回シリーズの2時限目でござります。
これは京急のポスターにも使われている奇岩、”立石”でありますよ。
浸食に耐えて残った凝灰岩のカタマリらしいのですが、
与那国島あたりに比べると
周りが平らなのにいきなり突き出している感が強いですね。
そしてこの立石は岩そのものよりも、
周囲の松や岩畳も含めた全体的な景観美に優れております。
運が良ければ背景にちょうど富士山も見えるようです。
展望台(駐車場の端ですが)の足元に波が打ち寄せる様子も面白い。
万物の根源たるマナか、三倉茉奈のマナか。
むろん観る角度によって、だいぶ様相は変わって来ます。
左の人が居るところが最初の場所。
どっしりとした三角形でもって、
相模湾からの黒潮の波々を真正面から支えているかのようです。
ちょっと山形県のゆるキャラ「ペロリン君」に似てるような気もしますが。
しかし、ものすごい松の折れ曲がり具合です。
今はそれほどでもありませんが、やはり年中風が強いのでしょうか。
上空も風が強いのか、雲がコーヒーミルクみたいに撹拌されて
面白い渦巻き模様ができていました。
ハトとおじさんの、妙に絵になるシーン。
パンか何か食べながら、人生についてでもご思索中なのでしょうか。
泉鏡花の歌碑に別れを告げて、
さらに北の葉山方面へ移動再開しましょう。
松の岩場の向こう側は、全く対照的に静かな入り江でした。
リゾートホテルか何か。
ガスバーナーの炎みたいな庭木も面白いですが、
背後にすぐ迫る、肉厚のキノコみたいな、めくれ上がった山も印象的です。
山と海と太陽。 Mountain, Ocean, Sun 。
…それモスバーガーですわな。
付近は他に、会社の保養所なども多数目立ちます。
海へ向かう、外国人の幼稚園児たち。保母さんならぬ保父さん付き。
みんな楽しげです。
その割にしっかりお行儀よく並んでいるのも大したものでした。
秋田のババヘラアイスを思い起こさせる、鮮烈な色合いです。
なにげに、背景のツヤ出しエメラルドグリーンの家も負けてませんが。
見事な地中海っぽさを誇る豪邸。
この辺の散歩は本当に面白いです。
その白い塀の上に、これもまた凝った魔除けだ
…と思っていたら生きてました。
ワオゥ!
この辺の海岸の名物である、安産祈願の丸石。
地質学的にはノジュールと言って、
海底の貝殻や何かの周りに
炭酸カルシウムやら二酸化ケイ素やらが大量に沈着したものです。
もしかしてオーナーが ”岡本さん” なのでしょうか。
だとすると、HILLはまだしもBOOKを当てる事には少々異存ありますが。
歩いても良いし、バスから眺めても見事な、
道路と平行に真っ直ぐな海岸です(半人工海浜らしいですが)。
開放感と午後の気だるさがミックスされたような何かが感じられます。
時刻は1時頃ですが、バスにやけに高校生が多かったのは謎です。
1つの集団というわけでもなかったようですし。
でもこんな天気の良い日に教室に籠ってるのは、確かに勿体ない。
そんな素敵なビーチですが
不発弾に要注意だそうです。
ちょっとちょっと!
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