いやー、蒸し暑いです。
電車通勤のサラリーマンなんか、クールビズどころか
ボディペインティングでいいんじゃないかってぐらい不快です。
このぐらいになると昆虫類などの活動もいよいよ本格化するわけで、
皆様そろそろアンチ=コックローチスプレー等の備えを
再確認されたほうがよろしいかと存じます。
なぜこんな誰も使わないようなくどい表現をしているかと言いますと、
薬局等で普通に商品名で「コックローチ下さい」などと注文するのは
本来の意味的にかなりどうかと思うためであります。
というかあの商品は外国にも輸出されてるんでしょうか。
商品名どうしてるんだろう。
さて、今日は新宿へなぞ行ってこようと思うのですが、
言ってるそばからマンションの廊下に
ずいぶん大柄なバッタ(ショウリョウバッタ?)なぞが。
バッタです。
虫嫌いの方のために小さめ表示で。
抗議で打ち切られたヴィトンの贋作展
とかではありません。
いくら飛ぶからって、良くもわざわざ7階まで来たもんです。
しかも、頑張って少しでも保護色に近づこうとしてるっぽいです。
極めつけは、6時間以上も経ってから帰ってきたところ
まだ同じ場所で同じ姿勢のままだったことです。
思わず生死確認しましたが、ちゃんと生きてました。
昆虫のしぶとさというのは恐ろしい。
さて新宿に到着です。あれっ、何だか雲行き怪しいなー。
この、ドーム球場か何かをひっくり倒して直立させたようなビルは、
なんと「東京モード学園」の校舎です(他にも2つぐらい学校が入居)。
昔は隣の「新宿センタービル43階」がキャッチフレーズだったはずが
こんな空にそびえるくろがねの超高層ビル、
しかも曲面だらけで建設・維持めんどそうなのを、自前で新設とは。
どうも相当儲かってるようでありますなモード学園。
なお、東京モード学園というのは要するに服飾専門学校ですが、
猟奇的なほど前衛的なCMで異彩を放ってました。
以前も書いたかも知れませんが、確か3~4歳頃、
幼児のくせに「刑事コジャック」「ウイークエンダー」等の
深夜番組を愛好する夜更かしっ子だった私としては、
一緒に流れるこのCMが泣くほど気味悪かったトラウマなのです。
私の記憶上ですと、
闇の中でジプシー?っぽい特異な風貌の女性が
機械時計のような非人間的な動き方で踊っているアニメCMで、
フクロウもしくは秘境の珍獣の鳴き声みたいなサウンドを背景に
「……新宿センタービル……43階……東京…モード学園…」とか
ボソボソ低い男声のナレーション。
幼児の印象ながらこのCM、
どう見ても新興宗教か悪の組織でしたからね。
後継作品も這いまわる赤ん坊の大群とか、色々強烈でした。
あと、顔に大穴が開いた女性ダンサーの集団が
「サバダバサバダバー」などと謎の呪文を唱えながら踊ってる
「11PM」のオープニングも怖かったです。
えーと、どうでもいい上にたぶん関東ローカルと思われる、
なおかつ3昔前の話を、つい長々と申し訳ありませんです。
そのモード本拠ビル(正しくはコクーンビル)に対し背後を顧みますと、
こちらが新宿センタービルであります。
ちなみに53階が無料展望フロアらしいです。
でも、この天気では余り面白くなさそうですね。
いっそ上半分に雲が掛かってたりすると、画的にも面白いのですが。
なかなか清涼感ある中庭付きですが、
それでもやっぱり蒸し暑いモンは蒸し暑いです。
地下半階、左に画廊のようなものが見えるでしょうか?
一応あちらが今日の目的地であります。
早く入ってクーラーに当たりましょう。
なお新宿駅からだと本当は地上に出なくても、直接この地下道を通ってこれます。
こちらペンタックスのショールーム的なスペースでありまして、
あまり広くはないものの、入場無料の写真展など開催中であります。
ときにそのペンタックスのショールームをキヤノンのカメラで撮るのは
わずかながら申し訳ないような気分もいたします。
これも上空数百m、夏の夜空の芸術。花火大会がテーマの
写真展なのですが…、正直スバラシイ。
これはショールームの外側に飾ってある作品ですが、
この辺はまだ想定内というか序の口で、中のはもっとスゴイです。
花火は、実のところかなり撮影が難しい部類の被写体です。
でも、大人の手ぐらいの面積がある大型レンズで撮られた写真は
おそらくシャッタースピードをかなり速くすることができ、
とても「花火」には見えない、一瞬の不思議な世界が繰り広げられます。
こちらがチラシ(ハガキ)。
むろん、実作品の圧倒的迫力の何十分の一もお届けできてませんが、
まるで外宇宙星雲を接近撮影でもした写真であるかのようです。
ほんの何分かで観終わってしまう小さなコーナーながら、満足できました。
しかしその何分かの間に雨が降り出してしまい、喫茶店に退避です。
たまたま来るとき買ってきた本、活躍中。
政治評論に見えて実はむしろ統計分析の本なので、
読むのに多少数学的なカンが必要になりますが、面白いです。
大まかに紹介しますと、政治家や評論家が世論統計の解釈を誤った結果、
わざわざ有権者のニーズに反する方向へ政策転換して自滅、というお話です。
…煤けたコンクリートの谷底を洗う、ぬるい雨。
少し寒いぐらいの室内でそれを眺めながらのコーヒーって、
何だか特別な気分がしませんか?
…でも女性シャンソン歌手がアニソンを歌ってる
奇抜な店内BGMが、また何と言うか微妙です。
いや確かにアニソン好きだけどさ、
かつてラーメン屋で嘉門達夫の「鼻から牛乳」を流された時
の衝撃を思い出すじゃないか。
でもさすがに「おどるポンポコリン」だけは
やはりフランス語に翻訳不可能だったのか、
若干テンポ遅めなだけで
「オードールゥポォンポコリイーン」
とアンニュイに歌いあげる、フランス歌姫なのでありました。
………。
コーヒー吹くだろゴルア (#゚Д゚) !
というかあれ下手な翻訳しますと、海外の方々には
「お空にトリップ中のジャンキーの悪夢」
的な歌詞に聞こえかねませんが。
※ついでにフランス人の作った「北斗の拳」替え歌(Youtube)などもドゾ!
おまけ1。
傘がないのに雨は止みませんが、せっかく新宿まで来たので
雨とも瘴気ともつかぬものに濡れながら
ひいきのステーキ屋にでも寄ってみたところ、
例によって例の仕打ちです。俺はなにか呪われてるのか
紹介されてる系列他店までは、結構距離あります。俺はもう帰るぜっ。
おまけ2。
炉端焼屋の上の空手道場。なかなかカコイイですが、
炉端焼屋は上空方面がうるさかったり
ホコリが落ちてきたりしないですか。
「デヤァー!!」「ハァァーッ!!」とか気になる叫びが聞こえてきたり。
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