2010年4月12日月曜日
[error:0214] 必殺!大西部作戦(石垣島到着編)
実は与那国島は当初計画になかったのを付け足した形でして、
もともとは石垣島が目的地でした。残り5泊は石垣島に泊まります。
低空飛行という事もありまして、
雲間からチラチラ垣間見える島と海がまた、大変に美しい。
干潮時なのか島を囲んでいる珊瑚礁から外海へ、
海水が横広の滝のように一斉にこぼれ落ちて行くのが、良く見えるんですよ。
あれは是非オススメしたい光景ですね。
もしかするとJTAのジェット機よりRACのプロペラ機の方が、
もっと低空で見えるのかも知れません。
ホテルは空港の裏手ですが、チェックインまで3時間あります。
中心街まで3kmばかり歩いて、例によって島の感じでも掴みましょう。
与那国島は”草木に混じって甘い匂いのする”島でしたが、
ここはハッキリと花が多いですね。
道のすぐ上で、頻繁に飛行機の轟音がします。
与那国島よりかなり都会なせいもあって(人口5万)、与那国以上に
飛行機が家や道路のすぐそばを通る、スリリングな空港です。
滑走路も短く、羽田便は着陸はできるものの帰りは燃料を減らさないと
飛びあがれず、すぐに宮古島か那覇に寄らざるを得ないそうです。
そのため環境破壊の懸念がありつつも、新石垣空港が建設中とのこと。
異星の怪物か、西洋ファンタジー物の呪いの森みたいな
すさまじいガジュマル。しかも道路にはみ出しつつあります。
街路樹、というか何かの記念碑と一緒に交差点に鎮座してます。
繁華街に入って来ました。暑ーい。
道路が青く塗られて、「ミンサー」という、
事実上島のシンボルマークといっていい模様が描かれています。
地図もそうなっていたので、何の記号だろうと不思議でした。
正面のアーケードは最近まで「あやぱにモール」という土産物商店街でしたが、
「ネーミングライツ」という、諸手を挙げては賛成しかねる商法の普及に伴い、
ユーグレナモールと改称されました。
ユーグレナとは、微生物のミドリムシのことです。 ミドリムシ商店街!
ひょっとして覚えておられる方はおいででしょうか、
ちょうど2か月前に紹介しましたミドリムシクッキー作ってる会社なんです。
若いベンチャー企業ながら商店街の名前を買い取るようになるとは、
やはりミドリムシクッキー好評なんでしょうか。
なぜ石垣島かというとミドリムシの培養場があるからで、
ただ正確に島のどこにあるのか、いくら調べても判らない秘密工場です。
「見学できますか?」とメール送ってみましたが、
出発直前まで10日待っても返事がありません。
もっと有名ブロガーになってから出直して来いってかチクショーメ。
730交差点という、島の中心的交差点です。
正面進むとバスターミナルと連絡船ターミナル、右に730という土産物屋。
渋谷109交差点の石垣島版みたいなモンでしょうか(←違)。
なぜ730かと言うと、沖縄返還後の1972年7月30日に
車が右側通行から左側通行に切り替わったのの記念碑があるから。
右の赤いレーンから左の青いレーンに車線変更してるロゴが彫られてます。
数時間で島中の交通標識を一斉交換したというから、
記念したくなるのも判りますな。
だったら沖縄返還自体のほう(1972年5月15日)を記念すりゃいいじゃん、
という疑問も湧いてはきますが、
個人的想像では、それだと「515記念碑」とかになってしまい、
総理大臣が「話せば判る」と言って「問答無用」と撃ち殺されたあげく
そのまま戦争路線に突き進んでいった事件みたいだからではないかと。
「731記念碑」なんかでもちょっとアレですね。
ワケのわからん勝手な推測は置いといて、手近な沖縄料理屋で昼食を。
オリオンビールと海ブドウです。
他に”海人”シーフードピザも食べました(焼き魚が乗っててビックリ)。
オリオンビールは沖縄でメジャーなビールメーカー。
個人的にはヘリオスビールの方が好きですが、
残念ながら八重山諸島では全く見掛けませんでした。
海ブドウ(クビレズタ)はカズノコかイクラのようなプチプチ食感の海藻で、
横浜界隈で食べると鮮度が悪いのか、おいしくない事が多かったですが、
さすが現地では一味も二味も違います。
悲しいかな、高いのであんまりモリモリは行っちゃえません。
写真ので500円ぐらい、不思議なことにスーパーでもほぼ同じぐらいでした。
八重山の飲食店は、テーブルに置いてある調味料も独特です。
でも賞味期限3ヶ月ぐらい切れてますね。
いえ偽装ではありませんよ、堂々と切れてます。
もしかしたら瓶が古いだけで、中身は詰め替えなのかも知れませんが。
いやそれはむしろ偽装に近いのか?
ちなみに会社名もちょっと怪しげで気になります。
いい時間になってきたのでバスターミナルで激安な5日間フリーパスを入手、
そのうえでホテル方面まで戻ります。うーむ、バス楽だ。
でも車内にバス停の案内表示機がない場合が多いので、
前もって地図を頭に入れておかないと、
どこでボタン押していいのか判りません。
最初にみっちり歩いておいて助かりました。
あるいは、アナウンスをしてくれる運転手さんも一部いますし、
中には乗る時、どこで降りるかを聞いてくれる場合もあります。
そこまでいくとバスというよりタクシーですな。
与那国島よりはずっと交通量多い(→レンタカーは使いたくない)ですが
渋滞するほどでもないので、時間は案外と正確です。
ただ、二段階右折という法規を知らないらしいスクーターのオバチャンが
交差点のど真ん中でいつまでも右折待ちしてたりする事はあります。
噂だと沖縄県は交通マナーが余り良くない、
というか荒っぽいわけではないがいい加減、なようです。
沖縄のバス停は風格があります。
そもそも誰ですか矢部って。(それとも地名?)
実はまだホテルまで1kmほどありますが、
ちょっとホームセンターに寄って買物を。
というか、どっちにしろここが準最寄りバス停なんですけどね。
しかもそのホームセンターに隣接して
フードコート付きの大型スーパーが2軒もある(24時間のもある)という、
本土の都会でも稀に見る充実エリアですが、
その代わり、ここを過ぎるとホテルまでコンビニすらありません。
そしてそのような立地にも関わらず
ホテルにはレストランがないという罠。
あっ、あっ、あらーしー♪ あっ、あっ、あらーしー♪
ホームセンターあーらーしー♪
とかワケのわからん替え歌でも歌いながら
荷物と買物袋提げて、てくてくとホテルまで徒歩です。うぅ暑ーい。
沖縄と言うより、むしろカリフォルニアンな風情の一角かも。
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