2010年4月10日土曜日

[error:0208] 必殺!大西部作戦(与那国島ティンダバナ中腹編)

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ホテルに到着しました。「アイランドリゾート与那国」。
おととしオープンした、島唯一の本格的なホテルであります。

形はどちらかというと高級めなマンションっぽいですが。



ところでISLANDとばかり思ってたら違ったようです。

やはりこれは”愛ランド”なんでしょうか。

夏夏夏夏ココーナーツ♪ 愛愛愛愛アイランドー♪

すんません、さっきから古い歌ばかりで。



ともあれ、部屋は勿体ないぐらい広くて立派です。

しかもまだ11時半だというにもかかわらず、
快くチェックインさせてくれたのも素晴らしい。これで余計な荷物が置けます。



容量が少なくてすぐこぼれるので実用上イマイチながら、灰皿までハイセンス。

いやさすが1泊15000円(旅行会社のプラン価格なので本当はもう少しすると思います)
リゾートホテルですな、ホホホのホ。


え、無職のくせに生意気だって?

いや、だって申し込んだ旅行プランの宿泊先が
15000円のリゾートホテルか10000円の民宿の2択
だったんですもん。そりゃホテルの方選びますわな…。



さてどうしよう。本格的な島一周は明日にしようかと思っているので…、
とりあえずあの、ホテルの裏山にでも登ってみましょう。

”ティンダバナ”という名前のこの岩場は昔、
島を治めていた女酋長のねぐらだったとの伝説があるようです。



正午を過ぎて、さっきより暑くなってきました。
草木の息吹も、チョウも、活発です。

肉厚でフニャフニャ波打った葉っぱはあちこちで良く見かけますが、
八重山特産のオオタニワタリという山菜か、その仲間かも知れません。

このへんの島は潮風があって野菜があまり育たないので、
代用としてこのオオタニワタリが良く食べられるそうです。
新芽は微妙な粘りと甘味があっておいしい。煮るもよし天プラもよし。

でも知らないと、料理に出てきても飾り物の葉っぱかと思ってしまいます。



急坂を汗流しながら登って行くと、遊歩道入口に到着します。
これはガジュマルかな、大層立派な樹が門代わりになってますね。



まさに熱帯。

気候区分上、この辺はギリギリ本物の”熱帯雨林気候(Af)”になるはずです。
日本にも熱帯があったのですよ。

ちなみに豆知識。熱帯(A)から寒帯(E)まで全部揃ってる国はアメリカだけ。



でかいユリ。テッポウユリですかね。花粉すげぇ。かぶれそう。



岩が露出してきました。湧き水がチロチロ流れてます。

与那国島は「Dr.コトー」というドラマ(観てないですが)のロケ地だそうで、
この辺は「勇気試しの洞窟」というシーンで使ったそうです。



崖下からも見えていた巨岩に近付いてきました。

下の軟らかい泥岩部分が優先的に浸食されて、
上の砂岩と石灰岩(この丘も昔は海だった)だけが残ったんだと思います。
いずれ崩れてきそうですねぇ。



その崩れそうな巨岩を支えているかのような、ド根性の樹です。

というかガジュマルの樹は上から下に根をぶら下げるので、
それが岩を這って絡みついただけ、というのが真相かも。



道が一時的に左右に分かれていたので何となく入り込んでしまいましたが、
こここそ本当の”勇気試しの洞窟”だと思います。



だって足元が穴だらけ。
これハブか何かの穴じゃないの?
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