2010年12月2日木曜日
[error:0401] 大踏破!横浜市・点の記(港北区編8)
今日は交通費ゼロ。
新横浜駅と、隣の菊名駅の間をウロウロするだけであります。
しかし、いまだ私の知らない近所の姿というのも明らかになる事でしょう。
N700系のぞみが停まっているすぐ脇にキャベツ畑という、
これはやはり幻覚ではないのであります。
新幹線と横浜線の交差する谷間には、
さしずめ新橋辺りのガード下みたいな空間が広がっておりまして。
立ち飲み屋、喫茶店、寿司屋…、
それに大量の自販機と喫煙所とベンチとゴミ箱。
人通りは決して多くない、
「知る人ぞ知る」昭和のまま取り残された空間であり、
「ここを潰せないせいで新横浜駅が根本改築できず、混雑解消しない」
という説さえあるのですが(ここを挟んで線路も駅舎も分断されています)、
新横浜 ”通” のサラリーマンも、どっかの貧乏臭いオッサンも、
時には駅職員たちも、そして私も。
こうして今朝もここで一服してはまた、起ちあがるのです。
さーて、行くぞう。
キャベツ畑のすぐ向こうには森さえ存在します。
森を越えて明るい陽射しが見える時、紅葉もイルミネーションの如しです。
仕入れ作業中の八百屋。ただそれだけですが、
年老いた店のオジサンが商品の単価(野菜だから日々変わるだろうに)
を全部暗記しているのに感心します。
住宅地の小さな八百屋だけど、これぞプロ。
今日はマトモな日本語になってないニュース記事を読んでたりして、余計そう感じます。
工事中です。
通行止め柵も何もありませんが、大きく迂回しないといけないでしょう…
しかし今日は15時ぐらいから雨の予報なので
階段の生乾きコンクリも、私の地図も心配なんですなぁ。
「えっ、こんな所にこんなデカいビルあったか?しかもピンクの」
とか思ってたら、
意外と近距離にある看板でした。
薄曇り空と角度のせいで、
遠距離にあるかのような霞んだ色に見えたのでしょうか。
こちらの紅葉は血のような鮮烈さです。
個人的に紅葉は、木漏れ陽を透かしつつ緑からグラデーションしている
タイプのが好きですが、これの迫力もまた凄まじい。
何かの詩的な喩えにさえ使えそうです。
例えば「蒼天航路」という高名な三国志マンガで、蜀の地に戦乱が起こる事を
蜀の(赤い)ツツジが見頃だ、と暗喩してたりするのです。
ドカーンとそびえ立つ新横浜プリンスホテルに、
これほど違和感を感じたのは初めてです。
デザイン会社か何かでしょうか、駐車スペースを広告に使っています。
さすが、デザイン会社(だとしたら)たるもの、
このぐらいのセンスと遊び心が欲しい所ではありますが、
じっさい車が停まって居ると広告が読めない罠。
オフィスビルの門前に、謎のトーナメント表。
そしてまた新幹線ガード下に帰ってきました。
今日の成果数は455+162。
最初は300ぐらいで良しとすべきだったのが、ついに600を越えました。
どうも、他のオジサン調査員達は200以下というのも珍しくないっぽいのですが。
もしや本当に体力が付いてきたんでしょうか。
バイト期間終わったら、また試しにどっか長歩きしてみようかなぁ。
心配していた天気も結局最後まで保ってくれたのですが、
そのかわり作業終えて帰ろうとした途端、
首から提げてた望遠スコープの鼻緒が切れて落ちました。
まぁ安物なんで、ネックストラップまでは耐久性不足だったんでしょうし、
ウチにちょうど余ったネックストラップあるので困りはしないんですが、
これはやはり何か不吉なんでしょうか。
よりによって明日は初給料日だというのに。
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