到着しました、川湯温泉。
摩周湖と屈斜路湖の間に挟まれた、小さな温泉街ですな。
無理すれば今日中に網走まで到達でき、
翌早朝に札幌(帰路)へ発てば、日程を1日縮められるんですが、
まぁ1日ぐらい旅行らしく腰を落ち着けてもいいのかなと。
うおぉー。44時間ぶりぐらいの、落ち着ける室内ですぞぅ。
ホテルとばかり思っていたら「ホテルと旅館の合いの子」みたいな
不思議な構造(雰囲気はむしろ旅館寄り)でしたが、大した問題ではありません。
やっと歯が磨けます。髭が剃れます。風呂に入れます。イェーイ。
どちらかというと気になるのが、
玄関に8枚ほども「歓迎 ○○ 御一行様」の札が出ているのに
どう多く見積もっても自分含め3~4グループぐらいの気配しかしない
ヘタすりゃ自分だけかもしれない あたりでしょうか。
1月平日の道東地域ともなれば、むしろそれで自然だとは思うのですが。
ここは、草津と並び称されるというpH1.7の強酸性温泉が特徴で、
館内の1階から下は全面、気分温まる硫黄臭が充満しております。
如何にも効きそうな匂いであります。
本当は温泉なんてのは何週間も浸かりっ放しぐらいじゃないと医学的効果は無く、
ほとんどが「気分による効果」らしいんですけどね。
ちなみに、和歌山県にも同じ「川湯温泉」というのが存在します。
そちらにも行った事があるのですが、
文字通り石の川原の下から高温の温泉が滲みだしていて、
川の水と適当に混じりあって適温になってる辺りを、見計らって入浴します。
何せド田舎の川の中ですので、周りは夜空やら森やら、解放感満点。
むしろ着替え場所が仮設レベル過ぎて、盗難が心配なぐらいでした。
周辺案内図です。
マイナスイオンの豊富な街であるらしいです。
そもそもマイナスイオンなるもの自体が
みんな正体も判らず有難がっているようで、個人的に気味悪いのですが、
とりわけここの場合、
せっかくpH1.7の強酸性温泉に浸かって
水素イオンH+を大量に浴びたのに
すぐ中和されてしまうんじゃなかろうか
いったいこの温泉街は陽イオンと陰イオンのどっちをウリにしてるのか
などという心配が頭をもたげて参ります。
見つけただけじゃなく捕まえないとダメとなると
湯治客ごときの所持装備では1億円はほぼ絶望と考えられますが、
ま、この辺はご愛嬌でありましょう。
それより大鵬の実家の場所とか公開しちゃって大丈夫なんすか?
さーて、特急乗ってまで会いに急いだカニディナーコースでありますよー。
正直、1人で食うにはちょっと多いんですけどね。
大雑把に宿代3500円(!)+朝食500円+この夕食4000円という
非常に極端なプラン設定になっておりますが、
そんな一点張り主義な用財法をしちまって
こないだの養老温泉みたいに体調悪くて喉通らなかったら
また大泣きを見るぞ(しかも実際体調悪い)
という点は、まぁ忘れておく事にします。
ところで本来予約したのは食堂へ行って食べるプランであり、
部屋で食べるプランは料金が少し上がるはずだったのですが。
玄関の札の数に疑問を持った事を勘付かれでもしたのでしょうか、
なぜかサービスで部屋仕出しにしてくれました。
従って私は、食堂に踏み入って”他の客”と顔を合わせる事、ナッシング。
それじゃあ元々部屋仕出しプランで予約してたら無駄金だったのか
という疑問も無くは無いのですが、ともかくも美味しく頂きましょー。
満腹したところで、夜のお散歩を。
ここらで夜に気温がプラスというのは、
(せっかく冬の北国に来たのに)幸か不幸か、かなり暖かいんだと思います。
じっさい新横浜に帰った直後に寒波が来て、
旭川辺りなんかマイナス20℃ぐらい行ったみたいですし。
温泉の源泉エリアがライトアップされております。
もっと寒ければ、湯気がもっと派手にダイヤモンドダストと化した事でしょう。
事前にイベント広告を見て想像してたほどの規模じゃなかったんですが、
それなりに幻想的ではあるのでして。
バスで街に入って来ていきなり出くわした時が、案外一番感動できます。
木の樋(とい)を、お湯が流れ落ちて来ます。
左の方で青信号が丁度いい感じなのにも注目。
あれは足湯ですね。ちょうど親子連れが堪能中であります。
その辺の建物脇の庭(駐車場?)ですが、
植木の面々が大変クリスマスツリーっぽいです。
宿に帰ってきました。
タバコの自販機なんですが、
良く見ると驚くべきことにタスポ方式ではなく、顔認証方式だと言います。
首都圏でも見ないほどのハイテク設備じゃありませんか。 すげぇぜ。
が、そもそも19歳か20歳かが顔で判別できるのか、甚だ疑問であります。
野球選手の松井秀喜あたりだったら16歳ぐらいでもバッチリOKだったりしねぇのか。
て言うかフロントで対面販売した方が手っ取り早いんじゃなかろうか。
試しに、我が35歳なる顔を映してボタン押して見ましたが、
大人と認識してもらえませんでした。 うーむ。
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