苫小牧からさらに2両編成ぐらいのワンマン車を乗りついで、追分なる駅へ。
次はここから新夕張に向かいます。
要するに札幌の南方を、北東へ移動中であります。
雪原の信号の向こうへ、果てしなくレールが延びてますね。
薄暗さとあいまって、何となく「ぽっぽや」な雰囲気が。
本州では余り感じなかった雪の匂い、というか氷の匂いがします。
重くてとがった空気が鼻の奥に吸いついて来る感じ、とでも言いますか。
学校新聞が駅に積まれていました。
なにも駅で広報しなくても良い事のような気がしますが、
これも「地域密着」 なのでしょうか。
性教育講話が催されたそうです。
牧場だと思いますが、完全に雪の海に浸かった孤島であります。
まさに地の果て。
新夕張駅。なかなか、レンガの格好良いデザインですね。
これでも一応特急が止まる駅、というか
ここから東行きは特急しか走ってないのでありまして、
北海道&東日本パスの特例として、新得駅までだけ特急に乗れます。
昨日見てきた秋田あたりの風景と違って
北海道の冬山は杉すら茂っておらず、完全に枯れています。
新夕張駅は昔は紅葉山駅と言ったそうです。
駅前に古い駅名看板が保存…、というか寒晒しにされてます。
良く見ると天井に不思議な飾りが。
意味は判りませんが、何となく末広がりで縁起良さそうですね …ん?
もしかして熊手の代わりなのかアレ?
さすが財政破綻中の夕張市。悲痛です。
しかし全国をネットワークする鉄道事業者(正確にはJR北海道ですが)といえども、
たまたまその駅が立地する自治体の制約から逃れられないモンなんですな。
と、ここで第2の計画ミスが発覚。
時刻の計算、間違えてました!
このままじゃホテル(川湯温泉=屈斜路湖の辺り)の夕食時間に間に合いません。
最終的に2時間遅れになってしまいます。
電話して夕食時間を遅くしてもらうか…
でも腹減りそうだなぁ(今朝もまだ食ってないし)…
その時間帯にホテルまでのバスがあるかどうかも判らないし…
いいや、追加で一部分だけ特急使っちゃえ。
ちなみに駅備え付けの時刻表を再確認してみますと、
私と全く同じ悩みを抱えていたんじゃないかと疑われる先人が
ここから先するべき乗り換えに印付けてくれてましたw
さて、そろそろホームに登りましょう。
はたらくくるま。頼もしい除雪車であります。
さすが特急は豪華です。
とりわけ北海道と九州の特急は新型車が多いので、
全国水準から見てもかなりハイレベルなわけでして。
でも昨日から田舎鈍行に乗り過ぎてその魔力にあてられたか、
「人が多くてちょっとやだなぁ」「列車らしくないなぁ」
などと感じ始めるようになってしまってたり…
イヤいかん、俺は鉄ちゃんじゃないんだ。
子供の頃は乗物酔いが酷くてどうにもならなかった奴のはずなんだ(汗)
スキー場ですね。
見晴らしは今日ちょっと悪いですが、緩やかで滑りやすそうです。
新得駅に到着。
ここはソバが特産みたいです。
いえ実は、今年は全国的に不作で困ってるらしいんですけどね。
駅自体はそこそこ大きいのにも関わらず
ここの駅ソバ屋はメニューが5つぐらいしかありませんでしたが、
太さのまちまちな図太い麺は、明らかに手打ち。
食いごたえは充分。空きっ腹に良く沁みます。
なお個人的に、麺の白い更科ソバより、この手の黒い田舎ソバが好きです♪
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