このところ引っ越しの後始末(荷物展開とか届出とか)続きなので、
気分転換に南船橋へなどやってきました。
実は、新八柱駅から武蔵野線(厳密には京葉線も)で20分と掛かりません。
意外に近い船橋の海。
もっともウチからその八柱まで、電車賃ケチって30分ぐらい歩きましたが。
ちなみにこれは八柱までの歩き途中に見つけた
「陶右衛門(とうえもん)」なる陶器店ですが、
「どらえもん」に見えて仕方ありません。
どんな秘密道具が隠されているんだろう。
とりあえず「地球破壊爆弾」だけは店頭に並べないで欲しいです。
まーたあの「みすず学苑」が、車窓に新作を炸裂させてますね。
およそ英語と関係ありそうな人なんか1人も居ないんだけどなぁ。
せめてスタローンとかシュワルツネッガーとかチャールズ・ブロンソンとか
(のマネしてる人々)ぐらいにしといて、「皆殺しの英語」とか…
うーんそれもなんか変な挑発用スラングとか教わりそうか。
南船橋駅前はパッと見、コンビニも飲食店も見当たりません。
殺伐たる高架下風景があるだけです。
でも塗装だけはハデ。
船橋競馬場。特にあれが目的ではありませんが、壮大ですね。
武蔵野線は沿線が競馬場とか競輪場とか競艇場だらけなため、
「ギャンブル列車」だの「オケラ列車」だのの異名があります。
ついでに、ちょっと強風だとすぐ「架線にビニールが引っ掛かった」とかで
止まったり遅れたりする脆弱さでも有名だったり。
そしてこれが本日の目的! 「古代エジプト トリックアート展」。
トリックアート(だまし絵)は既にあちこちで観ているのですが、
「本日最終日」に釣られて何となく来てしまいました。
それは良いとして金曜横浜で見たばかりなのに
また吉村作治かよ!?
たぶん壁画や何かの基本的な絵柄の監修役なんでしょうけど、
まさか仮にも美術展で吉村作治とは予想外でした。
今年の作治はひと味違うメディア大攻勢っぷりのようです。
まさか今度は作治監修のカップ麺とか出るんじゃあるまいな。
カップは棺形かピラミッド形、麺はミイラ形になっていて、
お湯掛けて3分待つと蓋を押し上げてムクムク ”復活” するとか…。
教授、ピラミッドの冒険中。
作業着ではなくスーツなのが、むしろ微妙な怪しさを倍加しています。
喩えるなら Ninja 3 って映画冒頭のショー・コスギ、とでも言いますか。
誰だか判らん男がどっかの洞窟で呪いの忍者道具一式を発見し、
いきなり何の理由も無く白昼堂々ゴルフ場で人を殺しまくる
という、Z級映画の金字塔みたいな代物であります。
ちなみに金字塔とは本来、ピラミッドの意味ですな。
まぁ、ともかく500円ほど払って入場いたしましょう。
トリックアートというのはわざと遠近感などを狂わせた絵や工作物で、
例えば画面から人が飛び出してくるように見えるわけですな。
いえ貞子とかああいうのじゃなくてですね。
会場はあまり広くはありませんが撮影自由。
むしろだまし絵と並んで写真を撮る事で、
より見分けにくい奇妙なトリック(インチキ)写真ができてくるわけです。
実際は階段は1段しかなく、あとは全て絵なのです。
CG技術の向上もあってか、なかなかハイクオリティですね。
スタッフの誰かが撮った写真例。
これは単にネコの絵の手前に立てば良いだけですが、
衆人環視のもと
このような表情で立ってる事自体が一番難題でしょう。
観る角度によって、追って来るかのように顔の向きが変わる絵です。
選挙ポスターに使ったら非常に効果的かと思われますが
実は顔の部分がスリ鉢状に凹んでいるのがタネで、
かなりの厚みが必要になるのがネック。
砂漠に見えたり顔に見えたり。
これは錯覚パズル系ですね。 長さはどちらも同じですヨ。
ここではワニに食べられそうになってるトリック写真が撮れますが、
「なぜこんなピラミッドの棺の中にワニが居るのか」こそが
最大のミステリーかもしれません。
単純に絵としてもなかなかだと思います。
エジプトである理由が、さっきからあまり見当たらないのが惜しいですが。
これがさっき、吉村教授が落ちそうになってた穴ですな。
まるでサクジならぬ「カイジ」の鉄骨渡りを思わせるような角材であります。
ん?良く見ると角材の上に、何かあるようですが…
それが冒険の動機かよ!
セコイよ教授!
カイジだって千円札1枚に釣られて鉄骨渡りやらねーよ!
せめてもっと秘宝っぽいアイテムにしようよ…。
ところで、むしろこーゆう写真の方が面白くないですか?
座禅組めば尊師にもなれます。
写真は係の人に撮ってもらいましたが、やはりピントなどがイマイチですね。
むしろ係の人に立ってもらって、自分でカメラ操作すれば良かったかな。
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