春一番で非常に暖かい本日。
千葉の四街道(よつかいどう)なる所で、
裸祭りが開催されるとの情報に踊らされてみました。
要するに男の尻でも眺めて楽しもうって企画です、
などと要してしまいますと、非常に人聞きが悪いですね。
もう成田が近いような所なので、飛行機が頻繁に低空を通りますね。
駅から会場の公園までは、見通し良好な新興住宅地を抜けて10分ほどです。
通常、駅でも踏切でも東尋坊あたりでも、
看板というものには大抵「駆け込むな」「飛び込むな」「ちょっとまて」などと
制止される事が多いですが、ここでは珍しく奨励されています。
なるほど、「こども110番の家」ですか。
…それは良いとして、イマイチ緊迫感の感じられないキャラですねぇ。
運動不足解消がてら逃げている訳じゃないって事を
念頭から外さないでおいて欲しいものです。
もっとも、そんなに全力で飛びこもうとしたところで所詮民家ですから、
留守な事も多いんじゃないかって点も心配です。
いや、下手すりゃ居留守かも。最近物騒だからって理由で。
それで誰から逃げているのかと言うと、たぶんこういう人からでしょう。
こちらのほうは、かなり良い絵だと思います。
某シンジ君に似てるような気もしますがきっと気のせいですね。
そういえば彼は確か「逃げちゃダメだ」って連呼してましたっけ。
ところで「怪しいツラの奴だと思うから」ってだけの一方的理由で
通行人を見境なく撮るのも二の足踏むんですが、公認ですか四街道警察署?
警官なんて、自分が撮られるのは嫌う最たる人達だそうですよね?
男の尻を眺めに集結した人々
会場の公園に到着してみると、予想以上の観客動員です。
しかも白人(の特にオバサン達)が異様に多いです。
全体の20分の1ぐらいは居たかも知れない。
成田が近いからなのか、海外では意外に有名な日本名物だったのか。
はたまたスモウレスリング大会と間違えてるとか。
この先は、おそらく祭りの開催主体である神社と思われますが
渋滞で通れそうにありませんね。
たぶん豊作祈願のお祭りなのでしょう、
泥田のような舞台に地鎮祭的なセッティングがなされています。
普段から公園にこんな泥田があるのか、
それとも毎年祭りのたびに掘り返しては埋めてるのか、その辺は不明。
そしてこれも何か縁起物のセレモニーなのでしょうか、
すでにフンドシ一丁準備万端の男衆が、幼子を抱えて泥田を横断します。
パッと見杉作J太郎に似た印象の人でしたが
きっとメインイベントでは雄姿を見せてくれる事でしょう。
そして男衆も集ケツ
いよいよメインイベント開始のようです。
ちなみに予定表には13時からと書いてありましたが、
たぶん神社方面で祈祷など色々執り行ってからなのでしょう、
到着は14時近かったと思いますがそれで大丈夫でした。
なんと騎馬戦の陣形を組みます。
良く見ると、最近日本全国でランドセル等の寄付に東奔西走しておられる
タイガーマスクまで参戦していました。
フンドシのタイガーマスク、というのはなかなか見る機会無いと思います。
「白いマットのジャングル」とは対極に位置するステージではありますが、
今日も嵐が吹き荒れています。
というか実際、春一番で強風です。
ところが騎馬の方はたちまち泥濘に崩れ、歩兵戦に移行します。
こうなると一層、タイガーマスクのホームグラウンドたる様相を呈しそうだ。
しかしさすがタイガー、男衆の中でもとりわけ良い体してますね。
掴んだり引き倒したり泥投げつけたり
まさに文字通り泥仕合ですが、非常に勇壮な光景です。
小学生の集団も大挙見学に来ていましたが、
きっと乱入したくてウズウズしていたに違いない。
そして一旦神社方面に引き揚げ(たぶん神事的な何かをしてくるのでしょう)、
しばしインターバルののち、「ウワー」と喊声を挙げ再集ケツ。
BGMに火焔太鼓実演でも欲しいですね。
裸なぶん、躍動感がダイレクトに伝わります。
特に中央の人のステップなど、ちょうど良い具合に撮れました。
引き倒そうとしているのか隠れようとしているのか
ドサクサに紛れて抱きつこうとしているのか。
泥の闘士たちが悪ノリして客席に乱入すると大騒ぎです。
3戦目で最後のようです。
すでに観客も幾らか減っているので、かなり良く見渡せます。
関係ありませんが「だんじり祭り」は漢字で「壇尻」とか「楽車」と書きます。
間違っても「男尻」ではありません。
もはやここはベトナムの戦場。
最後は3本締めで意気揚々と終わります。
ところが締めた途端にまた騙し討ちが始まります。
今度は泥団子が私の方にも飛んできて、頭のてっぺんに当たりました。
強風で帽子かぶるのやめてて幸運だった?
でも、きっとこれも獅子舞なんかと同じで、縁起物のおすそわけなのでしょう。
闘い終わった男たち、実にいい表情です。
帰り途中の津田沼(習志野市)のモール7階、
どんな恐怖映画を流してる映画館だと思ったらコミック専門書店でした。
品揃えも当然のごとく、強烈に侮り難かったです。
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