例によって大した理由はありませんが ”葛飾柴又” にでも行ってみようと思い、
江戸川挟んで我が松戸の対岸、金町にやって来ております。
空腹ではなかったので買いませんでしたが、ミニ鯛焼きの自動車屋台が。
小奇麗な電灯付き看板まで車で発電しているのが気合い入ってますが、
むしろバス停に模した看板がステキですね(実際、車が毎日出入りするのかは不明)。
仮にも東京都とは思えぬローカル線っぷりを誇る、全長2.5kmの京成金町線。
私も乗るのは初めてか、せいぜい1度あったかどうかだと思います。
全部で3駅しかありませんが、その真ん中の柴又駅へ移動しますよ。
やはりここのシンボルは「フーテンの寅さん」しかありませんね。
しかし寅さんは「フーテン」とは言え、一応「テキ屋」という稼業があるわけで、
瘋癲(ふうてん): ・ 定職を持たず街中などをふらつくこと。またはその人。→無職 (wikipedia より) |
むしろこの私こそ真のフーテンと言えます。
ついでに寅年生まれでもあります。
あと、良く見ると看板が「柴叉」になってます。
「叉」では豚になっちゃうんじゃないかな、旧字体か何かなのかな。
しかしこの柴又駅ホーム、
電車降りた途端にいきなり女子大生殺人放火の件という
この陰惨さは何とかならんモンでしょうか。
それとトイレの落書きも気になります。
「~に住んでいるホームレス」
とは、摩訶不思議な表現であります。
ちなみに「金町南口マクドナルド」というのはたぶんこれの事かと思いますが、
見たところ2階は客席ですし、3階は塾です。
ここにホームレスが居付いて いるとしたら
塾の方は子供が世の無常を悟ってしまいそうですし、
マックの方は店長が許しても保健所や石原都知事が許さなそうな気がします。
さて柴又駅前からはすぐに、
柴又帝釈天(経栄山題経寺)へと続く石畳の参道が始まります。
1ヶ所、車道で切れる他は連綿と土産物屋や食事処などが連なっており、
特に「とらや (※赤坂の大きい和菓子会社とは別)」等の草だんご屋が有名でしょう。
…もし寅さんの実家が「金のうんこ」屋だったらどうなってたかなぁ。
ちなみに「金のうんこ」とは一種の開運グッズですが、良く考えたら
「売れ残ったほうが店が繁昌する」ぐらいであって然るべき?
テレビ局の取材クルーが何組も。それに関西弁の観光客も居ました。
すぐ対岸の松戸市民でもあんまり来ないディープスポット
(実際私も初めて)と思ってましたが、
21世紀の現在もなお、根強い話題性を誇る街のようです。
駄菓子&ブリキ玩具のお店のようです。
キンチョールの看板とかアイス冷蔵庫とかも捨てがたいですが、
何がスゴイって、自販機!
コレは改造したのか、コカコーラ社が特別に用意したのか。
もしや「自動販売機」の「自動」とは
ガチャコンガチャコン歩き回る事だったりしないか、なんて幻覚が見えてきます。
いしいひさいちのマンガにもそんなネタありました。
この参道には、やはり旅人が似合いますね。
規模は違いますが、善光寺とか金刀比羅宮を想い出します。
もう少し道幅が広ければ、オープンカフェにしたらウケそうな気がする。
カフェと言うより茶屋かな。
さてここが帝釈天のようです。
立派な三門もあるし、街並みの細かさからすると予想以上に広大。
何しろこの石畳だけで、さっきの参道に近いぐらいの幅ですからね。
本堂も一見シンプルなようで、良く見ると手の込んだ造りをしています。
This temple is not simple. 何を言ってるんだ俺は。
有料ですが堂内には「彫刻ギャラリー」もあるようで、
その関係か、あそこの渡り廊下を一般人が通るところも良く見ます。
さらに廊下の向こうには日本庭園も。
絵馬で気になったのは
「○○○○先生の件で嫌な思いをしませんように」
ぐらいだったかな…
わざわざ絵馬に書くぐらいだから、すでに幾らか嫌な思いしてそうですが…。
ところが、お堂の裏側に回ったら近代的でビックリしました。
修行用室内プールでも併設してるのかと思いましたよ。
剃髪してれば水の抵抗は少なさそうですが。
さて、続いては江戸川にでも出てみましょう。
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