養老渓谷駅の隣、上総中野駅でまた30分ほど待って
いすみ鉄道に乗り換えます。
この巨大な竹は何かと言うと、実はトイレ。
どうも周辺にたけのこの里が多いからみたいです。 案内板にあるだけで6つ。
仮にもターミナル駅だというのに無人の駅舎には、
2週間前の切符のスケッチと思われる謎の貼り紙が。
駅ノートもあります。「いすみのおと」。サウンド・オブ・いすみ?
「へんな●こと●をかかないでくたいさ」ではやはり通じなかったか、
正直「へんなこと」も多いです。
ノートに「がんばろう」と書かれると
「もっとがんばりましょう」的に聞こえますし。
でもひょっとして駅ノートの書き込みが犯罪捜査の証拠になる
なんて可能性もゼロではないかも知れないので侮れません。
これはひょっとして廃物レール?
銚子電鉄などはレールをスライスして売ってたりしましたよね。
いや、いすみ電鉄こそは「運転手養成コースの自腹(700万円!)受講生」を
募集していたほどだから、これに匹敵する会社はさすがに無いか…。
天然板ベンチですが、片側にしか人が居ないと浮き上がるのが残念。
列車が来ました…がほぼバスですねこれは。
小湊のほうはまだ車掌いましたし2両ありましたが、
こちらはワンマン1両編成。
「電車」じゃないのはともかく、1両でも「列車」って言うんだろうか?
ついでに車内アナウンスもバスそのもので、
「ボタン押さないと降りられないんじゃないか」って錯覚すらします。
フィンランドと何か縁があったのか、ムーミン大々的にフィーチャリング。
車内もです。
さすがに運転手に着ぐるみ着せるまではやってませんでしたが
途中の駅にはムーミン出現するらしいです。
しかし能登のUFOラッピング電車ほど不審ではないと言えるでしょう。
紅葉の養老渓谷に対して、いすみ鉄道の売りは春、線路沿いの菜の花。
今の時季はさっぱり判りませんが、田んぼが清々しくはあります。
でも県道と並走してるような区間も結構あるし、
車窓風景は小湊鐵道のほうがローカル線らしさが徹底していて良いかも。
そんななか「房総の小江戸」と題された門などが見えて来たのは
おそらく沿線の中心地である、大多喜。
時間の関係上、今回は降りずにスルーしたいと思いますが、
徳川四天王・本多忠勝の城下町という事で売っています。
…はずなのですが、
いすみ鉄道は駅名も売ってしまったため「大多喜」ではなく、
「デンタルサポート大多喜」と変更されています。
どうみても小江戸の面影さえありませんね。
ほかに「三育学院大学久我原駅」なんてのもあります。
しかし、駅名(もはやほぼバス停の名前ですが)が果たして
歯医者の宣伝に役立つのかどうか?
と思って調べたら「デンタルサポート」というのはグループであり、
本社はいすみ鉄道と遠く離れた千葉市であるうえ、傘下の歯科医院には
「デンタルサポート」の名前さえ付いていない
事が判りました。意味ねぇじゃんネーミングライツ!
廃止しちゃおいねえ(南総方言・「いけねぇ」)よ
ともかくも終点、大原駅に到着しました。
菜の花は良いのですが悲痛なポスターです。
駅に改札は無くても土産物屋はあります。
もはや物販に全てを賭けたこの態勢! 大漁旗どーん!
自販機にも!
…あとゴミ箱がどこか哀しげなムーミン。
この、いすみ車両仕様自販機はなんと
後で(直接繋がってはいない)勝浦へ行っても存在しました。
ここまで来たら、いすみ市役所庁舎もいすみ車両仕様に塗装するしか!
しまった、来るの来週にしておけばこの見所豊富そうな「かかし祭り」が…!
隣接するJR外房線の大原駅には本棚が。
都会の駅だとあっと言う間に盗まれてしまいますよね。
品揃えが偏り気味なのは仕方ないとして、
エロゲのノベライズが1冊混じってるんですけど
いいんですかそんなモン駅に置いといて?
最初の予定ではこれから外房線で北上して帰るところなんですが、
列車と散歩ばかりで空腹のところ「勝浦タンタンメン」の事を思い出したので
逆にちょっと南下して勝浦へ寄ってみます。
喫煙所と明記されているのに灰皿が無い場合、
どちらを信用すべきなんでしょう。
近代的そうな特急車両ですが
ローマ字で書いてしまうと「暴走特急」っぽいです。
ゆっくり走ろう暴走半島。
新人なのか、ちょっと暴走しちゃって悪名高い「日勤教育」でも受けてるのか、
運転士がかなりシゴかれているようでした。
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