♪イタ公のイタロ(イタリア人の人名)、とか歌ってしまうと確実に怒られますね。
今日はなぜか仕事が休みだったので、
買い出しついでに家族で関宿へなど寄ってみました。
4月なのに暑いぐらいの好天なのですが
なんか入道雲っぽいの出てるなー、と思ったら、
野田あたりで突如大粒の雷雨に襲われビックリです。
確かにウチは家族で外出なんて珍しいのですが。
ちなみに、ちょっとワイパーをダイナミックに演出してみました。
幸い、野田を過ぎるとまたすぐ青空に。
千葉県の最北端、鉄道もなければ道路も一本道の関宿町。
おそらくそのランドマーク?であろう関宿城が見えてきましたよ。
いや実際の関宿城跡は今はもう江戸川の川原で、
近い場所に造った模造天守閣ってだけですけどね。
だいたい関宿城ごときがあんなに立派だったはずがありませんし。
関宿は江戸川と利根川の分岐点。
まずは江戸川側の長い橋を渡りますと、
一応このような、爽やかな河川敷風景が待っています。
対岸は実はまだ中州で、埼玉県はその向こう。
江戸川にこんな迫力ある水門があるとは知りませんでした。
でももともと江戸川自体が利根川の水量を減らす洪水対策の
排水路みたいなモンですので、このような施設があるのも納得です。
周辺を少々ウロつきますと大きな治水記念碑とか、
さらに奥に少し見えているのは、
なぜか廃物レールで組み上げられた藤棚です。
本来ならフジもそろそろ見頃近いはずなのですが、
肝心の樹が古いのか切られてしまっているのか、非常にワビサビな状態。
何やら横浜の汽車道みたいなのがあるぞと思ったら、
昔架かっていた橋の一部のようです。
木と金属の組み合わさった、和洋折衷な一品です。
というか板張りなんだから歩道橋なんだろうけど、それにしては立派ですね。
薄紫色が珍しい琉球ツツジ。
いや今日はツツジが目的じゃないんだった。
せっかくだから城にも行ってみよう。
城付近の高台から見下ろす関宿は、田んぼだらけの大関東平野。
ちょうど田植えの時期で、トラクターやら何やらがあちこち出動中ですね。
左下の鯉のぼりも、判りますでしょうか。
そのトラクターが1本しかない幹線道路の渋滞原因になっている光景も見られますが。
何に使っているのか良く判らないけど、城にパラボラは似合いません。
ありゃ。まだ4時過ぎだというのに、
すでに閉館直前で入場締め切ってます。
さすが交通案内が「東武野田線川間駅からバスで25分」なんて
書いてあるような立地だけの事はあります。
ちょっと横に回ってみれば、セコムしてありそうなお城。
でも、渡り廊下の下になんとなく転がしてある平底ボートが
河川交通文化っぽいです。
輪中地域だと民家の軒の上でしたね。
一応庭園的な区画もありますが、
すぐ裏の公園の方が、
妙な動物オブジェが大量に転がってたりして面白いかも。
ウサギ、カメ、パンダ、カバ……、それにゴリラが非常に渋いです。
なお、影のうちの1つは私です。
あそこの取水塔っぽい建物の辺りが江戸川・利根川の分岐点、
かつ千葉県の最北端だと思うんですが、
(実はちょっとだけ茨城県が分岐の内側に食い込んでますが、昔は全部「下総」でした)
残念ながら道が無く、行くのはちょっと困難そうです。
その先はもう、すぐ古河あたり。渡良瀬遊水池が近いです。
左の山は筑波山ではなく、
はるか群馬・栃木辺りの山が見えてるんだと思います。
「関東平野の中心で愛を叫ぶ大声コンテスト」とか開催できそうです。
ついでにマンホールもお城。しかもカラー。
お城がシンボル、というより他に何も無い感が強いですが。
小田原あたりならともかく、なにぶん関宿城じゃマイナーだからなぁ。
そういえば千葉県印旛郡の臼井(うすい)町に行ったら
「うすい うすい(臼井 雨水)」とか書いてあるかなぁ、と一瞬思いましたが
あそこはもう佐倉市に合併されているんだったっけ。
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