舞浜3日目。
ひどく混雑する武蔵野線ですが、
先頭車両の端っこ(運転席裏)へ入ってしまえば比較的楽と判りました。
せっかくだから250円のモノレール(ディズニーリゾートライン)にも乗って
ディズニーリゾート1周したつもりツアー
とかやってみようか。
1周13分だそうだから、ちょっと早く来れば出勤前にできない事もない?
舞浜(やけにヤシの樹が多いと思ったら「マイアミビーチ」が語源らしい)駅の
コインロッカールームを見ていると、
「デゼニランド」
という古ーーいパソコンゲームを思い出します。
園内から「三月磨臼(みつきまうす)」という宝物を盗み出すのが目的です。
1983年、当時4800円。発売元はなんとハドソン。
同じ年に、かの光栄(コーエー)までもが
「団地妻の誘惑」とか発売してたりもします。
コインロッカーがどうしたかと言うと、そのデゼニランド最初の関門が
文無しなので入場券が買えない
という点でして、解決方法はと言うと
空き缶の下から見つかる鍵でロッカーをこじ開けて金を盗みます。
なぜそんなところにロッカーキーが、とか
なぜ金をロッカーに残しておくのか、とか突っ込んでいてはラチが開きません。
なにしろその先、
アトラクションの見学コースを外れて舞台裏の壁を叩き壊したり
お化け屋敷のコウモリを捕まえて生き血を絞ったり、そんなですからねぇ。
チケット売り場付近にバス乗り場もありますがゲーム上全く意味はなく、
バスに乗ってしまうと家へ帰ってしまいゲームオーバーになります。
文無しなのに乗れるというのは、無料送迎バスだったんでしょうか。
ちなみに舞台は舞浜ではなく「千葉県の宿敵・埼玉県」という設定です。
英語コマンド入力方式だったため、どちらかと言うと
「ここで何をすべきか」よりも「何と打ったら判ってもらえるか」で悩む、
困ったアドベンチャーゲームでした。
最後はなぜかヘリを勝手に動かして脱出しますが、
今日もちょうど遊覧ヘリらしきものが倉庫近くのヘリ会社に着陸していました。
聞くところによると大人の事情で
あまりディズニーランドに接近して飛んではいけないそうです。
これが実物です。
「驚異のスーパーアドベンチャー デゼニランド MSXカセット版」。
「アドベンチャーもBASICからマシン語の時代へ」とか何とか書いてありますが、
それどころかゲームがCD・DVDでもフロッピーディスクでもなく
カセットテープに収録されて売られていた時代です。
現代人から見ますと別の意味で驚異です。
少々雑音が入っただけでセーブ・ロード失敗も多発しましたし
成功したかどうかの確認すらできない有様で、
パソコン少年たちは毎回何分間も神に祈り続けたものです。
ハードディスクなんてものは存在しませんし、
パソコンの電源落とすのはコンセント引っこ抜きでOKでした。
その後プログラマーに就職したとき、かつてのパソコン経験が
かえって混乱の元となった事は言うまでもありません。
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