ついついクソゲーレビュー動画の見過ぎで
更新間隔を空けてしまうと言う愚行をしでかしてしまったので、
今日はひとつ、私自身の印象に残っているクソゲーの昔話でも致しましょう。
その前にクソゲーとは何かと申しますと、
”どうしようもなくつまらないゲーム” を意味する俗語です。
たしか名付け親はみうらじゅん氏ではなかったかと記憶します。
単に映像や音楽がショボイ程度でクソゲー認定される事は多くなく、
昔のハード性能が貧弱極まる時代にも ”良作” とされるものは多く存在します。
私の考えでは、クソゲーとは大きく分けて
A. 操作性が悪い (思い通りにコントロールできない)
B. ゲーム内容が薄い、又はシナリオ内容がつまらない
C. ゲームバランスが悪い (必勝法が存在する、又は逆に難し過ぎて進まない)
D. そもそも悪仕様やバグがひどくてゲームにならない
のうち少なくとも1要素を満たすもの、と捉える事ができます。
実際は大抵、クソゲーととして悪名高い作品は複数の要素に同時に該当し、
その根底に共通するものは「プレイヤー無視の開発姿勢」と言えるでしょう。
単に伝説として聞く分には笑えることこの上ないんですが、
安くは無い金額を投じながら何ら楽しめなかった消費者本人にとっては
怒りとか虚無感のこみあげてくる代物なのでありまして…、
まぁそんなわけで、私自身の経験したうちでも
とりわけ印象に残っているクソゲーの例を幾つかご紹介しましょう。
※クソゲーかどうかについて異論の出る場合もあるでしょうが、あくまで私の感想です。
* * * * *
○アトランチスの謎(ファミコン)
問題点: 操作性、ゲームバランス
横スクロールアクション。喩えるなら偽スーパーマリオ。
武器が時限式の手榴弾のみ(マリオと違って踏んづけたり殴ったりは不可)
であり、恐ろしく使いにくい。
近距離に転がしてしまうと自爆する事もある。
次ステージへ移動するのにもわざわざコレで扉を爆破する必要があり、
戦闘どころか、扉の位置によっては単なる移動すら困難となる。
驚くべき事に永久無敵アイテムもあるが
あまり機動性の高いとは言えない自機で
足場より穴の方が多いようなステージを幾つも走破せねばならないので
無敵状態でも充分に死にやすく、
中には穴自体しか存在しないという、
入ったら残機に関わらずゲームオーバー確定のステージ分岐さえある。
なお、最短経路を通れば数ステージ通過するだけでクリアできるが、
ラストはショボイ事この上ない。
……正直、この程度のクソさならばまだまだ下はあるのですが、
ファミコン本体を買って最初に選んだソフトがコレだったために
(1986年当時4900円。小学6年生には大金)、やけに印象に残ってます。
○RPGツクール2(スーパーファミコン)
問題点: システム仕様 (操作もやや面倒だった記憶が。)
ドラクエ風のRPGゲームを自作できるツール。
戦闘や敵キャラ関連はどうしても固定パターンにならざるを得ないが、
あれこれ素材を組み合せて街やイベントを創造して行くのは楽しい。
……が、意気揚々と大作RPGの開発に取り組んでおりましたところ
わずかに街およびイベント数個を制作した時点で
容量が致命的に足りない事が判明し、
実質的にセーブデータ消滅に等しい精神ダメージを受けて終了しました。
(後作だと、さらに容量的に厳しいものもあるようです)
○免許をとろう(プレイステーション)
問題点: 操作性、ゲーム内容
免許教習を受ける運転アクション。(これはレースゲームと言うべきか?)
教官役の声優がなんと千葉繁とか銀河万丈とか、必要以上に豪華。
ところが視界が悪いせいか、ナビ表示のようなものが不足だからか、
教官がどの道をどう走れと言っているのか判らない。
正規ルートでないと納得しない教官はひたすら横で怒鳴り続けるのみで
文字通り右も左も判らず、ただただムカツクだけ。
……コレで「グランドセフトオート」みたいな
通行人轢きまくりプレイをしたらどうなるかなーと思ったのですが、 思うなよ!
全く実地教習段階なんぞまで心が保ちませんでした。
○皇龍三國演義(セガサターン)
問題点: ゲームバランス
「三国志」シミュレーション。
配下武将がやたら同僚の悪口ばかりを奏上してきてウザかったり
シムシティ風の箱庭内政システムがあるものの
どの建物をどこに配置しようとまるで無関係だったりするが、
そんな事より問題はゲームバランス!
孫策・周喩 (全武将中最強ランクの猛将と知将) ら率いる
装備訓練MAXの軍勢36万で
ザコ武将十数人+兵5000ほどの小城を攻めて返り討ちって、
一体何が起こったんだよ!?
開始直後に片っ端から恫喝外交で小勢力を取り込みまくるのが必須で、
それの成否で勢力の大小がほぼ決まってしまうのも気に入りません。
○天下統一3(Windows)
問題点: 操作性、ゲームバランス、バグ
戦国時代シミュレーション。
元々「信長の野望」などと比べると演出面は軽視した、
ボードゲームに近い駆け引き重視のシリーズらしいのだが、
ハッキリ言ってそれどころの騒ぎではない。
・情報コマンドが存在しない(城や武将の情報が見えない)
・ほとんどの内政コマンドがコスト的に割に合わな過ぎで無意味
・謀略コマンドも制限がきつすぎて実質存在しないようなもの
・無益な謀反(お家再興)が異常に頻発、鎮圧は簡単だが防止は困難
・武将の登用が難しく、領地を広げても守りきれない
・兵数以前に5部隊いないと横を素通りされて負ける野戦
・どんな大軍団でも小部隊1つずつの各個投入しかできない城攻め
(しかも攻撃順すら指定できず、勝手に突っ込んでは犬死の山)
・鉄砲隊が強すぎる。相手側から接近してくれさえすれば、
どんな大軍でも鉄砲100丁もあれば1撃で粉砕(士気が0になるから)。
お前らは戦国自衛隊か!?
・極めつけが、データ損壊・コマンド実行不能等の致命的バグ頻発。
フリーズとか、武将を軍団から外せないとか、いつのまにか
羽柴秀吉の政治力が1になっていたとか。
* * * * *
えー、そんなわけで
どれもこれも到底クリアどころではない逸品揃いでありましたが
口直しにオマケ画像など。
なかなか迫力ある激辛カップラーメン。
房総の勝浦では、意外と激辛ラーメンが流行っているらしいのです。
ラーメン1杯のためだけに行くにはちょっと遠いけど、
万一ハズしたとしてもクソゲーほど被害額は大きくないだろうきっと。
ちなみに過去、唯一食べられなかった激辛ラーメンは
銚子・国道126号沿いの「一代元」というお店の(メニュー名は忘れました)。
※検索してみると、今は別のお店に変わってしまっているようです。
甘党の方へは、セブンイレブンのミニ桜餅などドゾ。
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