南岸側の歩道は非常に立派です。ランニング中の人もチラホラ。
しかし北西の季節風が非常に強くなってきて、向かい風が痛いほどです。
寒いぞ!
浅瀬にしがみついて、押し寄せる荒波に必死に逆らう白鳥。
なぜ、そうまでその場所にこだわる必要があるのかは謎です。
あの泥田のような水域はハスの群生地だそうです。
夏はここが見どころなのでありましょう。
ふと振り返れば、下総名物たる樹枝状台地(左右の森)の間を縫って
はるか成田辺りまでも続くのかと思われる、果てしない田んぼ。
そしてここいらには、奇妙なベンチ付き休憩所が点在します。
(今立っている)この土手道が邪魔で、沼は見えないはずですが…
南方5kmほどに海上自衛隊の航空基地がありますので、
たぶんそこの対潜哨戒機が訓練飛行してるんだと思います。
ならこんな浅すぎる沼ではなく、東京湾に出れば良さそうなものですが。
そうでなきゃ、せっかくだから客乗せて遊覧飛行ビジネス兼用にするとか。
そして中央部の大橋のたもと。ここには道の駅があります。
花とか肉まん等々売っているようですが無駄遣いは我慢して、
トイレだけ借りて先を急ぎましょう。
トイレにはチーバ君出没中。
チーバ君もトイレに行くのか、と少々意外な思いがしますが、
富津とか勝浦あたりが可哀想になってくるので、あまり深く追及せぬが吉でしょうか。
まさか手洗台の脇に魚が泳いでいるとは思まず、
ビックリして蛇口の水跳ね飛ばしそうになりました。
アイディアは良いけど、お菓子か何かの缶てのがちょっとねぇ。
道の駅のすぐ向かい(ただし車道が邪魔で行きにくい)には、
なんとこのような温泉施設もあります。
実はここ、駐車場脇の足湯ならばタダで楽しむ事ができます。
しかも只今、客数ゼロ!
そりゃまぁ普通、平日にわざわざここまで来るような人は、館内の風呂に行くだろうからなぁ。
ただしお湯で暖かいせいか、それとも私が怪しまれているのか、
駐車場の警備員さんがやたら接近して来ますが。
せっかくなので5分ばかり浸かってみます。ちょっとぬるいか。
が、いつもながらタオルなど持っていないので、
出る時は足を自然風乾させてから靴下穿く事になります。
結果的にかえって冷えるような気もしますが、
気を取り直してまた歩きましょう。
昭和3年ぐらいに見つかったらしい「黄金の亀」の記念碑。大変かわいい。
見方を変えるとスーパーマリオに出てきそうとも言えます。
北岸にはなかった早咲き桜が、開きかけてましたよ。
利根川から、手賀沼を経由して坂川(江戸川)へ繋がる「北千葉導水路」。
洪水時の流量調整とか、沼の汚れを薄めるためのものだそうです。
水路らしきものはどこにも見当たりませんが、どうも地下を流れてるようです。
もしや先ほどの「休憩所」も、整備ハッチなどの設置ついでかも知れません。
「導水路ビジターセンター」なる箱モノも用意されていますが、
残念ながら閉館時刻。
しかし水門から勢いよく流入する水は迫力あります。
たぶんこれが地下導水管の実物なのでしょう。
白字で不可思議な規格記号か何かさりげなく書いてある辺りが、
実用本位的な武骨さを感じさせてくれますね。
太さは、大人が立ったまま充分くぐれるぐらいありますが、
これが江戸川方面まで延びているとなると、むしろ細いほどに思えます。
沼は、いつのまにか小川になっていました。ゴールは目前。
しかしあの送電鉄塔脇の風車(水車、ではない)は何だろう?
この橋を渡れば、北柏駅はすぐそこ。ゴールです。
風のせいもあってか南岸は北岸より掛かり、総所要時間は4時間半でした。
見どころは沼の西半分に多いので、「1周20kmは長すぎる」という人は
中央の大橋までで対岸に渡ってしまう短縮コースでも充分でしょう。
水鳥たちも帰って行きます。
あの時もこんな光景を見たなぁ、などとノスタルジーに浸れる情景でありました。
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私も仕事辞めたい・・・
返信削除私も松戸近辺に住んでるので見慣れた風景ばかりです。