2010年10月23日土曜日

[error:0367] いやー映画って本当に(ry


この、ゴチャゴチャと周囲の色々な物体に埋もれたような、
チケット売り場が表に露出したテーブル1個である
一見アングラな雰囲気の映画館は、

確かに横浜の中でも若干アングラなテイストの地域に立地してはいますが
特に18歳未満立ち入り禁止の映画館だとか言う事はありません。



ただし、今週の上映内容はかなりディープな代物です。

「爆音映画祭」と銘打ちまして、主に音響に拘ったタイプの
掘り出し物映画、およびトークイベントなどを結集させています。



そんなわけで、まずどこのビデオ屋にも置いてなかろうと思われる、
半世紀前のホラー映画に挑戦して参りました。

実はAmazonでDVD売ってるらしいのが心底驚きですが。


時間ぎりぎりに到着したのですが、クサい予告編など無しでいきなり
年季の入った白黒映像とオーケストラ音がババーンと登場する点は、
大変好感が持てます。

なお、見方を変えると真っ昼間のテレビ東京ぽいとも言えます。



舞台はカナダの酪農地帯になります。

住民がいきなり脳と脊髄を食われて怪死するという事件が続発し、

近くの空軍基地で高出力レーダーの電源用に
自前の原子炉を使っているのが原因ではないかと騒がれます。

まぁ、レーダーのために原子炉とか設定がムチャなのはともかくとして
まだ兵隊がM1単発ライフルを抱えてるような時代ですから、

住民たちも原子力がどういうものか良く判っていないのでしょう。


実は犯人は脳ミソそのままの形をした怪物の集団で、

こいつらがまた脊髄部分を尺取り虫のように動かして前進し、
人を襲う時はビョーンとジャンプして後頭部に取り付くという、

確かに子供が見たらトラウマ必至なシロモノだったりします。

これは念力の実験をしていた科学者の思考が独立したものですが
それにも関わらず、博士の意思とは無関係に人を襲います。


博士はもともと、実験に使うエネルギーが足りないため
空軍のレーダーからの電波エネルギーを拝借していました。

逆にレーダーの方はそっちにエネルギーを吸い取られて
本来の出力を発揮できず、基地では頭を抱えていたという…

この監督、焚き火に当たる人が増えると火自体が弱くなる
とでも思ってるんでしょうか。
ラジオを聴く人が増えると1人当たりの電波が弱くなると?


なお、博士によると原子力由来のエネルギーは
普通の電気と違って、実験者の体への負担が少ないんだそうです。

この博士も原子力がどういうものか良く判っていないみたいです。


で、怪物たちもなぜか自然にそうする能力が備わっていて、
レーダーの出力が上がった時に活動が活発になります。

こいつら、普段は透明なので非常に厄介なのですが
レーダーの出力が特に上がると姿が見えるようになり、
銃やオノであっさり倒す事も可能です。


その状態にしておいた方がマシそうな気もするんですが
とにかく怪物の群れが大挙襲ってくるため、
基地ではレーダーを止めようとします。

単にレーダーのスイッチを切れば済む話だと思いきや
怪物たちが原子炉の制御棒を全部壊してしまったからとかで、

最後はダイナマイトで原子炉を爆破して
”一件落着” となります。



な…何を言っているのか わからねーと思うが
オレにも良くわからねぇ…。


でもまぁ、もともとこういうZ級作品を期待して
映画館まで行ったんですから、本望なのは間違いありません。

というか、途中まではかなりマトモな映画じゃないかと思ってたんですが。


ただし、次の作品も観て行くエネルギーは残りませんでした。




ついでに隣のカフェでも、映画祭連動企画らしきメニューを出してました。

たぶん「爆音」とか「弱音」ってのは
辛口とか甘口とか言いたいんだと思いますが、

ふつう「弱音」って「よわね」って読みませんか。


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