2014年10月11日土曜日

[error:0701] 岐阜の夜景も見てゆかん


山頂といえども樹が多くて見晴らしはあまりよくないので、
やはり城に登るのがオススメです。200円の安心価格ですよ。




とくに夕方は昼夜両方の側面を楽しめます。




北西方向。今は長良川(橋の手前側の付け根が乗船場)に
鵜飼船らしきものは見当たりませんね。

なんとなく京都っぽい風景とも言えるかも知れません。




東方向。こうしてぐるりと眺めてみると、
平地に群島のように丘がポコポコ浮いている地形なのが良くわかります。
(たぶん岩が硬くて侵食されにくい所が残っているのではないかと)

道路はスルスルと車が流れるのが見えて、
このベランダが混んでいなければ何となく長時間ぼんやりしてしまいそうです。
函館山や長崎の夜景と同様、適度な距離感とでも言いましょうか。


しかし、何やら歌いながらも思い切り前のめり姿勢で必死に
秒間数枚の連写を繰り返して回っている、名状しがたいオジサンがいますが、
そこまで動きの激しい光景ではないはずなのに謎です。




南方。赤く渋滞した道路の向こう、暗く横たわる帯が木曽川で(距離7kmぐらい)、
そのさらに向こうが名古屋方面(名古屋駅まで30kmぐらい)になります。
パネルによると伊勢湾まで見えるらしいです。




まだちょっと明るいですが、ズームして露出下げると夜景らしくなります。




明るい塔の向こうあたりが岐阜駅(白くて横長い帯がホーム?)。
ゴチャゴチャしてますがそのちょっと右下ぐらいにホテルがあるはずで、
さっき部屋から城を見たのと逆視線ですね。

「モーパッサンはしばしば塔のレストランで昼食をとった。
とはいえ彼は塔を好きではなかった。
『パリで塔が見えないのはこの場所だけだ』と彼は言ったものだった」
という文章(ロラン・バルト『エッフェル塔』)もありましたが。




よくあることですが、城内には武具やら色々展示されてもいますよ。




斎藤道三と義龍。
複製画・・・というわけではなくて、「誰かがそれっぽく描いた」感じ?

誰が描いたかは不明です。




織田信長は気合入ってますね。

なぜだか如何にも「だぎゃー」言いそうな気がします


ちなみに「ジョバンニ・ニコラオ」で検索していただくと
当時の西洋絵師が描いた非常にリアルな肖像画が見つかりますが、
大方のイメージに反してむしろ中井貴一っぽいです。




明智光秀(右)は確かにこんな絵が伝わっていますが、

竹中半兵衛(左)のほうは信長の野望的なと言いますか、
全くのでっちあげなのではないかと・・・




道三家臣の斎藤正義(実はなんと関白・近衛前久の異母兄)。

この場合はまぁ確かに原典はこんな感じなんですけど

これはあんまりじゃないかなぁ。




これでもまだ6時前なんですが、城のすぐ外でさえこれぐらいとなると
山道歩いて降りるのは危なそうなので、帰りはロープウェイ使いましょうか。




来るときは裏だったからか気付かなかった謎の看板。

よく判りませんが 「和解せよ」 系の何かだったりするんでしょうか。





10分以上待って、数分で下に着いてしまうロープウェイは少し勿体ないですね。

岐阜公園に降りるとライトアップされていました。




あれ、岐阜公園の正門ってこんな立派だったんだ。

銅像はこっちの方が駅前に置くには相応しいですよね。




消防倉庫にしては妙に長い、蔵風の何か。

祭りの山車でも入ってるのかな、それとも洪水対策のボートとか・・・




長良川では鵜飼観覧の屋形船が集結しつつあるようでしたが、
暗くてよく判りません。




船を追って、駐車場の隅っこみたいな所まで来てみました。

電灯が幾つも設置されていたり桟橋っぽいのがあったりするので
この辺で何かあるのかも知れませんが、鵜飼でよくある焚き火はありませんね。

向かいのホテルあたりなら、客室から見えてお得なのかも。




なんとなく夜桜っぽく見えませんか?




昼間見た古い町並み、夜こそ真価を発揮しているように思います。




この町並みに例えばWebデザイン会社はあっても良かろうと思うのですが、
行政書士と言われると、なぜかすごく違和感あります。

あとは何だろう、歯医者とかあったら違和感強いなぁ。クリーニング屋とかも。




これはまさに似合う筆頭格ですね。
昼間行列ができてたので有名なのかもしれない、提灯とか団扇の伝統工房。




ホテルからの夜景も、12階だとそれなりに楽しめますよ!
大通りに面していたらもっと良かったかも知れません。



さて、疲れたので一休みしてから、再度夕食に出かけましょう。

できれば岐阜名物的な料理を、できれば近くで済ませて、すぐ寝たいところです。

下呂温泉へと大きく寄り道してから中津川泊という予定なので、
今日ほどではありませんが明日もそこそこ早起きが必要になります。




〽 まして一人じゃ なお淋し


駅前の繁華街は混んでいるようで、
とりあえず入った郷土料理居酒屋的な店はすでに満員でした。

タクシーから駆け降りるや否や下呂温泉していた人
などもいて、実にサツバツとしたアトモスフィアであります。


では柳ヶ瀬あたりまで行けばどうかというと・・・、今度は寂しすぎだなぁ。




開いてる店もあるんですが、
混んでるか入り辛いか岐阜名物なさそうか、どれかですな。

でも昼間気付かなかった配電盤アートなど発見してみたり。

贖罪や博愛のはずの十字架が、おそらく善悪を決める天秤をぶら下げている点には
もしや深い意味があるのではないか、などとつい考え込んでしまいますが、
今はそれよりパンとワインを探さなければならないぞ。




なぜか花屋が夜中に孤軍奮闘していました。

となりの飲み屋でさえ閉まってそうに見えるのに。




そしてなぜか夜中に寺で大宴会が敢行されているようです。

寺宴会!そういうのもあるのか。




本当にパンとワインになってしまった


一般的な岐阜名物というわけには行きませんでしたが
最終的に落ち着いたイタリアンバル、なかなかいいお店でしたよ!

サンマのアヒージョとか
セイロに入ったバーニャカウダとか
マスにこぼれているワインとか
メニューも個性派揃いです。




シラスのアヒージョって一体どういうことだ??

と思って頼んでみたら、卵が重要な役割を果たしていました。




柳ヶ瀬の南端付近の地名に
夜通し明るい不夜城のイメージを見るか、徹夜明けっぽい疲労感を見るか。


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