岐阜城や長良川に近い一角は昔は舟運の拠点で、
今も昔の町並みが残っているそうです。
近づいてみればなるほど、奇妙な銀行ATMが見えてきたぞ。
古民家と植木と大きなチョウチョ。
割と新し目の家であっても、景観に配慮したデザインになってますね。
もし楳図かずおハウスでも建つとなればえらい騒ぎになるでしょう。
今までは散発的でしたが、このあたりからが本番。
目立つことが第一のはずの交通系看板でさえこれです。
いやまぁ車のほうは時として痛かったりもするんですけどね。
しかし岐阜城は市内一円、大抵のところを見回している感が強いですね。
さすが新幹線からでも見えるだけのことはあります。
ちなみに周囲の土地とはほぼ300m差ぐらいで、横浜ランドマークタワーと同程度です。
温泉もありますよ! ただし飲用不適なんですって。
橋のたもとには鵜飼い船乗り場があります。
白い服の人がたくさんいますが関係者の方々かな。
「岐阜の鵜飼いも見てゆかん」とは歌われているものの、3400円ってのがなぁ。
真っ暗なところで、船の上で、激しく動き回る鵜の写真撮るのも難しいだろうし、
ここはパスだなぁ。
ところで鵜匠って、宮内庁かどこかから認定された世襲なんですってね。
今どき鵜で漁獲を挙げるのが目的ではないだろうし、
「漁師」ではなく「伝統芸能人」的な何か、ってことなんですかね。
・・・ということは一般人が鵜匠になりたいと思っても、養子にでもならないとムリ?
あと、鵜は茨城産の「海鵜」だってのも驚きました。
最近は屋形船もソーラー?
走るのは主に夜なんだろうになぁ。
さて岐阜城に登る前に、足元の岐阜公園にやってきましたよ。
斉藤道三や織田信長もいつもあんな山のてっぺんに居たわけではなく、
普段はここの屋敷に住んでいたそうです。
じつにいい池です。
断面が見えるめずらしい植木花壇。
菊人形展が近いらしく、準備中の一角も。
ロープウェイで一気に上まで行けますし、
登りはロープウェイ・下りは自力という手も考えられますが、
音に聞こえたる堅固さを含め岐阜城を満喫すべく、徒歩登りを敢行しますよ!
ちなみにロープウェイはあんな感じで、
いっぽう歩く道はいくつもあるのですが、
ちょうど山から降りてこようとしている赤やオレンジの服の人々と
山頂の城とを見比べてみて頂ければと思います。
強行軍のコースで30分~緩いコースで1時間ぐらいだってのが、
ホントかどうか疑わしく思えてきますな。
ロープウェイ入口左右のノボリがまた、目を惹きます。
「のぶさま」?
権六(柴田勝家)、どっかの山賊にしか見えないぞ。
なんだこれは!
殉職覚悟?
それでは、かつて城の正門コースであり比較的緩いという、
「七曲」登山道を進んでみましょう。
公園から南に少し外れた住宅街に入口があります。昔は武家屋敷街だったのかな。
大手道だけに防御施設の遺構が多く見られるとの話です。
これなどは昔の石垣なのか、最近のものか。
部分的に舗装されているところもありますが、
ここはよく判らない上下二段の道ですね。ここも何かの遺構なんでしょか。
降りてくる人は結構いますが、登る人は(少なくとも今の時間)少ないようです。
自分が追い抜いた登り客はゼロ、追い抜かれたのは2組あっただけでした。
この山はチャートという、半分水晶の塊のような硬い岩でできていて、
植物の根も潜りづらく、表面を這うような形になりやすいようです。
重機もダイナマイトもない時代に、よく城なんか建てようとしたものです。
写真だと大したことなさそうに見えますが、実際かなりきついのですよ。
時代劇だと大抵こういう所に敵が待ち伏せてたりしますよね。
ついにロープウェイ山頂駅! が、城はまだもう少し上なのです。
往復ロープウェイを使う場合でも、ハイヒールなどは避けましょう。
すでに閉園時間でしたが、向かいにはリス村もありますよ。
あとネコが藪の中をうろついていたみたいなんですが、
ここで放し飼いにされてるやつなんでしょうか。
ネコの運動能力ならここまで登ってくることもできるでしょうが、
ノラネコが、上に何があると思ってわざわざこんな所を登るとも思えないし・・・
ここって路上なのかなぁ。
蔵に偽装した携帯アンテナ局ではないかと睨んでます。
そして! 岐阜城どーん!
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