隅田川は神田川と合流します。
奥が隅田川、手前が神田川で、ここから右は中央区。
神田川は実に賑やか。
かつ、川の上だけ時代が違うかのようです。
ある意味ベネチアンな光景にも見えるし、釣りバカ日誌のようにも見えます。
釣り船や水上タクシーを営む「船宿」が何軒か岸壁にへばりついています。
それに「佃煮」と書いてあるから、ひょっとして座敷で飲食もできるのかなぁ?
柳並木のある水辺の、小さな隠れ家的飲み屋。
月でも出ていれば気分は時代劇でしょう。
さて、隅田川は首都高速がのしかかってきます。
高架の下には、なぜか突然石庭ゾーンが。
都内下町の川原のしかも高架下となればやはり
非常に生活感あふれる一角も含まれてくるのですが、
石庭と組み合わさるとものすごく荒涼とした風景に見えてきます。
こちら犬専用ゾーン。
単独の人間が居たからって、それを理由に犬が恐がるとは思えないけどなー。
そろそろ夕方だからか、屋形船が出撃でござんすよ(けっこう高速)。
そういえば屋形船ってどこに運転席があるんだろうと思ってましたが、
船尾付近で屋根から半身出して操船してる人が居ますね。
きっと屋根の上に運転席作っちゃうと、こういう低い橋をくぐれないのでしょう。
それにしてもこいつは低い。
そこをなんかウナギみたいな水上バスがスルスルとくぐって来ました。
これは松本零士デザインで話題になったやつかな? 本当は宇宙船がテーマ。
もう海が近いせいか、水の色が今までより澄んだ緑に変わってきました。
あ、クラゲ。
これは関東大震災からの復興シンボルであるという永代橋、
「土木遺産」にも認定されているそうです。
こうしてみるとシンプルかつ優美な印象ですが、
角度が違えば全く違った、ゴツゴツとケレン味ある印象にもなります。
これは水道管なのでしょうか、あたかも龍の血管か何かのよう。
水道管も大都市の血管のようなものではありますが。
永代橋を過ぎると、佃島を挟んで左はいよいよ海、
一応隅田川本流と呼ばれるものは右に分かれます。
右前方の佃島は高層ビルだらけで、下町風景もいよいよここまでですね。
この辺は水門多数。
川の水量調節というより、海からの高潮防止用だそうです。
そういえばこの水門、以前タモリ倶楽部に出てたような気が…。
裏側に回ると(回らないと道が無いのですが)このような。
緑の光は船用の信号ですね。
しかしここ1箇所を水門で閉めても、周りのビルの隙間から
ジャンジャン高潮入って来そうにも見えるなぁ。
未開封の?どん兵衛がドンブラコと流れてました。
周りは特に何も浮いてなかったので、
中に一寸法師でも乗ってるんじゃないかってほど違和感ありました。
震災で話題になってたかもしれない空中通路。
いよいよ最後の勝鬨橋が見えてきました。
ところで右端の、裏に何も無いはずのレンガ壁に開いた窓が謎。
これも「なんちゃってドア」だなぁ。
たまに酔っぱらいが騙されたりしないかな。
お疲れ様でした。
南千住から築地まで、約3時間ですね。意外と短いです。
ちなみに持ってきた100円ショップ地図は、江東区が水没してます。
東京海洋大も越中島も、まさに海中。
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