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たまたま早く目が覚めてしまった日に地図なんか眺めながら
「そういえば夢の島って、そこそこ近くてメジャーな割に行った事が無いなぁ」
と思いました。
いやどうせなら旅行パンフに「ドリームアイランド!」と謳っているような
南洋の島々へでも行きたいのは山々なんですが。
37年来の首都圏住民としては誠に恥ずかしながら
「東京メトロは、一旦改札を出なければならない乗り換えであっても
オレンジ色の改札機を出て30分以内に乗り換えれば
2区間に分けて割高な切符を買わなくてもよい」
という事実を初めて知ったりしつつ、日比谷(有楽町)駅を経て新木場駅へ!
これまた「東京の外れの、貯木場とかある埋立地」ぐらいの認識でいたのに
随分人だらけですよ、新木場駅。
夢の島へ行く人達なのかなぁ。実は予想以上のメジャースポットで
土曜なんかイモ洗い状態、とかじゃないといいなぁ。
最近影の薄い公衆電話ですが、ここではなかなか厚遇されているようです。
この辺の光景はむしろ地方の中核都市 or 観光地っぽい感じでしょうか、
たとえば鳥取とか飛騨高山ぐらいの。 いや実際にこんなのあるかどうかは別として。
夢の島公園は駅の北側すぐ。
やっぱり人多いなぁ、反対側の歩道も修学旅行なみの団体続いてるし…
公園より北の「本土」に、わざわざ新木場駅から行く人が多いとも思えないし。
前の人達が突如吸い込まれていったこの林道(いちおう丸太の階段付き)は、
どうやら近道なんでしょうか。ホントかな…
お!公園の駐車場らしきエリアです。
なお正面の塔はゴミ焼却炉の煙突のもよう。
開業を3日後に控えたスカイツリーがもし電波塔で無く
ゴミ焼却炉の煙突だったとしたら、
たとえ展望台が付いていても「何ヶ月か先まで予約で一杯」なんて状況に
なっていたかどうか。
少なくともゲン担ぎ的にライトアップを観に来るカップルはわずかだろうなぁ。
あるある大事典的な番組で「放射性セシウム健康法」とか言いださない限り。
いやあそこから放射性セシウムが出ているとは言わないし、どのみち私は気にしない方ですが。
今日はとても暑い日なので、南国風の植木がよく似合います。
ここは陸上トラックや野球場が多いのですが、
特に何か大会観戦でも目当てなわけではないのでとりあえず、
いきなり第五福竜丸記念館とかに寄ってみます。
そういえば、松戸と違って夢の島公園には放射線測定数値の看板ないなぁ。
ちなみに入場無料。
土曜ながら修学旅行風の団体が大入りでした。
教員の休みもあるので普通は土日に修学旅行はやらないはずですが、最近どうなんだろう?
そしてこの場違いな宇宙飛行士の巨像は何?
小用チューブの差し込み口とか妙に強調されてるし…
と思ったらこれも記念館と関連したもので、
「防護服を脱いでも生きていける世界を!」というテーマだそうです。
気持ちは判るけどやっぱり画的に場違いじゃないかなぁ…
ドドーンと第五福竜丸船体(左舷前方から)。
英語だと「ラッキードラゴン・ナンバー5」という、香水みたいな名前になります。
なんと、最終的に夢の島に捨てられていた船体を買いあげたんだそうです。
それだから夢の島にあるわけですな。
意外なほど大きくて、全部写りきらない(これ以上後退できない)です。
ま、遠洋船なんだから冷凍庫なんかに相当なスペースが必要ですわな。
あと、それほどの大きさなのに木造というのも意外。
舵とスクリュー。床に置いてある杭状のものはスクリューシャフトです。
「記念船保存場所」という以上に反核メッセージ色の強い施設ですので
本来船そのものよりパネル展示や資料類がメインでよいのですが、
そんなに展示数は多くなく、しかも修学旅行生で混んでたので
あまりじっくりとは観ずに終わりました。
さて、さわやかな歩道を挟んで記念館の向かいに広がるのは、
夢の島マリーナ。 ちょうど真正面にスカイツリーも写ってます。
ものすごい隻数が延々と並びます。
この不況時にヨットやクルーザーがこんなにあったのかってぐらい。
いわば海の駐車場…にしても、こんなでかい駐車場あるかなぁ?
船のガソリンスタンド。
黒船っぽいのとか(外輪がないけど)。普段どこを走っているんだろう。
もしかして、探せば中には痛車ならぬ痛船なんてのもあるんだろか?
釣り用のクーラーボックスなり水なり工具なりを運ぶ都合上か、
マリーナの駐輪場は街中では珍しい、荷台の広い三輪スクーターだらけ。
車だと駐車場に入りきらないのかな?
でも右奥のあれはピザバイク?
続いて植物園に行ってみたいと思います。
現在は「熱帯雨林展」を開催中だとか。
これもかなり大規模で、遠目にジェットコースターかと思ったほどです。
何やら、これこそ気になる樹としか表現できない物体が門前に。
というか接近しないと樹だと判りません。前衛的美術館かと勘違いします。
いやもしかしたらレプリカ樹木、即ち純然たる美術品なのかも知れませんが。
入場料は250円と良心的です。
季節的にまだ早いはずですが、まずは噴水池クラスのハスの鉢がお出迎え。
ところで葉がパックマンに見えませんか?
これは沖縄あたりで良く見る板根、のさらに立派なやつですね。
玄関前には動物型の植木鉢…と、何億年前の大陸の形。
植物の歴史の古さを語っているのでしょうか。
それでは建物内部へと続きます。
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