ハロウィン工作の続き。
やはり紙工作でもっともっと精巧な鎧を自作して
歴史祭りの武者行列なんかに参加する人々というのも存在しますが、
製作期間や予算の差をさっぴいて考えても、あれはすごいですよねぇ。
さて前回は本体部分を作りましたが、これだけではまだまだ不足です。
とりあえず、鎧と来たからには兜も欲しいですよね。
しかし厚紙でヘルメットの曲面を作るのは困難を極めるので、
ベース部分は折り紙という暴挙。
しかも厚紙なし・ラッピングなし。
折り方、超適当。
思考錯誤の末の到達点なので、もう一度同じの作れと言われてもムリです。
大きさもちょっと小さいですし。
ま、武将の兜なんて「戦場にいかに目立つか」重視ですから、
ちょっとやそっと奇抜な形状でも無問題である点が救いです。
それではいよいよ金紙さんにお出まし願いましょう。
厚紙が足りなくなったので、家にあった学校用工作用紙に貼って使います。
とりあえずテキトーに切ってゴテゴテと貼ります。
完全に解説放棄してますね。だって説明しろと言われても難しいんだもん。
武将の兜には良く仏像とか六文銭とか、要するに
「死ぬ覚悟は出来てるぜオラァ!」
的な前立て飾りが付いているものなので、
とりあえずアストロ球団を見習って位牌っぽい何かでも立ててみました。
字が毛筆じゃなくマジックなのが少々残念な感じではありますが。
戒名は「蜘蛛巣院戯画倍賭大居士
(くものすいんギガバイトだいこじ)」。
Web、コンピューター、デザイン(お絵描き)、妖怪、刹那的ライフスタイル、
あと一応武将なので「大居士」ぐらいのレベルは欲しいだろう…
という辺りをモチーフに考えてみました。
自分ではなかなか気に入っていますが、
実際は長いし「大居士」だし、値段高いだろうな。
というか認められるのかコレ?
続いては武士の魂! 刀であります。
本当は落ち武者らしく胴体に矢を何本か突き刺したかったので
100円ショップ四十八手(勝手に命名)のひとつ・
園芸用支柱3本セットなど仕入れたのですが、
矢の後端に付ける羽根が見つからず、断念しておりました。
まずはその支柱を束ねて、刀の芯材として流用したいと思います。
工作用紙で刃を付けます。断面が薄い三角形になる感じで。
兜の金に続いて、銀色の紙投入。表面をコーティングします。
ボンドでは接着力に不安があり、セロテープだとどうしてもチャチですが、
なぜか家に転がっていた銀色テープがここで活躍しました。
柄の部分には毛糸を巻いておくと、リアリティ&持ち易さがアップするでしょう。
なお、念のためその下に黒い紙を巻いてもあります。
せっかくなので、金紙の残りで軽くツバ部品も。
日本刀としては、反っていない事と短い事(刃渡り50cmぐらい)が弱点ながら、
なかなかの仕上がりに。
電灯に向けてみると充分に輝きます。この銀紙は良い買い物でした。
オプションで旗指物なども用意すると良いでしょう。
棒きれと割り箸を繋いでL字型にしたものに、
なんとなく侍テイストなノレン飾りなどを付けてやればOKです。
100円ショップアイテムながら、外国人用のお土産に喜ばれそうな一品。
実際は馬上で刀を振るっても届くわけがなく、槍を使うモンですけどね。
なお割り箸の袋は胴体内側に固定して、旗指物を差し込む支えに使えます。
いよいよ最後の仕上げ!
血糊をベッタリと吹き付けて、落ち武者感アップ作戦であります。
赤と茶色の缶スプレーを混ぜて使えば何とかなるでしょう。
発砲系プラスチック
思い切り誤植されている100円ショップアイテムもアイテムですが、
ひと目でそれを見抜いてしまう私もどうかしてるかも知れません。
ちょっと勿体ないですが。白銀の輝く刃に、噴射!
ついでに先程の旗指物もわざと下に敷いて、適度に汚したいと思います。
アクリル塗料の粘性は丁度良い感じですが(光沢ありタイプなのが惜しい)、
ガスが強すぎ&粒子が細かすぎて「血しぶき」的にはならないので
至近距離から小分けに多めの量を吹きつけ、重力で垂れさすのが良いかと。
同じく、兜にも適量の血糊を。
本体にも。
やり過ぎるとかえって訳が判らなくなると思われますので、あくまで適量で。
なかなか良い感じに滴っています。
すでに落ち武者が平家物語集会のひとつも開いてそうな丑三つ時ですが、
乾くまで布団を展開できません。
というか部屋が大変シンナー臭いです。
かといってこんなもの、表で造ってたら怪しまれますが。
ただでさえ怪しげな37歳無職独身男が実家に出戻っている状態だというのに。
換気には充分注意してくれよな!お兄さんとの約束だ!
勢揃いした我が精鋭たち。じゃーん。
実際に着用した様子は、本番当日後またアップしたいと思います。
ふー、ひと仕事終えた疲れがしますね。
でも今タバコ吸ったら引火するかなぁ?
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