2010年9月3日金曜日

[error:0354] 最後の経県値稼ぎ(宇和島編)


せっかくですから早起きして(というか夜がやる事なくて早寝だったんですが)
出発前に成川渓谷を散歩しておこうと思います。



小屋っぽいのとか広場とか。
ロッジに泊まらずとも、この辺でキャンプも可能?



今は水が抜かれてますが、釣り堀のようです。

すぐ脇が渓谷なのに、わざわざ釣り堀で釣るモンなんだろうか?



箱根の旧街道を想い出します。

あそこ歩いた時は大晦日の雪の日で大変でしたが。


これまたムード創りに一役買っている白い柱は
世界人類が平和でありますようにのアレじゃなくて、

どこかから分けてもらってきたご神木?を示してるようですね。



水量は多くありませんが、趣深い場所です。



近くにもっと有名な滑床渓谷というのもありますが、あっちは宿が無く、
もう1回レンタカー借りないと行くのも無理ですね。



この辺は和歌山の熊野古道に近いイメージでしょうか。




さて、宇和島へ移動しました。

駅でも何でもないこの学校は一体何のシンボルだ、と申しますと
実はかの宇和島水産高校でして。

だって、船が出る時間まで観て回る所もないんだもん。



裏はすぐ港湾地帯で、海にも即出られそうです。

そして校門すぐ横には「えひめ丸」慰霊碑が。


アメリカでは職業運転手が前方不注意で死亡事故起こしても
不可抗力無罪になりうるのか?
それとも黄色人種は人間の数のうちに入らないのか?

とでも言いたくなるようなひどい話でしたが。

謝罪とか言いながら無罪主張してるし。

いや待てよ、それは護衛艦「あたご」とかでも同じだったか。



それでは船に乗って、知る人ぞ知る段々畑見物に向かいましょう。


目的地は島ではなく、宇和島市街から地続きの半島なのですが、

またもダイヤ本数の関係上、
船で行ってバスで帰るしか選択肢がない秘境です。



ただ、幾らそんな秘境地帯だからと言ったって、



ここいらは確か宇和海と言うはずでありまして

フィリピン海はあんまりじゃねぇかなぁ、googleマップよ。



ともかくも海は、本土としては抜群にキレイですね。

港でさえこのぐらいのレベルですから。



沖縄ででも見るような色の魚が、すぐ岸壁に群れています。

人影が見えるとゆーっくり、全体として撤退して行くようです。



全くピクリとも動かないので
色も形も枯れ葉にしか見えませんが、実は魚のつがい。

よーく見ると透明な背ビレが細かく振動しています。

何かに驚いた時は、信じ難い高速退避を見せます。



そしてこれが「水ヶ浦の段々畑」!

宇和島で段々畑と言うとミカンのイメージですが、
ここで作ってるのはジャガイモらしいです。


ちなみに画面に入り切ってませんが、この一面だけではなく
辺り一帯が丸ごとこんな感じです。



ここから上に登れるようですね。

詳しい道順が事前に判らなかったので一応書いておきますと、
船着き場を降りてすぐ左、道がカーブしているところの民宿の脇になります。

また、そのカーブの先の駐車場のような所には、後述の食堂とバス停があります。



これはすごい。
段々畑と言うか、ほとんどコロッセオか城跡と言って良いと思います。


平地の少ないこの地域で、
賽の河原並みに根気良く石垣を積んで農地を確保した、この辛苦。

今日みたいな暑い日だと特に良く判ります。



眺めもこのような。

沖に並んでいるイカダ状の施設は真珠養殖場だと思います。

船やバスの時刻の制約がなければ、夕暮れ時を狙うのも良いでしょう。

港からは500円ぐらいで、漁船の遊覧サービスもあるようです。


なお頂上付近は墓地になっていて、墓ですら住宅難な日本としては
なかなか恵まれた「終の棲家」だと思います。

さすがにニュージーランドの爽やかな墓地には敵わないかな。



ここは細い半島中央部の山が丸ごと段々畑なので、
頂上まで行くと、すぐ裏がまた豊後水道側の海で驚きます。

あのへんの入り江、降りられるのかどうか判らないけど
大変良い色だし波も皆無だし、おまけにプライベートビーチ状態で、
泳ぐにも◎っぽいです。



如何せんメニュー少ないし(ビールすらない)、営業時間も短いながら、
地元のおばさん有志でやっているらしい、大型プレハブの食堂も要チェック。

こちらは新鮮なアジ丼。ちらし寿司仕様。
えらい安かったです。これで確か500円ぐらいだった気がする。

奥のはビール代わりに頼んだ、大変サッパリするシソジュース。
これも100円か150円ぐらいです。


この段々畑、最近有名になりつつあると言うか
観光協会としても売り出し中のはずなんですが、
客が自分1人だったのが勿体ない。

もっと小型のバス(船)でいいから
便数がもっとあれば違うかもな、と思ってしまいます。



板も良いの使ってて、ちゃんと舵まで付いて、すごく出来の良い
精霊船みたいなのが、無残にも港のロープにからめ取られてました。

こういうのは、やはり燃やすに限りますよね。



最後のホテル、香川県坂出。

3400円という全国的にもなかなか類を見ない格安ビジネスホテルでしたが、
歩いて10分ほどの、豪華な温泉ホテルの露天風呂をもらいに行けます。

しかもこの時、またしても1人占め状態だったので写真撮れました。



でもねぇ、駅から徒歩30分(瀬戸大橋やインターチェンジに近い)だけに
送迎バスがあるのは当然…と思いきや、

ホテルへ行く時は迎えに来てくれるのに
帰る時は送ってくれないってのはどういう事ですか?



おかげで予想に反して最終日の朝までも、炎天下汗だく運動ターイムですよ。

ズボンは1本しかないので洗濯できず、
今回10日間、連日の猛暑でこのような塩だらけの有様です。



瀬戸大橋を渡る電車から。

新横浜まで13時間ぐらい。そんな旅もすっかり慣れましたが。



そう言えば、最近瀬戸内海にはこんなお茶目な船も走ってるそうです。



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