2010年9月1日水曜日

[error:0350] 最後の経県値稼ぎ(四国カルスト移動編)

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実際書いてるのは9月21日。36歳になってしまいました。
1週間ほどパワーダウンしててしまいましたが頑張って書き上げないと!


今日は高知・愛媛県境の山奥、
「四国カルスト」という石灰岩の高原に向かいますよ。



旅も後半、9月に入りましたが、今日も朝から暑いですな。

市役所前の噴水でハト、足だけ行水中。
涼しいだろうけど、流されないように踏ん張るの疲れないのかな?



そもそもなぜ9月にしたかと言いますと、
誕生月限定の特急グリーン車3日間乗り放題切符が使えるから。

もっとも指定券の関係上、いつどの列車に乗るか予め決まってる必要がありますが。


昨日も書いたように、四国は18きっぷ鈍行じゃ間に合わんのであります。


しかしこれ、誕生月によって著しく不公平がありますよねぇ。
6月生まれの人なんか、勤め人だとまず利用不可能なのでは。



吉野川。日本最大の地質境界ライン、中央構造線を横断中です。

断層沿いの弱い所を川が浸食している感じでしょうか。
従ってすぐ両脇に迫る山、おそらく左右で地質が違うのではないかと。


…まぁ、よく判らんという人は読み飛ばして下さい。



徳島県名物のひとつ、大歩危峡(正確にはこの辺は小歩危峡)。

ここは修学旅行で来た事があるし、今回ここで降りる時間はないのですが、
カヌー(と呼んでいいのかな)の人々など楽しそうですね。



ちなみにウチの高校、修学旅行の行き先がバラバラでした。

1泊目は全員とりあえず京都泊まりなんですが、
2泊目は、まずクラスごとに4方面からクジで1つ、決まります。

自分のクラスは四国を引いたので、高松泊。

ただし、京都観光も京都からそこまでの移動も班行動であり、
さらに3日目どこへ行くかも班の自由で、自分らはこの大歩危に。


さても当時はまだ旅行なんてほとんどした事が無く、
家から東京駅まで何分ぐらい掛かるかの見当さえいい加減で、

あわや出発の新幹線に乗り遅れる寸前でした。

当時はまだ携帯電話が普及してないため、そうなったら本隊を追うのも困難になります。


しかも上記のように、その後の各種移動がほぼ自力なのにも関わらず
出発前ゲーセンで旅費を使い込み過ぎたせいか、

最後に東京駅から実家に帰った時40円しか残ってなかったという…


まぁ、旅行というものを甘く見過ぎてた時期の想い出でありますが。

そういえば当時、修学旅行のレポートを割と気合い入れて書いたのも、
今こんな物を書いている事に繋がってるのかもしれません。



ちなみに「歩危(ぼけ)マート」という、当時見つけた線路沿いのスーパーが
今もなお健在なようでした。


有名観光地な割に、駅はここも無人化されてしまいましたが…。



ここも割と重要な駅のはずなんですが、やっぱり名前がちょっと。



さて高知県須崎駅に到着です。ちょうどお昼時。

ここの名物は「鍋焼きラーメン」だそうですが、この暑さじゃちょっと…


でもここまでプッシュされたらやはり試さざるを得ませんかね。



「スサキエキなべやきラーメン」と書いてあるくせに
なぜか当の駅にはそれらしき食事処が見当たりませんでしたが、

代わりに駅前の小さい喫茶店で鍋焼きラーメン出してました。


なるほど、具は少ないけど確かに「鍋焼き」としか称せませんな。
たちまちレンズ曇っちゃいます。



ここから先、片道50kmほどの山道は事実上
レンタカーで行くほかございません。

バスもあるんですが本数が少なく、今日これから行く時は良いものの、
明日の朝がどうしても電車に間に合わなくなるんですな。



運転は普段しないからあまり自信がないし、酒も飲めなくなってしまうので、
旅行ではできる限り公共交通機関で済ますようにはしてるのですが。

映画に出てきそうなノンビリした風景を横目に観ながら走るも、また乙。
交通量も少ないし。


しかしあの茶畑、それこそ「八十八茶」の産地なのかも知れませんが、
すごい急傾斜ですな。

あそこで働くのは労力対売上的に大変、割に合わなそうに見えてしまいます。



道路工事中につき通行止め。

この先に住んでる人も居るにも関わらず、1時間に10分しか通れません。
次の開通時間までだいぶあるので、仕方なく迂回路を。



写真だと判りにくいですが結構な下り坂で、
カーブの外側は急崖なのにガードレールもないため、かなり怖いです。

完全アウェー者の私としては、それこそクリープに近い速度で慎重に通行。



肝心のカーブの先だけガードレールがないのは何故なんだ。

すでに誰かガードレール壊して落ちて行ったのか。


というかナビ見てもサッパリ役に立たんような奥地に入り込んでるぞ。

さっきの丁字路、後ろから車来たから慌ててとりあえず右へ行ったけど
その車は左へ行ったし、

もはやUターンできる道幅でもなかったけど、ホントに合ってるのかな…



残念でした。


さっき迂回路を教えてくれた整理員の人も驚いているようですが。

もういいや、このまま開通時間まで待とう…。



まぁ、何とか峠の宿に到着です。

ホントに県境上の宿なんですねぇ。


それより思いっきり雲の中で、ここのウリである高原の風景が楽しめません。

涼しい(標高1300m余り、気温20度くらい)という点だけは◎。



なかなか雰囲気の良い宿ですが(これでも正確には国民宿舎)、

フロントに人が常駐しておらず呼び鈴もないとか、
運用面ではまだまだ課題が残るかな。



フロント・食堂あたりは高知県に入りますが客室は愛媛県。

宿の住所表示上は高知県を使ってるようです。
税金は(国民宿舎に地方税が掛かるなら)両方に払ってる可能性大。


もし何か事件が起きて警察呼ぶとしたら
現場が客室なら愛媛県警という事になるのかな?

どっちにしろパトカー来るまで1時間ぐらいは掛かりそうな気もしますが。


さて、私はあと愛媛県に泊まれば
今回の目的でもある全都道府県宿泊を達成できるんですが…

今日で達成と考えていいのか、明日を待つべきか。



ちなみにお部屋はこちら。



おかしいな、そもそも客室内禁煙と聞いていたんですが。



高原の 石の館を 浮かす霧


昔から部屋に飾られてるのであろう一句ですが、実にタイムリーです。

タイムリー過ぎて、在室中悔しさが消えません。


すごく景色良いから多少無理しても行く価値あり、と聞いてたんだけどなぁ。

雲中散歩にでも出るか…。


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