2012年12月2日日曜日

[error:0624] 寺の秋(前編)


昨日観たばかりだというのに、今日も紅葉を探しに出かけてます。
目的地は千葉県の初詣の目玉、成田山・新勝寺。

行くのは初めてですが、紅葉名所として有名ではありますからね。


成田山とは関係ないはずですが道中、
どこか不吉な「一日一組 家族葬」のキャッチコピーが。

ドコモの家族割じゃないんだから。



正月の初詣の来場者数を考えるにものすごい渋滞を覚悟してましたが、
思いのほかスムーズに到着。

ただし周辺の道は狭く、
車も竹林に停めることができましたが5、6台ぐらいしか入らない広さです。

そもそもが成田くんだりの田舎なのに、
正月なぜあんなに大挙押し寄せるのかがむしろ不思議なぐらいです。



塀の瓦にも、ご丁寧に全部「成田山」と書いてあります。



本堂と言うわけではないのですが、
初詣でさぞかし儲かってるんだなぁと思わせる巨塔です。

でも川崎大師鶴見総持寺に比べると、
敷地面積は充分あるものの「大規模感」ではどこか負ける感じかな?



大雨が降ったら、あの雨どい(と言っていいのか?)なんか
ものすごい滝になるんだろうなぁ。




ま、仏教界では「西暦56億7千万年」とか言われても文句言えないからな。

いやここまで来たらいっそ永久未開封にして、
「人類滅亡後の未来人に伝える」ぐらいの意気込みの方がいいかも。




眼下の「成田山公園」もあとで寄りましょう。

というか紅葉目的ならむしろそちらがメイン。

例によって信心ゼロの私ですからねハッハッハッ。

ある意味、昨日のマクドナルドの喫煙席のみ利用ホステスみたいなモンなんだろうか



堂々と会社のロゴマークが入った寄付石柱(正式名称不明)ってのも珍しい。



非常にいい紅葉だけど実はこれは寺の外側だったり。



この塔は寺の中心でも何でもなく、もっとハートランドに近付いて参りますよ。

くどいようだけど初詣の時なんか、
本堂に近付くことさえ至難の業なんじゃないかなぁ。




「でもいいんです僕・・・兼継さんみたいな人好きですから・・・」
”男が男に惚れた by 前田慶次


直江兼継の「愛」兜のアレだと思います。

漫画「花の慶次」で直江兼継が出てきた時は、ただでさえあの暑苦しい
原哲夫フェイスに加え、頭にデカデカと「愛」なんて書いてあるとあって
ついウホッな人かと思ったモンですが、実は良く考証されてたわけで。

いや実際戦国時代ウホッは当たり前でしたし、兼継は相当な巨漢だったそうであります。

でも結局縁結びだったんですか愛染明王って?


結局何が言いたいかと言うと、ただでさえ信心ゼロなうえに
縁結びと聞いてこんなことを考えてる私に、ご利益などあるまいって話ですな。



なんとなく裏を見てみると、側壁が起倒式なのかと一瞬思うぐらい額だらけ。



こちらもユニークな設計で、かつやはり額だらけですな。



各種明王関係の像があちこちにあります。

でも大抵小さいので、森のイタズラ小人のようでちょっと可愛い。




「左近の桜」でも「右近の橘」でもなく、「ウコンの桜」だそうです。

二日酔いにご利益あったりするんでしょうか。




壁にみっしりと文字が彫られていると言うのは、どこか不気味なものです。

しかし「スーパーチエン」です。スーパー遅延かジャッキー・チェンか。
さすが昭和45年の表記。



成田山と言えば交通安全のお守り。
すべての自動車のうち、一体何割の装備率に及ぶことでしょう?

しかし実際事故車のお守り装備率
が本当にその全車平均より低いのか(=本当に効果があるのか)

という点が気になるのが、私のような人種なのであります。

逆に統計的事実として効果があるのならば、
必ずしも科学的な効果の理由が定かでなくてもよいとは思いますが。


ボディ全体にお守りを描いて「お守り痛車」レベルまで達すれば
効果があったりするんだろか?

というかそんな車は、他の車もよくよく車間距離開けるかも知れないな。



写経はいいのですが、2000円も出さなくたって原文さえ入手できれば
一人自宅にこもってひたすら書いてればいいんじゃないのかな・・・

信じることと集中すること、それさえあれば足りるはずなのだから。




さて成田山のハートランドに近付いて参りました。



一見抹香臭い地味さのようで、近づいてみればものすごい突き抜け様。



本堂のようです。護摩の煙もうもう。
子供でも意外に煙を有難がっています。

しかし喘息の人が煙を浴びて快癒祈願をすることはムリなんでしょうか。

いずれタバコのように、仏壇の線香も健康に悪いからヤメロって風潮になったりして。


あと、遅ればせながら七五三らしき子供たちも居ますね。
最近の女児七五三衣装はセクシータイツ風のもあるのかと驚きました。



やはり絵馬をのぞかないワケには参りません!



さすがに宝くじを事業資金のアテにするようでは、もう終わってませんか?



なんかもう涙が出てきます。

もう本当にどうしようもないんだって感じがヒシヒシ伝わってきます。

むしろ「願」って字が書けたことが奇跡かも知れません。

別に子供でも外国人でもないように思うんですよねぇ。


・・・というか英文ビッシリの絵馬もありまして、

悪魔祓いがどうとか世界を救いたいんだとか

書いてあるんですが、この人は寺より教会には行かないのかな・・・



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