「ブログ」とは「Webログ」。
つまり本来は日記ではなく、こんなサイト見たよ!という記録用のものらしいですね。
このたび遭遇しましたのはboontyという、翻訳物らしきゲームがたくさんあるサイト。
今日びかなりチープそうに見える、まぁ実際Simpleシリーズ級の手軽なものですが、
それぞれ体験版がブラウザ上で無料プレイできまして、
案外難しい間違い探しとか、短時間それなりには楽しめるものも多いです。
中でも今回、特にご紹介しておきたいのがコチラ、
ニンジャの・・・・・・スシ屋! マグロ! ネギトロ!
「ヨーダ寿司ショップ」。
なんでしょうヨーダって。フォース剣術で寿司握るんでしょうか。
エントランスから死体の道がまるでツキジなのですか。
どうも開発元の会社名かブランド名っぽいです
BGMがむしろ中国っぽい旋律なのも気になります。
そしてゲーム自体は日本語化されているものの
名前入力欄に日本語入れられない
という点に気付くまで、しばし混乱を伴います。
と、いかにも翻訳モノらしい匂いがビンビンしていますが
もしかしたら判っていてわざとという高等戦略かもしれません。
皆 さ ん を 守 る エ ヴ ィ ス 社 の ジ ー ン ズ
ちなみにこれは、恵比寿と中目黒の間にあるけど
EBISUとかYEBISUではなく
LEVISかELVISプレスリーがちょっと混ざったようなつづりの服屋さん。
フォントが外国のニンジャ物によく使われそうなやつです。
暗黒メガコーポ(違)
ついでに、なにか木造アパートの概念をひっくり返してくれそうな物件。
話が逸れました。さっそくゲームを始めてみましょう。
ドーモ、KAIBARA Yuzan=サン。
他の作品だと「住民を避難」→「住民を非難」とか
よくあるダメな誤字やらかしてる人たちなんですけどねぇ。
なお店名はまだゲーム中で出てくる所もありますが、名前と性別の用途は不明です。
というか女性は手の皮が薄いので寿司職人には不向きと聞きますが。
奥ゆかしいアトモスフィア
全6ステージあるようですが体験版はステージ1だけです。
江戸時代っぽさを広角レンズ構図で表現するみごとな背景画ですが
実は舞台は完全に現代です。
というか江戸時代の寿司屋って、夜啼きソバみたいな屋台だったらしいですし。
ガンバルゾー!
なにしろ回転寿司ですからね。
外国で寿司屋と言うとむしろ回転寿司がイメージされるそうです。
ともあれ、
貯金をすべてつぎこんでしまったので1週間で経営を軌道に乗せなければならない
とのことですから頑張りましょう。
シャリと海苔を除いてネタがイクラしかない体たらくですが
幸いにも客だけはジャンジャン来ますので、たぶん宣伝費に全てを賭けたのでしょう。
ところでインターフェースが
「Papers, Please」というブラックな入国管理ゲームに似てる気がするなぁ。
お客様のエントリーだ!
回転寿司とはいえ客はみな注文をしてくるので、
それに合わせたネタを巻き簾の上に並べると寿司ができます。ヨロコンデー!
なお、常時巻き簾を使うだけあって、メニューはやけに巻き物に偏っています。
(欧米人は刺身が苦手なせいか、そうでなくともキュウリとか蒸しエビとかウナギ)
せいぜい後でサーモンが登場するぐらいで、
日本だと一番人気のあるマグロ握りなどは出て来ません。
せっかくの包丁も今のところ巻き物を切る用途ぐらいしかないと思いきや、
実は包丁を空中でクルクル回すパフォーマンスをすると客が喜ぶので
多少寿司を出すのが遅くなっても機嫌を直してくれます。ワザマエ!
ハードモード
寿司は材料の組み合わせさえ憶えてしまえばジャンジャン出せるのですが、
その材料が「どうしてこれだけしか開店時に用意してないんだ」ってほど少なく、
すぐに底をついてしまいます。その際はいちいち電話で注文しなくてはいけません。
皿の片付けと会計も自分でやらないといけませんし、この店は実は
すし屋じゃなくてすき家じゃないのか
と思えてくる深夜ワンオペ状態です。サツバツ!
ところでなんで寿司屋でオニギリ注文してるやつがいるんだ?
古事記にもそう書かれている
材料の組み合わせが判らない場合は、こっそりレシピ本でカンニング。
材料をたくさん使うメニューだと電話注文の頻度も上がるし、めんどいなぁ。
アイエエエ! BISHOKU CLUB スペシャルナンデ!?
店名を冠したスペシャルセット入りましたー!
ってそんなの初耳だぞ、どうやって作るんだ!?
実際インテリア重点
予算を溜めて内装をアップグレードしていくと客の満足度が上がったりしますが、
だんだんキャバクラめいた趣味に近づいていきます。
寿司屋にあるべきものは熱帯魚の水槽じゃなくてネタの生け簀だよなぁ。
アバーッ!客、実際多い!インガオホー!
頑張って手際よく客を回転させると次の客が即入るので、忙しさも増します。
スクリーンショット撮るのも実は大変なのであります。
もしやあえて皿を片付けずにおいて、
次の客が入らないように防いだ方がいいんじゃないの?
あと、回転寿司だけに下流の客の方が先に注文していたものを
後から来た上流の客が奪い取ってしまったり、
「持ち帰り」と称して割り込みの多数注文が入ることもあって、
ショッギョ・ムッジョの響きが感じられてきます。ちょっとやめないか!
スゴイ級! キンボシ・オオキイ!
ついに7日間をさばき切りましたよ!
オタッシャデー
というわけで続きは有料版で!
税抜1886円(税込2036円)という
ハンパかつちょっと強気すぎるかもしれないお値段だよ!
スッゾコラー!
ちなみにこれは近所にオープンしたばかりの海鮮居酒屋ですが、
窓から店内が窺い知れないのと
花輪の「子分一同」というのが気になって、まだ入る勇気が持てません。
ほら万一、料理学校とか外食チェーン会社の名前とでも思わせて
「グランキュイジーヌ組」たる人たちだったらアレですし。
というか親分、まだ自分のお店持ってなかったんでしょうか。
.