江戸川区、東西線葛西駅の1階にある「地下鉄博物館」であります。
葛西駅は地上どころか高架駅であり、こういうのはむしろ東京駅か
東京メトロ本社のある上野駅の地下にでもありそうなもんですが、
わざわざ西船橋から回ってやって来ましたよ。
先週からすでに気になっていた、
どうみても地下鉄というより地下組織
か何かの話にしか思えない、コチラがお目当てです。
そういえば昔、卍マークが市章である青森県弘前市が
マンホールのフタに入れる市章を間違って裏焼きにしてしまい
街中のマンホールがナチマークだらけになるという事件がありました。
入場料は210円。写真OKなようです。
まずは昔の車両などが展示されています。中に入ることもできるので、
このようにロウ人形が混じっていたりする点に注意が必要となります。
しかし、いかにも昔の日本人顔でありますな。
地下鉄というとどうしても通勤のイメージが強いので、
くたびれ切ったサラリーマンとか酔っ払いのロウ人形が満載されている光景など
ついつい想像してしまいます。
ちなみに入口は自動改札と昔風のキップ切り台があって、
電車のキップを薄くしたような入場券に
もぎり係のオジサンがハサミを入れるという趣向になっています。
ついでにネコ駅長が居たりはしないかな。あれは地下鉄じゃないか。
でも個人的に、車両よりも路線の地形・地質の方が興味あるんですよね。
土がないと本当に天井からぶら下がるダクトや配管のようです。
そういえば東京駅あたり、周りの地下水のせいで浮力がかかってて、
地下街が地上に飛び上がろうとするのを押し留めるのが大変らしいですね。
御茶ノ水など、ビルの基礎や各種ライフライン、他の路線や川など色々あると、
それらをよけて地下鉄通すのも大変なんだというお話。
ちなみにこの神田川自体も、台地の縁を無理やり削って通した運河のようなものです。
駅事務室とか窓口と見せかけて図書室という、この辺もこだわり。
さてここからが企画の本題のようなのですが、
想像していたのと違って、パネル展示とかが少しあるだけなんですよね。
なお手前の人が眺めているのは出土した化石とか、江戸時代の木製水道管。
「地下鉄駅によくあるこの物体は実は・・・」とか、
皇居付近には秘密の脱出路があるという噂の真偽
とか期待していたんですが。
いや説明しちゃったら秘密じゃなくなっちゃうけどさ。
まぁ一応、今はもう使われていない古い駅の話などはあります。
東京駅周辺の地下街がいかに広大かとか。
それより、おそらくみんなが地下鉄についてもっとも謎に思っていることは、
なぜ東京メトロと都営地下鉄を一本化しないのか
あたりじゃないかと思いますが。
都営の経営状態があまりよろしくないのでメトロが嫌がっているからだ、と聞いた事はあります。
新宿ほどではありませんが大手町駅ダンジョン。
駅員休憩室等々の存在について、ちょっとだけ。
駅員用の超強力目覚まし時計とか(そんなのあるのか?)
売店で売ってたりしないでしょうか。
洪水に備えて閉まる扉なんだそうです。
そういえば、こんなのあったかも知れないけど普段全然気づきませんよね。
もっとも、駅の入り口だけ塞いだってトンネルの水はどうにもならないでしょうし
かえって脱出できなくなりそうですが。
企画展はこの辺まで。
こちらは板張りの古い車両の、ドアの開閉装置が見えるようになっています。
空気圧とか歯車ではなく、窓ふきでもするように
モーターでクランクをぐるんと回していますね。
昔は乗り物に弱かったので、板張りのバスや電車は匂いだけですぐ酔ったものです。
すごく立派な模型。20分の1だそうです。
鉄道模型ファンにも地下鉄派なんてあるんだろーか?
さらに鉄道模型コースも。
ご丁寧に国会まで見えますが、実際こんな路線構造じゃないよなぁ。
地下鉄でGO!
風景が全部トンネルというのはアレですが。
スピード出し過ぎると事故るのかどうか等は不明です。
メトロから都営から、果ては名古屋市地下鉄のパンフレットまで混在します。
痛みを取るカギだそうです
しかし今回最も衝撃的だったのは
駅に置いてあったこのチラシでしょう。
地下空間の秘密展ポスターよりもドス黒いです。
パッと見、警察から何か懸賞金でも掛かってるのかと思いました。
ついでに黒光りがすごいので、眼の横に私の鼻が映ってたりします。
ついでに、駅に掲示されていたこの、温度分布図か何かのような模様は、
なんと増税後の新しい料金表でした。
色分けか何かしてくれないととても追い切れないと思います。
もう少しだけ続くんじゃよー。
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