2015年1月12日月曜日

[error:0726] 大きな玉ねぎの下で(鎧着初め式編)


これが本当に「大人のおでかけ」かどうかは意見の分かれるところでしょうし
そもそも子供のおでかけとは何ぞやと言われると悩ましいところですが、

今日も地下鉄でおでかけしますよ!





こちら日本武道館。

武道はおろか音楽ライブにさえ縁のない私としては、
20年ほど前に大学の入学式で一度だけ来たぐらいです。

すごく保守色ガチガチな印象のあるところなのに
むしろここでロックコンサートなどが開かれることが不思議ですが、
今日はいかにも武道館らしいと言いますか、
「鏡開き式・武道初め」なる催しがあるとの情報であります。

むろん私のような人間さえもがなんとなく来てみるだけあって、
入場無料イベントですよ!




入りませんでしたが、いかにも役所のフードコートっぽそうなお店。
いやもしかして武道ソーダとか置いてあったりするのかな。
あるいは量とか辛さがすさまじく、鍛え抜かれた精神力を要するとか。




武道館って電光掲示板なんかあったんだっけ、というぐらい疎いです。

人は割といますが、舞台に出てくる人の関係者とか
どこかの武道団体の人とか、せめて昔武道をやっていた人とか、
そういうののいずれにも該当しない私のような全くの外野が、果たして何人居るものか。




そこへ武者姿の人々が登場。鎧着初め式だそうです。




あ、電気点きました。




重装備で身分高そうな武将が出て来ましたが、
実際は床几に座っている3人のほうが大将で、
参陣報告をしているところのようです。

解説ナレーションはTBSアナウンサー起用という豪華さ。
でもNHKじゃないのね。




その大将たちが戦勝祈願のあと、




「エヤー!」とか叫びながら、鏡餅と酒樽を割ります。

ここだけ微妙に戦場らしくないですね。

確か、本来ならみんなで酒飲んでから
盃を地面に投げて割ったりするんじゃなかったでしたっけ?




エイエイオー。




すごくゆっくりした歩調で、シズシズと舞台を行軍してクライマックス。

戦国物大河ドラマっぽいBGMが流れていますが演出過多というか、
西洋音階にオーケストラとシンセサイザーって
地方の観光イベントならともかく武道館儀式としてはどうなのかなぁ、とも思います。

鎧や武装は戦国時代型というよりむしろ鎌倉時代型っぽいぐらいなのですが。




子供も混じっていますね。

しかし、ひと部隊全員子供とか女性ならまだ判るのですが、
この場合「何となく紛れ込んだ感」が強いです。

それなら来場者にどしどし鎧を貸し出すか鎧っぽいの好きに持参させるかして、
みんなで皇居大行進させたほうが面白そうじゃないかな。

あ、でも私の落ち武者とか持参してもダメだろーなー。




なんと臼井日出男や山谷えり子(昔ウィークエンダーに出てたそうでビックリ)などが登壇。

武道の裾野を拡げたければ、
あまり政治家を前面に出さない方がいいとは思うのですが。

続いて武道初めとして、各道の演武が披露されます。


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2015年1月11日日曜日

[error:0725] 火の軍団(どんど焼き編)


横浜からの帰り際、新丸子に寄って「どんど焼き」というのを観ていきます!

別名を「左義長」。左利き(「ぎっちょ」)と関係があるのかどうかは不明です。



お札とか正月飾りとか、普通にゴミに出すのがためらわれるものを
を焚き火で燃やす行事ですね。

割とあちこちの町内会でやってるようなんですが、
それなりに大規模そうで検索にひっかかり、帰りの経路とも近いのでここにしました。

昔住んでた港北ニュータウンでも何か所かでやってるらしく、
実際近くまで行ったものの、大桟橋とかウロウロしてたせいか
時間的に間に合わなかったというのもあります。





ちょっと時間的に早すぎるのでコンビニとか寄ってます。


こんな低い所にある貼り紙をちゃんと読む人はそもそも
スロープに階段が食い込んでいる事にも気づいてるだろと思ったのですが、

歩きながらカメラしまおうとしている時、むろん気づいているその階段に
私自身つまづきました。


オバちゃんたちの会話というものがうるさいのは
耳が遠くなり始めている事を自覚していないのが原因の一つだ、
という説を聞いたことがありますが、

数え42歳の厄年というのも、老化で注意力や反射神経が
鈍り始めている事を自覚していないから危険が多いのかも知れません。




どうやらあれが会場ですね。

多摩川を堂々と占拠していますし露店まで出ていますが、
意外に町内会テイストあふれる集まり具合であり、割とゆったり見物できそう。

ちなみに、向こう半分網で覆われている丸子橋は塗装工事中だそうです。




あれが燃えるらしいですよ!




山に埋もれているものには、注連縄のように正月と関係あるもの以外に、
供養が必要と考えられているのか人形・ぬいぐるみなども多いようですね。

しかし両眼とも白いダルマは、
とりかかりもせずに投げ出してしまった何かへの
悔悟の念を体現しているかのようです。

ちなみに政治家は出馬するとダルマの片眼、当選するともう片眼を入れますが、
むしろ当選こそがスタートラインのはずなのであり、
自らの理想を完成するまでは両眼を入れないで欲しいものです。




大桟橋でも見ましたが、書き初めもあります。

良く見るとどういうわけか「すまぶら」とだけ書いてあるのもあります。
しかも上手です。これだけ器用ならきっとスマブラも上達できるでしょう。




みんな竹竿にモチをぶら下げていますね。

私は、受験終わったときに川原で参考書を燃やして焼き芋やったことがあります。




たとえ延焼しようのなさそうな砂地であっても、
むろん火の軍団もスタンバっています。




神主さん出ました。みんな神妙そうです。

しかしすぐ後ろを新幹線がひっきりなしに行き来してたりします。




いよいよ、年男らしい人々による点火。

暗くなってきてるのにだんだん人が増えてきて、
無理にカメラ持ち上げて撮ったのでブレてしまいました。





みるみる火が大きくなります。




ヒャッハー!




火の粉混じりの燃えカスもすごいです。

たまに、ほとんど完全に燃え残ってる年賀状が飛んできたりもするほど。




いよいよ本格化してきました。




風向きによってはこうなります。

でもあれは確か秩父だったか、
分譲住宅地ひと区画ぐらいの枝の山を燃やして
火渡りイベントとかまであるビッグイベントなどんど焼きの煙は、
燃やしている木の種類のせいなのか催涙ガスのように凶悪でしたが、
それに比べれば全然マイルドなほうです。




Smoke on the Water。




時折、新たにやってきた人が追加で燃やす物を持ち込む以外、
特に動きはないのですが、日が暮れてきました。




火がちょっと弱まってきたかな?と思ってきたところで、火かき棒投入。

わたしは ひかきぼうの はを ひだりむねに ついた。 ドクドクと ちが わきでてくる!




火勢が復活します。

もしかすると、むしろ早く燃やし尽くして火勢を落とし
モチ焼きモードに移行したいのかもしれません。




係の人が自分の家でも燃やしてしまったかのように
茫然自失して見える写真。




一方こちらは蒸気機関車の釜焚き係か
オーストラリアあたりの山火事消防士ばりに熱闘中。

なんかバックドラフトとか起こりそうです。






焚き火の写真というのは明るさの差が極端で、
しかもランダムにゆらゆら揺れているので、フォーカス次第で偶然、
火山噴火みたいな変わった写真が撮れることもあります。

まさに「火」という漢字に見えませんか?




突如ロープが外されて、モチ焼き解禁!

まだ少し強い火に、みな一気に殺到します。




みな手に手に竹竿持っていて、パッと見、
焼きモチというよりも焼き討ちという単語が浮かびます。




竹竿が長いのは火が危ないからというより混雑してるから、という感じですね。

ちょっとレンブラントあたりに描いてみてもらいたい光加減の絵になりました。




こいつはエクトプラズムっぽいのが立ち昇ってるように見えます。

まぁ、確かに一応神事ではあるんですが。






私は特にモチは焼きませんでしたが、火をずっと眺めていると、




焼肉が食べたくなりませんか?









ところで、焼肉屋のレジにこんな広告カード置いてありました。


三島由紀夫っぽい面影の子などが混じっているのが若干気にはなるものの
動画自体は見ていないのですが、


日本一ピップホップな小学校だそうです。
小学生にして既にエレキバンでしょうか。

小学生の実態ではなく生態ってのもちょっと気になります。

あと告訴必須の問題作だそうです。
必至ならともかく必須となると、
自ら「告訴しないわけにはいかない」と断じていることになります。

まぁたぶんボラットほど告訴必須作ではないだろうとは予想しますが。

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[error:0724] 火の軍団(大桟橋編)


大桟橋はたまにイベント見に来るのですが、
ここに来ると船に乗って小笠原にでも行きたくなるから困りますね!



なお入口脇の男子トイレは、突き当りの個室のドアの本当にすぐ真横に
なぜか1個だけ小便器が孤立して増設されているという、
実に奇妙な構造になっています。

なにしろ、そこで用足してたら
個室から出て来た人とぶつかりそう
なので、非常に不安を呼びます。誰が設計したんだろう。





ここから出初式が見えることの他に、
何やらフェスタと銘打っているのですが、さて。




いきなり奇妙な三味線演奏に出くわします。

外見もアレですがシンセサイザーも入ってますし
歌ってる歌も宇宙人が云々というロックな代物です。

素直にエレキギター使えば万事違和感ないのですが。


なおギターと三味線は、弦高やフレット有無の差もありますが
ギターは概ね各弦が完全4度間隔、三味線は完全5度間隔なので
音程・コードが違うという大きなポイントがありまして。
元々三味線やってた人がギターに移行するのが面倒なのは判ります。




書き初めコーナー。若干こぢんまり。




なんと大桟橋に絵馬が!


ところで

HAPPY NEW YEAR = (年明け後)新年おめでとう
A HAPPY NEW YEAR = (年末に)よいお年を

だってご存じでしたか?




一年間の健康を祈って、というよりは
何か心当たりがある
という感じがしますね。




普通は転勤は避けたがるところですが、やはり嫌な上司でもいるんでしょうか。

むしろその上司が飛ばされるのを祈ればよさそうなものですが
他人の不幸を願わない姿勢はすばらしいです。




一般に勉強と言われているものなどは真の知性の現れではなく、
しょせん上手下手の技術に過ぎない、と悟ってしまったのでしょうか。

船窓の穴を丸く塗るセンスというのも、他にそんな絵馬は少なく、
意外なほど非凡なものであると思います。


そういえば以前鶴岡八幡宮で、
「成がよくなりますように」
と震えるような字で書かれた、泣ける絵馬を目撃したことがあります。




あっこれはすごい。積み木の横浜港です。

(積み木と言っても、わざわざ削り込んである部分もありますが)




横浜知ってる人にはわかると思われますが、
デフォルメされつつも大変再現度高いです。

ただ大桟橋には船が停泊中なのに対し、
ランドマーク前の池に固定されてるはずの日本丸が行方不明ですね。




観覧車の時計まで再現されていますよ!

わざわざ色の違う木材を組み合わせての時報アニメ再現もさすが。





なんと火の軍団のPVがここでも放映されていました。

赤レンガならもっと桁違いに人が集まっただろーに。

果敢に海を泳いで人命救助にとりかかる雄姿が映し出されております。



ときにBGMが レインボーのLost In Hollywood じゃないかと思うんですが

やっぱり消防局と呼ぶにはちょっとファンキー過ぎますよね、火の軍団。

というかあれ失恋の歌じゃなかったでしたっけ?




飼い犬に手を噛まれる


ところで海保でもらったチラシ、まだ見所が残ってました。




「タカシ!ちゃんと大学院行ってるの!?」



横浜編はここまでですが、
今日はまだ正月気分あふれるイベントが残っているのですYO!

書くのに時間かかって困っちゃう;
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