2015年2月14日土曜日

[error:0732] アイと雪の殿様(夜間編)


日が暮れました。
いよいよ雪灯籠まつりの本番ということで、再度バスで会場に向かいます。

駅前も雪灯籠が灯っていますね!





写真に撮ると信号や街灯に負けてしまいがちですが、
道端にも点々と雪灯籠が。

街全体が雪まつりに一体化しています。




点灯開始からまだそんなに経ってなくてこれじゃ、
帰りのバス、いっそう混んでそうだなぁ。

雪の中で動かずに行列するよりも、帰りは歩こうかな・・・




駐車場の一角もすでにこんな具合ですが、
手作り感あふれると言うべきなのかどうか。

なんとなく吉見百穴みたいじゃありません?




よく融けないもんです。




小泉純一郎等々がいた雪像ゾーンも昼間とはだいぶ違う、
何か鬼気迫る迫力を醸し出しています。




相模湖かどこかっぽい雰囲気になってるゾーンもあります。




臨時ラジオ局!

テレビも「ゆく年くる年」みたいな雰囲気で、
どこかの祭りとか全国生中継しても面白いんじゃないでしょうか。




壮観な灯籠ゾーン。

これでもし雪上バーとか足湯とかあれば、ぼーっと眺めていられそうです。




LEDなのか、色が変わったりすごく明るかったり、実はハイテク仕込み。




色々ゆるめなデザインのもあります。




この辺ちょっと、足元が滑って突っ込んだら危なそう?

むしろ完全に雪かきしてしまわない方が良かったかも。




ほっこりゾーン。





こちらは子供の絵ゾーンですね。

一目でそれとわかる護衛艦が、すごく良く描けていると思います。

艦番号4003が正しければ、
東日本大震災のとき石巻に来て仮設風呂などを提供した輸送艦くにさき。
当時まだ小学校にも上がっていないのに、はっきり覚えていたんでしょうか・・・


ところでそのくにさき、
ミサイル発射してるみたいなんですが
一体何事が起ったんでしょう?

なお、実際はくにさきは機銃しか積んでないはずです




こちらも一体何事が起こったんでしょうか。

もうかなり絶望的そうなムードが漂っています。




毒霧らしきものを吐く、下顎が機械化されたような非常に迫力ある怪獣。
屋上にリンゴ園か何かがある塔の上を宙返る、サトゥルヌスのような表情の怪鳥。
十字架のような何か。顔を塗りつぶされたハリツケ姿勢の人物。
赤い太陽のようなものがゆらゆら燃えているけれど全体に降りしきる青黒い雨。

まさにマッポーの世ですね。

細かい部分部分を良く見ると、画才の高さは間違いないと思うのですが、
ここまでサツバツの境地に至る何があったのでしょう。




あっ花火!




しかし、そんなに走ることないんじゃないかと思いますが。

滑りますよー。




どちらかというとお盆行事っぽいしんみりテイストにも感じられますが、
こちらは和ロウソクのコーナーだそうです。




ただし、燃やしているのは和ロウソクではなかったり。




と、思ったらまさに超お盆行事っぽいゾーンありました。

というか元々、戦没者供養が目的で発足した雪祭りなんだとか・・・





なお、献灯すると甘酒やこんにゃくがもらえるそうです。

「ゆく年くる年」度のとりわけ高い光景。




もはや修行僧レベルといえる雪中和太鼓部隊。





少し高い所に出ると会場全景が良く見えますが、
雪の階段にはご注意ください。

元々階段なのか、ただの斜面で雪を階段状に固めたのかは不明。

しかしせめてロープぐらい張った方がいいんじゃないかなぁ。




昼間の漁網ゾーンが、電飾迷路たる正体を現してましたよ。








帰りはこんな、ストーブが暖かい半個室のお座敷でソバでも。
昼がいきなり米沢牛ステーキで、重かったでしたからね。

ところが板ソバというのを頼んでみたら、ずいぶん巨大なのが来ました。


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[error:0731] アイと雪の殿様(昼間編)



夜に向けてか、何やら準備中です。ブドウ園みたいなところに網が垂れていますね。




広場だと思って近づきたくなりますが、城のお濠ですんでエラいことになります。

これだけのお濠が残っている城跡は多くないですね。





夜に点灯される雪灯籠がズラリと用意されていますが、
傾いてたり崩れてたり、できの悪いのもありますね。




ちょっと奥まったところに神社もあります。静かでいいですね。




「ヤばデキる」という怪しげな表記をされることもある一文と
上杉鷹山像ですが、ちょっと派手すぎというか狙いすぎというか。




ちょっと過剰なぐらい立派なホールがあります。
クレーン車が見えるのは、何か雪下ろし作業とか電線の整備とか?




こういう、祭りの裏方的なシーンというのも面白いですよね。

・・・と思ったら、単なるクレーン車の展示イベントだったみたいです。




ホール脇特設ステージには上杉家武将に扮した方々が。

しかしこの手のイベントというのは、
実際の本人は多分こんなんじゃなかったんだろうな、などと思ってしまいます。




ゆるキャラ部隊も出動中です。

夏のイベントと違って暖かいのは良いでしょうが、
雪の上は非常に歩きにくいのではないかと。




これは危険物なのでは?




ハスキーとか秋田犬とか柴犬なら雪で喜ぶのが常道ですが、
この子はちょっと寒そう。




館内に入ってみましょう。

促成栽培した早咲き桜の華道展示があるようです。




花を騙して咲かせておいて温室から急に雪祭り会場に連れ出してくるとは、
お主もワルよのう。



華道は難しくなってくると色々、宗教的セオリーがあるらしいのですが、
この辺からは素直なミニチュア手芸的遊び心が伝わってきますね。




鍋の残り物かなんかぶっこんだような
いい加減そうなのもあるように見えるのは、
私の風流心レベルがまだ低いからでしょうか。




ホール中央に鎮座しているのは能舞台。しかも可動式だそうです。




ちょうど能の上演も始まりましたが、私は能は全然わかりません。




代わりに冬虫夏草のスケッチ展とかやってたのでそちらへ行きました。

たまたま駅で仕入れていた雪祭りのチラシ持参で、割引になってラッキー。

この清水大典という人は画家ではなく学者ながら
微に入り細を穿つスケッチで、この道の第一人者となった人のようです。
ぜひ見習いたいものです。




ホール前には雪灯籠だけではなく、雪像もあります。




いまだ制作中らしい、米沢工業高・吹奏楽部の雪像。

今夜に向けて最後の追い込み中であろうにもかかわらず、
近くを通るとみんな「こんにちはー」と声をかけてくれます。

よく判らないけど、ふなっしーと敵対してるみたいです。




口が後頭部まで貫通していて、
子供が通り抜けられるギミックなのかもしれませんが不気味。




誰? しいて言うなら小泉純一郎に似てる気がしますが、
あまり「THANKS」なんて言いそうじゃないよなぁ。




今どき木の床の車両ながら、
大雪の中で頑張っている100円シャトルバスで駅方面に戻ります。


駅まで2kmぐらいあるんだし、歩道はさっきの通り歩きにくいし、
200円ぐらいは取っても大丈夫だと思うんだけどなぁ。

結局このバスには2日間で3回乗りましたので、
1日(または2日)フリー乗車券作っても良さそうな気もします。



ホテルは駅の向こう側。まだ少し早いけど、そろそろチェックインできないかな?




右上に見えているのがホテルなのですが、街中雪の壁で見通しが利かず、
一体どこから接近できるのか判りません。

「雪の進軍」でも歌いたくなるぐらいです。
スーパーのバックヤードにまで入り込んでウロウロしましたからねぇ。


グルーッと一周して結局、わずかな雪壁の切れ目から
路地裏みたいな所に入るのが正解だったという、
駅徒歩数分のはずのホテルには想定できない結果となりました。





ホテルはルームシアターなど整っていて、
朝食会場が明らかに人手不足で回っていない点を除けば
1泊ではもったいないぐらいですね。

外は、少し晴れて山が見えたかと思えば、また降ってくる繰り返し。

ゆったり山形県産つや姫玄米茶でも飲みましょう。




今から駅に行くと甘酒やら豚汁やらが貰えるらしいのですが、

ここまで辿り着くのにかかった苦労を考えると
貰いに行く労力に見合わない
気がするので、夜また雪まつり会場に行くまで、部屋で休みます。

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[error:0730] アイと雪の殿様(到着編)



仕事の関係で確実に休めるか不安があったのですが、
土日を突いて久々の1泊旅行を敢行!
山形県米沢市まで、雪まつり観に来ました。


今や札幌をはじめ雪まつりも全国ほうぼう増えてきて、
雪も立派な観光資源たる地位を固めてきた感があります。

したがって必ずしも米沢である必要もなかったのですが、

・遠すぎず近すぎず適度な距離
・米沢牛はじめグルメに期待(昔1度来たことがある)
・そこそこ大規模な雪まつりらしい
・その割に鉄道や宿泊の料金が上がっていない(外からの観光客は少ない?)

というあたりが選定理由ですね。




幸か不幸か、暖冬で雪がないなんて事態には全くならず、
むしろかなり荒れ模様の日に当たってしまったようです。

雪まつりやスキー場などは、
雪が多すぎても少なすぎても客足に響いて困りますよね。

新幹線に乗っていると、栃木県北部あたりからうっすら地面が白くなり始め、
やはり関東と東北の差と言うべきか、福島県に入ると急に雪が本格化します。
そして山形県境の山林ともなると、もはや遭難できるレベル




しかし米沢駅前までもがゴウゴウと突き抜ける吹雪だとは想像以上でした。

風上を向くと顔が氷の結晶で削られて痛いです。




普段東京ではほとんど出番のない雪用番傘(どっかの土産物)も、
さっそく強風で壊れてしまったぞ。

どうせ傘あっても全身すぐ雪だらけだし、閉じようかな。
レインコートにすればよかったです。




しかし駅前にもすでに雪灯籠らしきものが設置されていますね。




昔来たときは駅の向こうに見えた山々も印象的だったのですが、
現在このような状況です。





とりあえず、近くの店に退避して米沢牛ステーキ食べるよ!高いけど!


味的にはそう特別ではないけどとろける柔らかさが特徴です。

13年ぐらい前に米沢に来たとき、米沢牛焼肉とかあれこれ食べまくってから
太り始めたような気がする。




さて、まだまだホテルにはチェックインできない時間です。

立山アルペンルートのアレみたいな雪の壁のせいか
さっきほど風が強くはない印象ですが、

融雪スプリンクラーの水でビショビショの歩きにくい道を2kmほども歩いて、
昼間の祭り会場に行ってみたいと思います。


駅から100円シャトルバスが頑張って往復してはいるのですが、
できれば途中で、雪国仕様のちゃんとした雪靴仕入れたいんですよね。

・・・結果的には1軒もそれっぽい店は見当たらず、
地元民はみんなamazonででも買ってるんだろうかと不思議になっただけでしたが。




よくわからないけどおそらく左官屋さんか何か?

なかなかステキな絵を施工してもらえるようです。

なるほど、画家の人は左官屋でシノギと実績を稼ぐというのもいいかも知れません。





いちいち帯刀するのめんどい武士が、
ちょっとお忍びで買い物などする際に通ったという、水路沿いの小道。

その話が伝わっているということは結局バレていたということなんでしょうが、

どうやら冬は使えない手段らしいことがよくわかります。




少女趣味のオバチャンがやってる「赤毛の庵」とか連想しました。




着きましたよ会場。

城跡の公園は広大ですが、まずは露店ゾーンですね。

夜が本番の祭りらしいのでまだそんなに客足はありませんが、
ダンゴとか汁物とか、湯気を発するものがアピール力を発揮しています。




だだ茶豆コーヒーなるものを試してみます。

まぁつまり枝豆コーヒーというわけですが、

枝豆の味がするでもなく、コーヒーらしさが引き立つでもなく、
正直ちょっと微妙なできばえ。

たぶん、スープかお茶にした方がまだ正解なんでしょうね。




まだまだ続きます!

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