土曜。3日間にわたるウォーキング大会「とって隠岐スリーデーウォーク」初日です。
いやホントにこういう大会名なんですよ。
昨日のバーベキュー会場のある「中ノ島」と私の宿のある「知夫里島」、
2島にまたがる23kmのコースです。
この初日コースが一番大変そうで、体力温存的にはやや不利ですね。
バーベキュー会場で手持ち無沙汰で何十分も待っている間に、
各方面からじわじわと参加者が集まってきました。
出発です。みんなゼッケンに名前と、なぜか一言メッセージを書いています。
困ったのでとりあえず「BORN TO WALK」とでも書いときましたが、
目撃した中で一番面白かったのが「ダメ。ゼッタイ」と書いている
若い女性(他には皆無)グループでしたかね。
時間が経つにつれだんだんと列は前後に分散していきますが、
この段階ではまだまだダンゴです。
のどかな風景です。でも火山島なせいか、実は水田は全体として多くありません。
脱落者に備えてドクターカーが常時往復しています。
ただ歩くだけなら、大会に参加などせずとも
いつでもどこでも勝手に歩けばいいし、それが歩きの魅力の一つですが、
この辺のサポート体制は大会ならではですね。
ときどき、飲み物やら甘味やらを配ってるテントもあります。
あと地味に大きいのが、トイレの所在がはっきりしていること。
路傍の風呂?
沖縄の与那国島などにもある、放し飼いの牛が逃げないためのミゾ。
隠岐には隠岐牛というブランドがありますね。
交番の看板なようです。
後鳥羽上皇をまつっている神社だそうです。
なんとウォーキング大会とは別に、観光バスも乗り付けていました。
屋外土俵が常設されています。さすが島根は神事重視?
中ノ島部分を歩き終えると、また船で知夫里島に戻り、山の上までバス移動。
今どき座席の背に灰皿が付いているバス
(灰皿が残っているだけで禁煙には変わりないでしょうが)
とは予想外でしたが、道中、隠岐の観光ビデオなど観ながら過ごせます。
赤ハゲ山という、島の最高所です。
ついでに、島には「薄毛」なんて地名もあるみたいです。
中ノ島は「ないものはない」がスローガンでしたが、知夫里(ちぶり)島は
「しんごうもストレスもない、のんびりスローなしま」だそうです。
頂上付近は牧場エリアで牛だらけ。一部、輪作地の境界用の石垣もあります。
名前といい、なんとなく隠岐というより沖縄っぽい島です。
ちなみに、さっきの中ノ島にしたところで信号は1ヶ所しかないそうです。
隠岐は世界ジオパーク(つまり地質名所)にも登録されています。
今いる所が海底火山の外輪山、明日行くあの「西ノ島」が中央火口丘で、
まあ要するに阿蘇山の風景が海水に沈んだようなもんでしょうか。
隠岐牛だらけです。路上に進出していることもあります。
これまた癒される風景ではありますが、おかげで路上が牛糞だらけであり、
所によっては回避しようにも足の踏み場がないほどなのが難点です。
そんな所で何事があるというのか、パトカーも来てます。
すいません、ちょっと通りますよ・・・。
風景は爽快。ただし長い下りなので、汗はかかなくとも足腰に負担がきますね。
参加者のほとんどを占める熟練の高齢者ウォーカーたちは
専用装備と思しき服やら靴やらですが、私はあくまでも普段の恰好ですし。
あそこは観光名所のひとつ、「赤壁」と呼ばれる酸化した大断崖であります。
一旦コースを外れれば近くまで行くこともできるようですし、
港まで降りれば遊覧船もあるようですが、結局今回は遠景だけで見送り。
まぁ、このカメラじゃ近寄っても画角的に入りきらないしねぇ。
だいぶ標高は下がってきましたが、まだアップダウンは多く控えてます。
濁点や短い線から先に脱落していくもんなんでしょうか?
なぜか道端にこぢんまりとした童話的人形が並ぶ道路。
なぜか武田菱が校章である小学校。
というか600人ほどしかいない島人口には明らかに不相応な規模です。
タヌキの数の方が多いとガイドブックにも書いてあるのです。
有名な湧き水だそうです。
良く見るとこれもタヌキですね。小便小僧モードでなくてよかったです。
どう見ても歩行者用ではないのですが、あのループ橋を下るとゴールの港のはず。
土産物屋の屋根にまで鳥取の妖怪の魔の手が及んでいました。
ただし牛が泳いでいるのは妖怪ではなく、
しばしば草のある小島まで泳いで移動させるからなんだそうです。
ゴールです。焼き貝がもらえます。
カキだったような気がしますがよく覚えてません。写真も不鮮明だし・・・。
本来ここから遊覧船なども出ていますが時間がぎりぎり間に合わず、
しかも雨が降ってきたので、送迎車で早々に宿に撤収することに。
明日に備えましょう。
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