ゴールデン外出強化週間その3。飛石連休も後半戦ですね。
江戸川を埼玉県側に渡河中です。
千葉県野田市と埼玉県春日部市の間・・・と言っても広過ぎますが、
昔なら千葉県関宿町と埼玉県北葛飾郡庄和町の間ということになります。
東武野田線の線路から北に5、6kmというところでしょうか。
今日と明後日、伝統行事の大凧揚げ大会があるそうなのですよ。
えぇ、鯉のぼりではなく凧揚げ。
まぁ、正月に風の強い川原やなんかで凧揚げってのも寒いですから、
今頃の行事であっていいような気はしますね。
ちなみに大会の公式案内では、春日部市視点なせいか
東武伊勢崎線春日部駅からバスに乗れなどと書いてありますが、
千葉側からだと東武野田線川間駅からバスで関宿ターミナルに行くのが
安くて早いです。やや遅く本数は少ないですが、100円バスもあります。
しかも1日乗車券が200円というのが信じがたいですが、
どっちにしろ帰りは運動がてら、埼玉側の土手でも歩いて帰るつもりです。
しかし橋の千葉県側まで露店が集まっているとは商魂たくましい。
タコ焼きや唐揚げはあるんだし、
せっかくだから「タコ揚げ」なんてのはないのかな。
きっとビールが進むでしょう。
土手で自ら凧を揚げる人々。
駅が近くにないせいもあって、川原が中古車展示場のごとき様相です。
土手の向こう側には「初節句駐車場」なんてシャレた名称の区画もありました。
選挙カー?
あれがたぶん、普段凧が保管されている「大凧会館」。
来る時コンビニでゴルゴを買って電車で読んでいましたが、
露店ででも買ったばかりなのか、ちょうどゴルゴっぽい武装の少年が。
凧のヒモなどを狙撃しないで欲しいところです。
10万人集まるとかどこかで読んだ気もするのですが、そこまでではないです。
ある一線でスッパリ切れているのは、立入禁止区域なのでしょう。
小型テント張って長期戦の構えの人も結構います。
土手道の方もここで行き止まり。
スピーカーからは演歌調というか民謡調というか盆踊り調というか、
そんな感じの大会オリジナルソングが繰返してて洗脳されます。
遠くで、比較的小さめな凧が時々揚がります。
中学校の放送部ぐらいの技量レベルながら、放送のお姉さんが
「エッフェル塔より高く揚がりましたー!」
「凱旋門より高く揚がっていまーす!」
などと盛り上げます。お姉さんはフランス好きのようです。
ちなみにエッフェル塔は324mありますが、
実際はたぶん、5、60mぐらいしか揚がってないんじゃないかな・・・。
パリの凱旋門は50m。
あれらが小さめな凧ですね。企業の広告凧もあります。
赤(太陽)と緑(大地)の三角が、基本デザインなんだそうです。
最近は同人風の痛凧もあるらしいです。
人海戦術で凧を運ぶ人々。中学生ぐらいのグループ?
凧を曳くトラックも登場しましたが、風がやや弱いので待っているのか、
なかなか動きがありません。
数十分も手持無沙汰で待っている間、件のオリジナルソングと、
眼の前のオジサンの明らかなカツラが気になって仕方ありません。
凧にぶつからないか心配なぐらい近くを小型飛行機が飛んでいます。
いや、音が全然しないし随分ふらついてるから、多分グライダーですね。
対岸に飛行場があるようです。そっちを観に行く手もアリかな。
速くて良く判りませんが、鳥も川原を飛んでいます。
凧はなかなか揚がりませんが、イカなら
さっきの駐車場付近で揚がっています。
背景は筑波山。
なんとなく「青雲」のコマーシャルを思い出さなくもありません。
いつになるか判らないし、あの小さめの凧にでも近づいてみようかな。
土手はこれ以上進めませんが、土手の外側に降りれば行けます。
おぉ、あれが大凧のようです。
サイズ15×11m、重さ800kgと聞きますが、
1平米あたり5kgもあるとは思えないほど、柔らかそうに見えますね。
忍者が凧に乗って偵察、どころか空挺隊の5人か10人ぐらいは乗りそうです。
実際やったらすぐに撃ち落とされるか、風が弱まれば墜落するでしょうが。
沖縄で問題になった米軍通信施設みたいなこれは、
たぶん大凧を立てかけておくための支柱でしょう。
この「前進」凧はかなり長時間滞空していました。
あ、後方でさっきの大凧がついに揚がった模様です。
その名も「日本」!
「株価」とか「GDP」なんてのはないのかな。
ガンバレ日本コールで会場は沸き立っています。
・・・が、いまひとつ力強さがありません。すぐに高度が下がります。
放送で退避命令が発令されております。
☆日本は終了しました☆
またのお越しをお待ちしております。
代わりに、前進凧を支える人々の雄姿をご覧ください。
それじゃあ、すごく快適な土手道を南下して帰りましょうか。
周りが田んぼで見晴らしが良い上、
幅広型で緩い傾斜のスーパー堤防は、尾根線のハイキングのようですね。
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